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小栗 秀悟*; 黒田 康浩*; 加藤 陽*; 中田 量子*; 井上 慶純*; 伊藤 主税; 蓑輪 眞*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 757, p.33 - 39, 2014/09
被引用回数:48 パーセンタイル:95.65(Instruments & Instrumentation)商用原子力発電所において遠隔で原子炉の運転状態を監視することにより保障措置活動へ適用することを目標として、多数のプラスチックシンチレータから構成されるアレイ型の原子炉反ニュートリノ検出器を開発した。関電大飯発電所2号機(熱出力3.4GW)の炉心から36m離れた原子炉建屋外の地上部に1本10kgのプラスチックシンチレータ36本から構成されるアレイ検出器を設置して、原子炉運転時及び停止時を含む2月間にわたり、原子炉から発生する反電子ニュートリノの測定を行った。その結果、検出効率3.2%で反電子ニュートリノを測定でき、原子炉運転時と停止時の計数率の違いは22
11 events/dayであり、原子炉が運転中か停止中かを判断できることを示した。シンチレータを36本から100本へ増加することにより、測定精度を改善して5
の信頼度で原子炉の運転/停止が判断できる見通しである。
仲庭 哲津子*; 深田 はるみ*; 井上 達矢*; 合田 正貴*; 中井 良子*; 桐井 康行*; 安達 基泰; 玉田 太郎; 瀬川 新一*; 黒木 良太; et al.
Biochemistry, 51(42), p.8410 - 8421, 2012/10
被引用回数:20 パーセンタイル:44.21(Biochemistry & Molecular Biology)タンパク質キナーゼは、さまざまな疾病の治療のための創薬標的タンパク質となっている。C-Jun-N末端キナーゼ1(JNK1)に存在する遊離型システインの機能・安定性・構造への効果を調べるために、そのシステイン残基に系統的に変異導入を実施した。JNK1の3つ及び7つのシステインに変異導入したM3変異体とM7変異体は、大腸菌発現実験において、M0野生型JNK1よりも、それぞれ5及び2倍高く発現した。凝集の時間依存性を分析したSDS-PAGEの結果から、M3とM7は凝集しにくいことが示された。走査型熱量計で熱安定性を評価したところ、M0野生型JNK1, M3変異体及びM7変異体は、いずれも3状態で遷移し、熱変性することが示された。2.6
分解能の結晶構造解析の結果、M3変異体の構造は野生型と同等であった。以上より、(1)最も高く生産され、(2)凝集に対する安定性が改善され、(3)構造も野生型と同等であったM3変異体が、今後JNK1の構造と機能の関係を調べるために最も適した変異体であると結論した。
黒田 康浩*; 小栗 秀悟*; 加藤 陽*; 中田 量子*; 井上 慶純*; 伊藤 主税; 蓑輪 眞*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 690, p.41 - 47, 2012/10
被引用回数:39 パーセンタイル:91.99(Instruments & Instrumentation)プラスチックシンチレータを用いた新型の反電子ニュートリノ検出器を開発している。10cm
10cm
100cmの細長いシンチレータを積み重ねた小型のプロトタイプを試作し、バックグラウンドイベントの測定を行って検出器の無人運転に成功した。さらに、反電子ニュートリノと検出器構成物質との相互作用を計算するモンテカルロシミュレーションコードを開発して検出効率を評価し、開発目標のフルサイズ検出器では原子炉由来のニュートリノを有意に検出でき、そのフラックスとスペクトルを測定することにより原子炉の出力や燃料組成をモニタリングできる可能性が示された。
小野寺 直幸; 下川辺 隆史*; 井戸村 泰宏; 河村 拓馬; 長谷川 雄太; 伊奈 拓也; 稲垣 厚至*; 平野 洪賓*; 下瀬 健一*; 小田 僚子*; et al.
no journal, ,
GPUスーパーコンピュータ上において、メートル解像度の風況シミュレーションに観測データをリアルタイムに同化した、都市街区内の風況デジタルツインの実現を目指している。二年目である2023年度は高精度に局所の風況を再現するために、局所アンサンブル変換カルマンフィルタ(LETKF)に基づくデータ同化手法をCityLBMに適用した。外力を加えた二次元等方乱流のデータ同化数値実験における検証では、LETKFにおいて64個のアンサンブルを使用することで、基礎的なデータ同化手法であるナッジング法と比較して1/16の粗い観測点で同程度の精度が得られることを確認した。また、三次元角柱周りの流れのデータ同化数値実験においても、LETKFを適用することで、観測で得られた角柱後方に発生するカルマン渦の位相を高い精度で再現できることを確認した。以上より、物体を含む非定常な流れを観測データに同化できる見通しが立ち、風況デジタルツインの研究開発が前進した。
山野井 亮子*; 佐々木 修一*; 大澤 映二*; 楢本 洋*; 境 誠司; 小野田 忍; 大島 武
no journal, ,
ナノダイヤモンドコロイド分散水溶液に2MeVで1mAの電子線を直接照射し、ナノオニオンの作製に取り組んだ。電子線を照射した後、透過型電子線顕微鏡にて沈殿物を解析したところ、ナノダイヤモンドが完全にナノオニオンに変換されておらず、非結晶の炭素からなるコアと、それを取り囲むオニオン層が形成されていることが分かった。高エネルギー電子線によってダイヤモンド結晶が破壊され無定形化し、表面から内側に向かってオニオン状に黒鉛転移が進行したものと考えられる。この時点で粒子は凝集、沈降し転移は事実上中断されたものの、溶液照射時の撹拌が功を奏し、融合することなくオニオン前駆段階へ到達することに成功した。