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論文

Polymerization, self-bridging, and degradation of acryloyl- and methacryloyl-L-proline methyl esters induced by radiation and characteristics of gel swelling

吉田 勝; Safranj, A.; 大道 英樹; 片貝 良一*

Macromolecules, 29(6), p.2321 - 2323, 1996/00

 被引用回数:41 パーセンタイル:82.12(Polymer Science)

外部環境からの刺激に応答するインテリジェント材料の創製研究の一環として、放射線プロセスにより側鎖にL-プロリンメチルエステルをもつ高分子ゲルを合成し、ゲルの体積相転移に及ぼす架橋の効果を検討した。その結果、アクリロイル-L-プロリンメチルエステル(A-ProOMe)をモノマーとした場合、60%の架橋度を得るには、10kGyの$$gamma$$線照射を必要とするのに対し、メタクリロイル-L-プロリンメチルエステル(MA-ProOMe)では320kGyの照射が必要であった。次に、0$$^{circ}$$Cと40$$^{circ}$$Cとの間での体積変化比を比較したところ、A-ProOMeゲルが20、MA-ProOMeが700となった。この違いは、両者の架橋構造の違いによるものと考えられる。

論文

Novel thin film with cylindrical nanopores that open and close depending on temperature: First successful synthesis

吉田 勝; 浅野 雅春; Safranj, A.; 大道 英樹; Spohr, R.*; Vetter, J.*; 片貝 良一*

Macromolecules, 29(27), p.8987 - 8989, 1996/00

 被引用回数:53 パーセンタイル:87.4(Polymer Science)

円筒状の貫通孔をもつイオン穿孔膜にアクリロイル-L-プロリンメチルエステル(A-ProOMe)を放射線グラフトし、温度変化に追従して孔が開閉する温度応答性多孔膜を合成した。A-ProOMeに基づくゲル層は14$$^{circ}$$Cで体積相転移を起こすため、これ以下の温度で膨潤、逆にこれ以上の温度で収縮する。原子間力顕微鏡による観察から、16$$^{circ}$$Cで処理した温度応答性多孔膜は、円筒状のイオン穿孔(1.3$$mu$$m径)とその表面に被覆された0.3$$mu$$mの厚さからなるグラフトゲル層からなることが分かった。この場合、0.7$$mu$$m径の円筒状の貫通孔が得られた。対称的に、12$$^{circ}$$Cではグラフトゲル層が膨潤するため、孔が完全に閉じた。この温度応答性多孔膜の性能は、p-ニトロフェノールの透過からも調べた。

論文

Pulsed NMR study of radiation polymerization and crosslinking of n-isopropylacrylamide

Safranj, A.; 吉田 勝; 大道 英樹; 片貝 良一*

Radiation Physics and Chemistry, 46(4-6), p.987 - 990, 1995/09

 被引用回数:11 パーセンタイル:71.9(Chemistry, Physical)

N-イソプロピルアクリルアミド(NIPAAm)を水の存在下で放射線重合させた時、自己架橋型のポリマーゲルが形成してくることを見い出した。この架橋構造をパルスNMRから得られるT$$_{2}$$ spin-spin緩和時間曲線を用いて検討した。低分子で自由度の大きなポリマーの場合、T$$_{2}$$は秒のオーダーであるが、架橋ポリマー或いは高い結晶性をもつポリマーでは、この値はmsec$$sim$$$$mu$$secのオーダーにまで減少する。NIPAAmモノマーの指数関数的な減衰曲線(T$$_{2L}$$)は1秒のオーダーであった。0.03$$sim$$0.1kGyの照射範囲におけるT$$_{2L}$$は100msecまで減少した。別途行ったゲル率の値から、この範囲で得られるポリマーは直鎖状からなることがわかっている。しかし、照射線量が、0.1kGy以上になると、NMRの曲線は2つの成分、すなわち、直鎖状ポリマー(T$$_{2L}$$)と架橋ポリマー(T$$_{2S}$$)に分離した。この架橋ポリマー成分の出現は、ゲル率の測定から得られた結果とよく一致した。

