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鵜飼 重治; 大里 行弘*; 吽野 一郎
PNC TN9410 86-134VOL2, 105 Pages, 1986/01
Vol.1では、Rapsodie PNC-4(2)、(3)照射燃料ピンの照射後試験結果の要約を記した。本報はK09ピンとK07ピンについて、下記の詳細データを集録したものである。光学顕微鏡による燃料組織観察結果、X線マイクロアナライザによる燃料内及びギャップ部の元素分析結果、イオンマイクロアナライザによる燃料内及びギャップ部の質量分析結果
鵜飼 重治; 大里 行弘*; 吽野 一郎; 杉山 忠夫*; 櫛田 直也; 柴原 格
PNC TN9410 86-134VOL1, 70 Pages, 1986/01
Rapsodie PNC-4(2)(3)は、「もんじゅ」燃料の高燃焼度確性照射試験として実施された。照射した燃料ピンのうちK09ピンは現在動燃の有する最高燃焼度ピンであり、「もんじゅ」の目標燃焼度をほぼ達成している。K09ピンの金相試験はすでに仏国で一部実施済であり、その健全性は確認されているが今回中燃焼度のK07ピンを含め、燃料の照射挙動を詳細に把握するため、燃料組織観察と元素分析を実施した。K09ピンとK07ピンのピーク燃焼度とピーク中性子照射量はそれぞれ128,000MWD/MTM、1.2610E23(E0.1MeV)及び79,000MWD/MTM、7.2510E22(E0.1MeV)である。本試験により以下の結果が得られた。(1)K07ピンの燃料カラム中心部では燃料ペレットと被覆管のギャップは存在せず、照射中は軸方向全域で燃料と被覆管が接触し機械的相互作用(PCMI)が発生していたと考えられる。一方K09ピンでは2.3%のピン径増加が認められ、被覆管のスエリングに起因してギャップ幅は60mにまで再オープンしていた。(2)K09ピンとK07ピンの最大被覆管肉厚減少量はそれぞれ53mと75mであった。高燃焼度で内面腐食量は飽和することが再確認された。(3)被覆管内面腐食部の反応層のうち、燃料側に存在するFe-Ni層と被覆管側に存在するCr-Mn-FP層はそれぞれ金属相と酸化物相であることが、イオンマイクロアナライザによる酸素分析により確認された。(4)中心空孔近傍では、Pu濃度は製造時の20.3wt%から27wt%程度に増加している。(5)燃料内の析出物として灰色層と金属析出物がある。灰色相にはBa-Zr系、Ba-Ce系の化合物が存在する。(6)ペレット内の保持Xe濃度分布と燃料組織は明瞭な対応を示し、光学顕微鏡で観察される黒色リングはFPガスの放出開始領域であることが判明した。柱状晶、等軸晶各領域のXe濃度は検出限界以下であった。
前田 宏治; 佐々木 新治; 大里 行弘*; 小沼 康博*; 額賀 貞芳*
no journal, ,
Puスポット塊(径500m)を添加した燃料ペレットを装荷した燃料ピンを「常陽」MK-IIにおいて約70GWd/Tまで照射した。燃料ピンの照射後試験により、その照射挙動を調査した結果を報告する。
佐々木 新治; 前田 宏治; 大里 行弘*; 小沼 康博*; 額賀 貞芳*
no journal, ,
高速実験炉「常陽」MK-III炉心において、燃料被覆管に人工の欠陥を設けた模擬破損燃料ピンを照射し、照射後試験を実施した。金相試験及びEPMA分析の結果、ナトリウムはクラック部及び空隙部に存在していることが確認された。
前田 宏治; 佐々木 新治; 加藤 正人; 木原 義之; 大里 行弘*; 小沼 康博*; 額賀 貞芳*
no journal, ,
高速実験炉「常陽」で短期(10分間)照射されたMA含有MOX燃料(Np/Am-MOX燃料)ピンについて、照射後金相試験を実施した。ここでは組織変化及びMAの元素分析結果について報告する。
前田 宏治; 佐々木 新治; 加藤 正人; 木原 義之; 大里 行弘*; 小沼 康博*; 額賀 貞芳*
no journal, ,
FBRサイクル実用化研究開発では、アメリシウム(Am),ネプツニウム(Np)などのマイナーアクチニド(MA)が含有するMOX燃料の照射試験計画(Am-1)を進めている。短期照射試験のうちNp/Am-MOX燃料ピンの10分間照射試験の結果は既に報告した。残りの24時間照射試験が終了し、燃料O/M比の異なるNp/Am-MOX燃料ピンの破壊試験を実施し、組織変化及びMA再分布挙動を把握したので報告する。
前田 宏治; 佐々木 新治; 関根 隆; 大里 行弘*; 小沼 康博*; 額賀 貞芳*
no journal, ,
「常陽」MK-IIIの照射性能確認の一環として、炉内全体の出力・中性子束分布を測定する計画が進められており、さまざまな炉心構成要素(核特性測定用集合体)に装填されたドシメータが照射終了し測定が行われている。この計画に供された内側及び外側炉心燃料集合体は、炉心第1列から第5列まで隣接して装荷されており、これらの炉心燃料から選定した燃料要素の破壊試験を実施して、高線出力の環境で使用された内側及び外側炉心燃料の組織変化及びPu再分布挙動を把握したので報告する。
佐々木 新治; 前田 宏治; 曽我 知則; 大里 行弘*; 小沼 康博*; 額賀 貞芳*
no journal, ,
高速炉における制御棒の長寿命化のため、Naボンド型の制御棒を開発し、常陽にて照射した。照射した制御要素の金相試験を実施した結果、燃焼度が最も高いスタック下部の試料においてはシュラウド管はクラックが入っているが、ペレットリロケーションは抑制されており、シュラウド管と被覆管のギャップは、ほぼ等方的に閉塞していることから、シュラウド管によりペレットリロケーションによるオーバリティが抑制されていることを確認した。
前田 宏治; 佐々木 新治; 勝山 幸三; 堂野前 貴子; 大里 行弘*; 小沼 康博*; 額賀 貞芳*
no journal, ,
マイナーアクチニド(MA)を含有する高速炉MOX燃料の実用化には、その熱的性能を照射試験によって実証するだけでなく、燃料溶融に対する裕度を精度よく評価しておくことが重要である。本報告では、高速実験炉「常陽」の短期-高線出力照射試験に供された4本の低密度Am-MOX燃料ピンの非破壊試験後、燃料組織観察を実施した結果について報告する。