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三星 夏海; 長谷 竹晃; 小菅 義広*; 鈴木 梨沙; 岡田 豊史
第44回日本核物質管理学会年次大会会議論文集(インターネット), 4 Pages, 2023/11
中性子計測による燃料デブリ中の核燃料物質定量において、性状によって変化する中性子漏れ増倍率の評価が課題の一つである。本試験では、中性子吸収材等をMOX試料の周囲に配置し、燃料デブリを模擬した試料を中性子測定装置にて測定した結果、DDSI(Differential Die-away Self-Interrogation)法は、中性子漏れ増倍率の評価に有効であることを明らかにした。
岡田 豊史; 柴沼 智博; 本田 文弥; 米野 憲; 菊野 浩
no journal, ,
MOX中のプルトニウムは、分離精製からの時間経過に伴いPuの崩壊によりAmが生成するため、その取扱いにおいてはAmが放出する約60keVの低エネルギーのガンマ線に対する遮蔽対策が重要となる。また、Amを含むMOXの線量率の測定データは貴重なデータとなる。本研究ではAmを含有するMOXを線源とし、遮蔽材の厚さと測定距離を変化させてガンマ線の線量率を測定した。また解析コードを用いて解析・検証を行い、遮蔽材の遮蔽性能を解析コードで評価できることを確認した。
岡田 豊史; 堀井 雄太; 坪田 陽一; 米野 憲; 菊野 浩
no journal, ,
本研究では、Puの崩壊に伴い生成したAmを含有するMOX及びPuOを線源としたガンマ線線量率を測定し、その結果を利用し、遮蔽材の遮蔽性能を考慮した作業員の被ばく線量を、遮蔽解析コードで精度良く評価することを目的とする。線量率の測定に用いたMOXは気密構造のグローブボックス内で取り扱われるため散乱線の影響が大きく、また、近隣の設備の影響からバックグラウンドが高い測定環境であり、これが実測値と解析コードによる計算値に差が生じる一因となっていた。このため、測定方法を改善(線源の配置見直し、シャドーシールド法による散乱線の除去)し、従来の評価に比べ実測値と計算値(解析コード: ANISN)の差が小さい測定データを取得することができた。更に、同測定値を用いて、放射線挙動を模擬するモンテカルロ計算コードPHITSによる解析でも同様の評価ができることを確認し、PHITS導入の見通しを得た。