論文

Functional polymeric microspheres for the detection of anti-NANP antibodies in falciparum malaria patients

Safranj, A.; 狩野 繁之*; 吉田 勝; 大道 英樹; 片貝 良一*; 鈴木 守*

Jpn. J. Parasitol., 44(2), p.170 - 173, 1995/04

新規の免疫診断技術を放射線利用により開発するため、マラリア抗体の一部をなす4つのアミノ酸をもとにメタクリロイル-L-アスパラギニル-L-アラニル-L-アルパラギニル-L-プロリンメチルエステルを合成し、その放射線分散重合によりポリマー粒子を合成した。この粒子とマラリア急性期患者の血清を反応させ、さらに標識された抗ヒトIgGを反応させた。粒子の断層を共焦点レーザー走査顕微鏡で観察し、マラリア急性期患者の血清と反応させた粒子に特異的な強い蛍光像が認められた。これより、上述の4つのアミノ酸を固定化するだけで、ポリマー粒子表面が抗体として働くことが示唆された。

論文

Radiation polymerization and crosslinking of $$N$$-isopropylacrylamide in aqueous solution and in solid state

Safranj, A.; 長岡 範安*; 吉田 勝; 久保田 仁*; 大道 英樹; 片貝 良一*

JAERI-Conf 95-003, p.434 - 438, 1995/03

$$N$$-イソプロピルアクリルアミド(NIPAAm)を固相および水溶液系で放射線重合させた場合、重合過程で架橋ポリマーが形成されてくることを見出し、この架橋メカニズムをパルスNMRを用いて検討すると同時に、得られたポリマーゲルの温度応答機能に関しても調べた。固相重合系の場合、重合は、1kGy照射で比較したとき、40$$^{circ}$$C付近から始まり、モノマーの融点(62$$^{circ}$$C)付近で最大(100%)に達した。一方、ゲルは、水の存在下でNIPAAmを照射した時に形成されることがわかった。32$$^{circ}$$C付近に体積相転移をもつこのゲルの体積変化は、50kGy照射付近で極小値を与えた。パルスNMRの実験データから、NIPAAmゲルの架橋構造は3段階からなることがわかった。すなわち、それらは、50kG以下の領域でのtree状構造、50kGy付近でのladder状構造、50kGy以上の領域でのbroken-ladder状構造からなる。

論文

Functional polymeric microspheres synthesized by radiation polymerization

Safranj, A.; 狩野 繁之*; 吉田 勝; 大道 英樹; 片貝 良一*; 鈴木 守*

Radiation Physics and Chemistry, 46(2), p.203 - 206, 1995/00

 被引用回数:19 パーセンタイル:84.39(Chemistry, Physical)

4種類のアミノ酸を含有するモノマー、メタクリロイル-L-アスパラギニル-L-アラニル-L-アスパラギニル-L-プロリンメチルエステルを合成し、その放射線分散重合によりポリマー微粒子を合成した。この粒子にマラリア急性期患者の血清を反応させ、さらに標識されたヒトガンマグロブリン(IgG)を反応させ共焦点レーザー走査顕微鏡で観察したところ、粒子表面に特異的な強い蛍光像が認められた。これは、マラリアの抗体となる4種類のアミノ酸の組み合せが、血清との反応により抗原・抗体反応を示したためと考えられ、この手法によりマラリアの免疫診断を簡便に行えることが実証された。

論文

Interaction of surfactants with poly(acryloyl-L-proline methyl ester) gel and its statistical moment analysis

吉田 勝; Safranj, A.; 大道 英樹; 宮嶋 勝春*; 片貝 良一*

Radiation Physics and Chemistry, 46(2), p.181 - 183, 1995/00

 被引用回数:6 パーセンタイル:54.93(Chemistry, Physical)

