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Queiser, M.*; Vogt, A.*; Seidlitz, M.*; Reiter, P.*; 富樫 智章*; 清水 則孝*; 宇都野 穣; 大塚 孝治*; 本間 道雄*; Petkov, P.*; et al.
Physical Review C, 96(4), p.044313_1 - 044313_13, 2017/10
被引用回数:5 パーセンタイル:41.41(Physics, Nuclear)ケルン大学のタンデム加速器にてZnの励起状態を核融合反応および核子移行反応によって生成し、そのいくつかの脱励起線を放出する寿命を測定した。そこから電磁遷移強度を得た。殻内の配位が主である負パリティ状態間の遷移に加え、殻から殻へ中性子が励起した配位をもつ正パリティ間の遷移強度を得ることにも成功した。これらの正パリティ状態は、以前はオブレート変形しているとも考えられていたが、実験で得られた遷移強度を大規模殻模型計算の結果と比較することによって、プロレート変形を持つことが明らかとなった。
Petkov, P.*; 竹田 敏一*; 森 貴正
Annals of Nuclear Energy, 26(10), p.935 - 942, 1999/00
キャラクターリスティックス法に基づく2次元中性子輸送計算コードMARIKOの線源項(散乱源等)の2つの取り扱い法:(1)一様分布近似、(2)線形分布近似の精度の検証を、いくつかのベンチマーク問題を対象として、高精度モンテカルロ計算コードGMVPと比較することによって行った。対象とした問題は、Kavenokyによる2つの1群固定源問題と4つの6群NEACRP固有値問題である。さらに、新たに6群の六方格子形状固定源問題を提案した。ベンチマーク計算の結果、強い吸収材のために中性子束空間分布の傾きが大きい場合には、一様分布近似では詳細な空間変数の離散化が必要となった。一方、線形分布近似では、その精度は計算体系の複雑さには依存せず、高精度の計算が低計算コストで可能であることが明らかになった。