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論文

Key factors controlling radiocesium sorption and fixation in river sediments around the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant, 1; Insights from sediment properties and radiocesium distributions

舘 幸男; 佐藤 智文*; 赤木 洋介*; 川村 淳*; 中根 秀二*; 寺島 元基; 藤原 健壮; 飯島 和毅

Science of the Total Environment, 724, p.138098_1 - 138098_11, 2020/07

 被引用回数:13 パーセンタイル:57.17(Environmental Sciences)

福島第一原子力発電所周辺の河川流域における放射性Csの環境動態評価に資するため、汚染レベルが高い請戸川と小高川から採取された河川堆積物の特性を、放射性Csの収着と固定を支配する粒径サイズ, 粘土鉱物, 有機物に着目して評価した。

論文

Key factors controlling radiocesium sorption and fixation in river sediments around the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant, 2; Sorption and fixation behaviors and their relationship to sediment properties

舘 幸男; 佐藤 智文*; 武田 智津子*; 石寺 孝充; 藤原 健壮; 飯島 和毅

Science of the Total Environment, 724, p.138097_1 - 138097_10, 2020/07

 被引用回数:9 パーセンタイル:43.42(Environmental Sciences)

福島第一原子力発電所周辺の河川流域における放射性Csの環境動態評価に資するため、汚染レベルが高い請戸川と小高川から採取された河川堆積物に対するCsの収着・固定挙動を、放射性Csの収着と固定メカニズムと、Cs濃度や、粘土鉱物や有機物といった堆積物特性との関係に着目して評価した。

論文

Observation of a $$Xi$$ bound state in the $$^{12}$$C$$(K^-, K^+)$$ reaction at 1.8 GeV/$$c$$

永江 知文*; 江川 弘行; 長谷川 勝一; 早川 修平; 細見 健二; 市川 裕大; 今井 憲一; 金原 慎二; 七村 拓野*; 成木 恵; et al.

AIP Conference Proceedings 2130, p.020015_1 - 020015_9, 2019/07

 被引用回数:12 パーセンタイル:98.33(Physics, Nuclear)

For the full understanding of baryon-baryon interactions in flavor $$SU(3)$$, the $$Xi N$$ interaction is the last missing piece of information. So far, we have revealed the $$Lambda N$$ interaction to be attractive ($$U_{Lambda} cong 30$$ MeV), and $$Sigma N$$ interaction to be repulsive in the medium to heavy mass-number region. The $$Lambda Lambda$$ bonding energy is weakly attractive. While we have a few experimental observations suggesting the $$Xi N$$ interaction would be attractive, there still exist large theoretical ambiguities weather it is attractive or not. Experimental determinations on the existence of bound states of $$Xi$$ hypernuclei by observing bound-state peaks are strongly awaited. In this report, a new preliminary result on the missing-mass spectrum of a $$^{12}$$C$$(K^-, K^+)$$ reaction, which strongly suggests the existence of $$Xi$$-hypernuclear bound states, is presented.

論文

A 3 MeV linac for development of accelerator components at J-PARC

近藤 恭弘; 浅野 博之*; 千代 悦司; 平野 耕一郎; 石山 達也; 伊藤 崇; 川根 祐輔; 菊澤 信宏; 明午 伸一郎; 三浦 昭彦; et al.

Proceedings of 28th International Linear Accelerator Conference (LINAC 2016) (Internet), p.298 - 300, 2017/05

J-PARC加速器の要素技術開発に必要な3MeV H$$^{-}$$リニアックを構築した。イオン源にはJ-PARCリニアックと同じものを用い、RFQは、J-PARCリニアックで2014年まで使用したものを再利用している。設置作業の後、2016年6月からRFQのコンディショニングを開始した。このRFQは様々な問題を克服し、なんとか安定運転に達していたが、2年間運転できなかったので再度コンディショニングが必要であった。現状定格のデューティーファクタでは運転できてはいないが、短パルスならばビーム運転可能となっている。この論文では、この3MeV加速器のコミッショニングと最初の応用例であるレーザー荷電変換試験の現状について述べる。

論文

Observation of $$Xi$$ bound states in the $$^{12}$$C$$(K^-,K^+)X$$ reaction at 1.8 GeV/$$c$$ in J-PARC

永江 知文*; 江川 弘行; 長谷川 勝一; 細見 健二; 市川 裕大; 今井 憲一; 佐甲 博之; 佐藤 進; 杉村 仁志; 谷田 聖; et al.

