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論文

医療用Ac-225製造に向けた海水中ラジウムの回収技術の研究

小栗 香里; 荒井 陽一; 渡部 創; 瀬古 典明*; 保科 宏行*

ソルト・サイエンス研究財団2024年度助成研究報告集(I 理工学編), p.269 - 278, 2026/03

医療用$$^{225}$$Acの安定した国内生産を目指し、原料となる$$^{226}$$Raを海水から効率良く、採取する技術を開発するため、様々な吸着材を合成しRaのアナログ元素であるBaを代替元素として評価した。その結果、1段階目にリン酸型(P)グラフト重合吸着材を用い、次いで吸着したBaを含む数種の元素を溶出させた酸溶液を、TEHDGA/SiO$$_{2}$$-P充填カラムに通液することでBaのみを分離できることを見いだした。これにより、海水中のRaを資源利用できる見込みが得られた。

論文

医療用トレーサ$$^{225}$$Ac製造のためのRa回収技術の開発

小栗 香里; 渡部 創; 荒井 陽一; 白崎 謙次*; 中瀬 正彦*

令和5年度東北大学金属材料研究所研究部共同研究報告(インターネット), p.D14 - D17, 2025/02

医療用RIトレーサとして注目されている$$^{225}$$Ac(T1/2=10 d)を製造するための原料である$$^{226}$$Raは希少であり、世界的にも$$^{226}$$Raの需要が増加傾向にある。$$^{226}$$Raへの高速中性子照射によって、効率的に$$^{225}$$Acを得る見通しは立っているものの、照射ターゲットである$$^{226}$$Raの確保が課題となっており、早期の解決が求められている。そこで、$$^{226}$$Raの供給源として、天然土壌に存在する$$^{226}$$Raに着目した。それらに含まれる微量な$$^{226}$$Raを効率的に回収、精製することが出来れば、回収・精製プロセスをスケールアップすることで、枯渇することのない$$^{226}$$Ra供給源を確保できる。本研究では土壌中に存在するRaの状態をBaの吸着構造から推定し、粗回収する手法を検討した。Raの土壌における吸着状態を解明するために、Raのアナログ元素のであり、Raと共存している可能性が高いBaと$$^{232}$$Thの娘核種であり、ラドンなどの$$alpha$$線放出核種を生成しない同位体核種$$^{228}$$Raを対象に、土壌の主成分で含有率が高く、Raの吸着が報告されているMn酸化物と粘土鉱物(モンモリロナイト、ベントナイト)に注目し吸着試験を実施した。また、Baが吸着した金属酸化物について、広域X線吸収微細構造(EXAFS)の測定を実施した。細構造(EXAFS)の測定を実施した。

論文

Characterization of mineral composition using PIXE and EXAFS analyses to elucidate the Barium adsorption mechanism

小栗 香里; 羽倉 尚人*; 山口 瑛子; 奥村 雅彦; 松浦 治明*; 綱嶋 康倫; 青木 勝巳; 荒井 陽一; 渡部 創

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 556, p.165516_1 - 165516_8, 2024/11

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Instruments & Instrumentation)

人形峠は日本で操業されたウラン鉱山であり、鉱山の地下水にはウラン(U)、ラジウム(Ra)などの各種放射性元素が微量ながら依然として存在し、その挙動は十分に解明されていない。金属イオンと鉱さい中の土壌・粘土鉱物との相互作用により、金属の化学的形態や組成が変化したり、鉱物に金属が吸着したりすると考えられる。また、吸着により、地下水に流れ出た放射性元素は土壌中を移動する間に吸着し保持される。このような粘土鉱物との相互作用は金属漏出の予測に重要であるため、系内の種分化には基本的な化学相互作用の検証が必要である。本研究では、スラグ堆積物の土壌中の金属酸化物と粘土鉱物の組成を調査し、さまざまなイオンの吸着構造の系統性を調べた。スラグ・土壌に含まれる鉱物の組成や化学形態を特定することは、安全性評価や周辺環境への影響評価に有用な情報を提供する。金属(水)酸化物や一部の粘土鉱物に含まれる局所構造を解明するために、拡張X線吸収微細構造(EXAFS)解析を実施し、粒子誘起X線放出(PIXE)による各元素の定量分析を実施した。

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