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湯木 俊次*; 荒木 智史*; 鈴木 崇紀*; 大菅 俊郎*; 片山 孝一*; 長谷 純宏; 横田 裕一郎
JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 85, 2008/03
シンビジウムは、ファレノプシスやデンドロビウムとともに、我が国で最も重要なラン科園芸植物の一つとなっている。石原産業では、シンビジウムとシュンランの交配により育種された数種の小形シンビジウムを導入し、生産・販売することを検討している。本研究では、イオンビーム育種の本花卉への適用の検討を始めた。2種の小形シンビジウムともに、1Gy以上の炭素イオン照射で、明確な線量依存的な生育抑制が観察された。また、再分化率に関しては、8Gyまではわずかな低下のみだったが、16Gy以上で大きく低下した。感受性検定試験の結果から、変異誘発のための照射線量は16Gy未満が適当と推定された。そこで、3種の小形シンビジウムのPLBに対して、12Gy以下の10段階の線量で照射を実施した。今後、これらの照射サンプルから再分化した個体を開花期まで栽培し、優良品種の選抜を試みる予定である。