Proceedings of Science (Internet), 281, p.038_1 - 038_7, 2017/05

We have carried out a pilot data taking of the J-PARC E05 experiment to search for the bound state peaks of $$^{12}_{Xi}$$Be in the $$^{12}$$C$$(K^-,K^+)X$$ reaction at 1.8 GeV/$$c$$. The measurement was performed at the K1.8 beam line of the J-PARC hadron experimental hall with a typical $$K^-$$ beam intensity of $$6 times 10^5$$ every six seconds. So far the best energy resolution of about 6 MeV FWHM was achieved with the existing SKS spectrometer. With a reasonable statistics, we have succeeded to observe peak structures in the bound region, which seems to suggest that the potential depth of $$Xi$$ would be deeper than 14 MeV estimated in the previous measurements.

論文

J-PARC3MeVリニアックを用いたビームスクレーパの開発

平野 耕一郎; 浅野 博之; 石山 達也; 伊藤 崇; 大越 清紀; 小栗 英知; 近藤 恭弘; 川根 祐輔; 菊澤 信宏; 佐藤 福克; et al.

Proceedings of 13th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット), p.310 - 313, 2016/11

単位面積当たりの熱負荷を減らすため、67$$^{circ}$$のビーム入射角を有するビームスクレーパをJ-PARCリニアックのRFQとDTLの間のMEBTで使用している。67$$^{circ}$$ビームスクレーパは粒子数1.47E22個のH$$^{-}$$ビームによって照射された。レーザ顕微鏡を用いてスクレーパのビーム照射による損傷部を観察すると、高さ数百$$mu$$mの突起物が無数にあった。ビームスクレーパの耐電力を調べるため、3MeVリニアックを新たに構築した。2016年末にスクレーパ照射試験を実施する予定である。今回は、J-PARCリニアックのビームスクレーパの現状、及び、ビームスクレーパの照射試験に用いる3MeVリニアックについて報告する。

論文

iBNCT用線形加速器のビームコミッショニング

内藤 富士雄*; 穴見 昌三*; 池上 清*; 魚田 雅彦*; 大内 利勝*; 大西 貴博*; 大場 俊幸*; 帯名 崇*; 川村 真人*; 熊田 博明*; et al.

Proceedings of 13th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット), p.1244 - 1246, 2016/11

いばらき中性子医療研究センターのホウ素中性子捕獲療法(iBNCT)システムは線形加速器で加速された8MeVの陽子をBe標的に照射し、中性子を発生させる。この線形加速器システムはイオン源, RFQ, DTL, ビーム輸送系と標的で構成されている。このシステムによる中性子の発生は2015年末に確認されているが、その後システムの安定性とビーム強度を共に高めるため多くの改修を施した。そして本格的なビームコミッショニングを2016年5月中旬から開始する。その作業の進展状況と結果を報告する。

論文

Beam test of a new radio frequency quadrupole linac for the Japan Proton Accelerator Research Complex

近藤 恭弘; 森下 卓俊; 山崎 宰春; 堀 利彦; 澤邊 祐希; 千代 悦司; 福田 真平; 長谷川 和男; 平野 耕一郎; 菊澤 信宏; et al.