側鎖にL-プロリンメチルエステルをもつメタクリロイルモノマー(MA-ProOMe)及びアクリロイルモノマー(A-ProOMe)を合成し、放射線照射により架橋重合させたバイオポリマーゲルを調整し、架橋特性とゲルの体積相転移の関係を検討した。A-ProOMeの場合、20%モノマー水溶液系を用いて、60%の架橋度をもつゲルを得るためには10kGyの$$gamma$$線の照射を必要としたが、MA-ProOMeでは320kGyの照射が必要であった。この場合、いずれのゲルも低温臨界溶液温度(LCST)である14$$^{circ}$$C付近で体積相転移を伴うことが分った。また、照射温度を関数とした場合、LCST以下の温度で照射して得られたゲルは表面に硬い膜が形成され、LCSTよりも高い温度で照射した時には表面膜の形成が観察されなかった。このゲル系をコンタクトレンズ素材あるいは医用材料として応用することについても検討した。

論文

Effect of surfactants on the volume phase transition of cross-linked poly(acryloyl-L-proline alkyl esters)

Safranj, A.; 吉田 勝; 大道 英樹; 片貝 良一*

Langmuir, 10(9), p.2954 - 2959, 1994/00

 被引用回数:19 パーセンタイル:69.41(Chemistry, Multidisciplinary)

ポリアクリロイル-L-プロリンアルキルエステルゲル(A-ProOR:Rはメチル、エチル、プロピル)の体積相転移におよぼす各種界面活性剤の添加効果を検討した。アニオン性はカチオン性の界面活性剤の場合、体積相転移温度は界面活性剤の濃度とともに高温側に移行した。両イオン性界面活性剤の場合、体積相転移温度は移行しなかったが、低温臨界溶液温度(LCST)をはさんだ異なった温度の間での体積変化率は界面活性剤の導入によって、よりシャープになった。一方、非イオン性界面活性剤は体積相転移現象に対して何ら影響をおよぼさなかった。

論文

Surfactant effect on the inverse volume phase transition of a polymer with amino acid side chains

Safranj, A.; 吉田 勝; 大道 英樹; 片貝 良一*

Langmuir, 9(12), p.3338 - 3340, 1993/00

 被引用回数:21 パーセンタイル:89.94(Chemistry, Multidisciplinary)

インテリジェント材料創製の一環として、ポリアクリロイル-L-プロリンアルキルエステルを合成し、水系および界面活性剤を含む水系での体積相転移挙動を調べた。体積相転移温度はアルキル基のサイズが大きくなるほど低温側に移行する傾向を示した。また、ドデシル硫酸ナトリウム界面活性剤を含む水系での結果から、ポリアクリロイル-L-プロリンプロピルエステルの相転移温度が純水系では-12$$^{circ}$$C付近に存在するものと推定することができた。

論文

Synthesis of poly(N-isopropylacrylamide) hydrogels by radiation polymerization and cross-linking

長岡 範安*; Safranj, A.; 吉田 勝; 大道 英樹; 久保田 仁*; 片貝 良一*

Macromolecules, 26(26), p.7386 - 7388, 1993/00

 被引用回数:79 パーセンタイル:96.52(Polymer Science)

インテリジェント材料の合成を目的として、水の存在下でN-イソプロピルアクリルアミドを放射線重合させたところ、その重合過程で架橋したポリマーゲルが生成された。この架橋ゲルの生成に必要な照射線量は、10%(w/w)モノマー水溶液系の場合、約71Gyであった。ゲルの温度応答性を調べたところ、30$$^{circ}$$C付近で典型的な低温膨潤-高温収縮の体積相転移を示した。しかし、そのパターンは照射線量により著しく異なることから、50kGy以下の線量ではトリー型の架橋ポリマーが生成し、50kGyになるとはしご型に変わったのち、それ以上の線量では一部が分解したはしご型のポリマーになっていることが考えられる。

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