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森下 祐樹; 宮村 浩子; 佐藤 優樹; 大浦 正利*
Radiation Measurements, 171, p.107064_1 - 107064_7, 2024/02
被引用回数:0アルファおよびベータ汚染位置の検出は、核施設の除染にとって重要である。廃炉現場の高線量率環境では、作業員による直接の汚染測定は困難である。そこで、新しいシンチレータベースの検出器を用いた遠隔自動汚染測定システムを開発した。50mm厚さ100mのYAlO(Ce)(YAP:Ce)シンチレータにフラットパネル型マルチアノード光電子増倍管を結合させた。検出器はロボットの下部に下向きに設置された。エネルギー測定機能があり、エネルギー測定によりアルファ粒子とベータ粒子およびRnアルファ粒子を識別できる。エネルギー情報を使用すると、アルファ粒子とベータ粒子を同時に識別し、マッピングすることができる。さらに、ゆっくりと動くロボットを使用すると、1回の測定で統計的に十分なカウントを取得できるため、アルファ粒子のみを使用して表面汚染密度を評価できる。遠隔自動汚染測定システムは、作業員が立ち入ることができない環境における汚染分布の可視化に役立つ。
森下 祐樹; 高崎 浩司; 北山 佳治; 田川 明広; 柴田 卓弥; 星 勝也; 金子 純一*; 樋口 幹雄*; 大浦 正利*
Radiation Measurements, 160, p.106896_1 - 106896_10, 2023/01
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)福島第一原子力発電所のアルファおよびベータ汚染をリアルタイム弁別測定するためのPhoswichアルファ/ベータ検出器を開発した。検出器は、アルファ線とベータ線を検出する2層のシンチレータ(プラスチックシンチレータ及びGPSシンチレータ)で構成した。パルス波形弁別(PSD)法を使用して、高ベータ線および高ガンマ線環境でアルファ線をリアルタイムを弁別測定できた。さらに、この検出器は、最大9.0mSv/hのバックグラウンド線量下でアルファ線を識別することができた。
鷹野 正利*; 橘 孝博*; 小浦 寛之
no journal, ,
宇宙における、鉄核より重い超重元素の合成について、核データの観点から論ずる。超重元素合成反応の記述に必要な核データとして、原子核質量,崩壊半減期,各種核反応率等があり、それらの不定性は超重元素存在比の予測に影響を及ぼす。特にr過程の場合、その中間段階においてほとんどが未発見の中性子過剰核(r過程経路核)が作られる。そのため、r過程元素存在比の数値シミュレーションには、未知核に対する各種データ理論値が用いられる。それらの中で、特に質量予測値(原子質量公式)の不定性がr過程元素存在比に及ぼす影響は大きい。本発表では、用いる質量公式と数値シミュレーションとの関係について調べ、その依存性について示す。また、陽子数114,中性子数184のいわゆる二重魔法数超重核がr過程元素合成で生成される理論的可能性について示し、宇宙線中の超重元素観測で見いだされる可能性について議論する。