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須山 賢也; 村崎 穣; 奥田 泰久*
Annals of Nuclear Energy, 34(5), p.417 - 423, 2007/05
被引用回数:1 パーセンタイル:11.31(Nuclear Science & Technology)使用済燃料の長期間の貯蔵は、日本における核燃料サイクルの一つのオプションとなった。このような施設では臨界安全性が担保されねばならないが、一般的に、中性子増倍率を低下させるために集合体間の間隔を広くとることが考えられていた。しかしながら、核分裂性物質を多く含む領域間の中性子相互作用を低下させるという観点からは、そのために燃料集合体を軸方向に交互にずらすことも可能である。本研究では使用済燃料の交互軸方向ずらしによる中性子増倍率低減の可能性を示す。使用済燃料軸方向交互ずらし(A3S)法、すなわち、燃料集合体を水平方向ではなく軸方向に交互にずらす方法の効果を示すために臨界計算を行った。PWR及びBWR燃料それぞれに対して、A3S法を適用することで通常の燃料配置よりも小さな中性子増倍率を得ることができた。使用済燃料の臨界安全評価で重要な端部効果についても、A3S法でそれを低減させることが確認された。本研究の結果は、使用済燃料貯蔵施設の効果的な運用を目的とした中性子増倍率と端部効果を低減するために、使用済燃料配置の変更によって臨界安全性設計を最適化させることが可能であることを示している。
奥野 浩; 須山 賢也; 奥田 泰久*; 吉山 弘*; 三好 慶典
Proceedings of 8th International Conference on Nuclear Criticality Safety (ICNC 2007), p.140 - 143, 2007/05
原子力委員会新計画策定会議技術検討小委員会において直接処分に使用するキャニスタ(処分容器)の構造材又は燃料収納部が流出するシナリオでの予備的臨界評価が実施され、キャニスタ等の形状が変化しない場合の臨界安全評価は課題とされた。このため、(1)PWR用UO燃料(初期濃縮度4.1wt%)使用済燃料4体収納キャニスタ及び(2)PWR用MOX燃料(初期富化度10wt%)使用済燃料4体収納キャニスタを燃料集合体の崩落がないとして1000年間地中に貯蔵する場合の予備的な臨界安全評価を行った。「燃焼度クレジット導入ガイド原案」に基本的に基づいて選択したアクチニド10核種の組成をSWATコードシステムで算出し、その組成に基づきMVPコードで臨界計算したところ、中性子増倍率が0.9を下回る結果を得た。今後考慮すべき事項を最後にまとめた。