Physical Review Special Topics; Accelerators and Beams, 17(12), p.120101_1 - 120101_8, 2014/12

 被引用回数:6 パーセンタイル:42.9(Physics, Nuclear)

J-PARCのビーム電流増強用の新しいRFQ(RFQ III)のビーム試験を行った。まず、RFQ IIIのコンディショニングが行われ、20時間のコンディショニング後に、400kW、デューティーファクター1.5%の非常に安定なRF入力を達成した。次に、加速器トンネルに設置する前にオフラインのビームテストを行った。50mA負水素ビームの透過率、エミッタンス、エネルギー分散を測定し、シミュレーションと比較した。実験結果とシミュレーションは良い一致を示し、RFQ IIIが設計通りの性能を発揮していることが示された。

論文

J-PARCリニアックの現状

小栗 英知; 長谷川 和男; 伊藤 崇; 千代 悦司; 平野 耕一郎; 森下 卓俊; 篠崎 信一; 青 寛幸; 大越 清紀; 近藤 恭弘; et al.

Proceedings of 11th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット), p.389 - 393, 2014/10

J-PARCリニアックでは現在、ビームユーザに対する利用運転を行うとともに、リニアック後段の3GeVシンクロトロンにて1MWビームを加速するためのビーム増強計画を進めている。リニアックのビーム増強計画では、加速エネルギー及びビーム電流をそれぞれ増強する。エネルギーについては、181MeVから400MeVに増強するためにACS空洞及びこれを駆動する972MHzクライストロンの開発を行ってきた。これら400MeV機器は平成24年までに量産を終了し、平成25年夏に設置工事を行った。平成26年1月に400MeV加速に成功し、現在、ビーム利用運転に供している。ビーム電流増強では、初段加速部(イオン源及びRFQ)を更新する。イオン源はセシウム添加高周波放電型、RFQは真空特性に優れる真空ロー付け接合タイプ空洞をそれぞれ採用し、平成25年春に製作が完了した。完成後は専用のテストスタンドにて性能確認試験を行っており、平成26年2月にRFQにて目標の50mAビーム加速に成功した。新初段加速部は、平成26年夏にビームラインに設置する予定である。

論文

J-PARCリニアックRFチョッパ用の高周波源システムの改造

二ツ川 健太*; 池上 雅紀*; 伊藤 雄一; 菊澤 信宏; 佐藤 文明; 篠崎 信一; 鈴木 隆洋*; 千代 悦司; 平野 耕一郎; Fang, Z.*; et al.

Proceedings of 10th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット), p.1149 - 1153, 2014/06

J-PARCリニアックでは、MEBT部に2つの空胴で構成されたRFチョッパを導入し、不要なビームをRFで蹴り出すことにより櫛形構造を持つ中間パルスを生成して、RCSへ入射している。RFチョッパの高周波の立上り・立下り時の過渡領域のビームは、半端に蹴り 出されるために下流でのビーム損失の原因となり得る。そこで、RFチョッパには、素早い応答性が要求され、Q値の低い空胴と帯域の広い半導体アンプが採用されている。しかし、以前のシステムでは2つのチョッパ空胴をU字型の同軸管で直列に接続し、1つの高周波源で運用していたこともあり、高周波の立下り時に大きなリンギングが見られた。そこで、2012年の夏季シャットダウン中に、新たに半導体アンプを追加し高周波源を2台体制にして、各空胴を独立にドライブするシステムに改造した。その結果、立下り時のリンギングは小さくなり、ビーム電流15mAの条件下で立上り・立下り時間が約20nsecを達成した。現在は、半導体アンプが故障したために、以前の直列接続のシステムに戻っているが、本講演では2台体制の並列接続システムの成果について発表を行う。

論文

An Investigation of microbial effect as biofilm formation on radionuclide migration

吉川 英樹; 川北 護一*; 藤原 和弘*; 佐藤 智文; 浅野 貴博*; 佐々木 祥人

Materials Research Society Symposium Proceedings, Vol.1475, p.617 - 622, 2012/06

高レベル放射性廃棄物についての微生物影響評価の一環として、マトリックス拡散に対するバイオフイルムの影響をシナリオと実験データにより検討した。バイオフイルム中の放射性核種の拡散としてCsについて実験したところ、実効拡散係数が自由水中の拡散係数より低いものの、岩石に比べると桁違いに大きいことが示された。バイオフイルムのマトリックス拡散への影響は少ないことが示唆された。

