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Rouillard, F.*; 古川 智弘
Corrosion Science, 105, p.120 - 132, 2016/04
被引用回数:80 パーセンタイル:96.9(Materials Science, Multidisciplinary)9-12Crフェライト・マルテンサイト系鋼を対象に、1-250barの圧力条件下の高温CO中にて最長8000時間の腐食研究を実施した。その結果、ブレークアウェイ酸化と呼称される腐食挙動は観察されなかった。9Cr鋼は、12Cr鋼に比較して高い酸化成長挙動および浸炭が生じていた。CO圧力が増加した場合においても高温酸化成長挙動はほとんど変化しなかったにも関わらず、浸炭速度は増加する傾向を示した。2種の12Cr鋼は異なった腐食形態を示し、その影響として、ガスの構成、鋼中微量元素または試験片最終表面処理の影響が考えられた。本研究では酸化と浸炭を考慮した腐食メカニズムを提案する。
古川 智弘; Rouillard, F.*
Progress in Nuclear Energy, 82, p.136 - 141, 2015/07
被引用回数:32 パーセンタイル:95.35(Nuclear Science & Technology)ナトリウム冷却高速炉の蒸気発生器に代えて超臨界COガスタービンシステムを適用することが検討されている。このシステムの一つの課題として、高温における超臨界CO中での構造材料の腐食があげられている。著者らは、これまでに高クロムマルテンサイト鋼及びステンレス鋼を対象に、大気圧から最大25MPaのCO中にて材料腐食試験を実施し、本システムの基本設計用の暫定腐食しろ(腐食評価式)を提案してきた。本研究では、初めにわれわれが取得した最も長時間となる8010時間浸漬材を対象とした金属組織観察の結果について報告する。そのうえで、超臨界COガスタービンシステムの設計用腐食評価の観点から、材料表面に形成された酸化層の成長挙動について報告する。