論文

J-PARCリニアックにおけるビームロス粒子の飛跡測定

佐甲 博之; 今井 憲一; 佐藤 進; 杉村 仁志; 三浦 昭彦; 丸田 朋史; 菊澤 信宏

Proceedings of 8th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット), 3 Pages, 2011/08

J-PARCリニアックでは2007年11月以来、7.2kWの運転が行われている。SDTL(Separated-type Drift-Tube Linac)からACS(Annular-Coupled Structure)部にかけて、$$H^{-}$$ビームと残留ガスの反応で発生した$$H^{0}$$によるビームロスの抑制が最大の課題となっている。従来ビームロスは比例計数管によって測定されてきたが、損失した$$H^{0}$$の絶対量を測定することには成功していない。2011年2-3月に、われわれはシンチレーションファイバーホドスコープをACS部に設置し、$$H^{0}$$から電離した陽子の飛跡を測定した。

論文

Status of beam loss evaluation at J-PARC linac

三浦 昭彦; 佐甲 博之; 山本 風海; 菊澤 信宏; 丸田 朋史; 佐藤 進; 今井 憲一; 足立 智; 杉村 仁志; 五十嵐 前衛*; et al.

Proceedings of 25th International Linear Accelerator Conference (LINAC 2010) (CD-ROM), p.590 - 592, 2010/09

現在のリニアックにはガス比例計数管タイプのロスモニタのみが設置されている。空洞のないところでは、ビームロスを正確に測定できているが、SDTLセクションのような空洞のあるところでは、空洞からのノイズを拾ってしまい正確な測定ができていない。空洞のあるところでは、シンチレーションや中性子用の比例計数管などを組合せることで種々の線種のロスを弁別できることから、シンチレーションを用いた測定を試みた。この結果、シンチレーションでは空洞からのノイズの影響を受けず、その時間応答性も大きく、チョップしたパルスの1つ1つから発生するロスまで測定できることから、その有効性が確認できた。現在マルチチャンネルのシンチレーションビームトラッカーシステムを作成しており、これを用いた測定によりビームロスの原因等を把握するのに有効と考えられる。

論文

Local spin ordering in the antiferromagnetic as well as paramagnetic LaMnO$$_3$$ phase revealed by polarized spin-selected 1${it s}$ $$rightarrow$$3${it d}$ absorption spectra

林 久史*; 佐藤 敦*; 安積 智史*; 宇田川 康夫*; 稲見 俊哉; 石井 賢司; Garg, K. B.*

Physical Review B, 73(13), p.134405_1 - 134405_5, 2006/04

 被引用回数:15 パーセンタイル:56.29(Materials Science, Multidisciplinary)

スピン選択X線吸収スペクトルの吸収端近傍の構造を単結晶LaMnO$$_3$$で45K(A型反強磁性相)と273K(常磁性相)で偏光X線を用いて研究した。観測された偏光依存性はスピン保存遷移によって結びつけられたMn 4${it p}$軌道と隣接したMnイオンの3${it d}$軌道との混成で説明される。温度依存性はほとんど観測されず、転移点よりはるかに上でも短距離スピン秩序が残っていることを示している。バルク磁気特性の結果との明らかな不一致は、X線吸収プロセスが非常に速く、吸収中心のMnイオン近傍の短時間局所構造に敏感と仮定することにより説明される。

口頭

炭酸塩固相に対する微量元素の共沈反応についての固溶体モデルによる評価,2

吉田 泰*; 吉川 英樹; 佐藤 智文*

no journal, , 

高レベル放射性廃棄物の地層処分システムにおいて、ガラス固化体より溶出したRaは、Raの炭酸塩固相の溶解度に対して未飽和であっても、方解石との共沈反応により固相に取り込まれることが予想される。したがって、Raの溶解度の評価のためには共沈反応を考慮した溶解度評価モデルを構築する必要がある。Raと化学的類似性のある陽イオンの方解石への取り込み挙動から、微量元素を取り込んだ固溶体の生成が予想される。よって、固溶体固相の反応を表す固溶体式導出のためのパラメータ取得を目的として、微量元素を共沈させる実験を行った。また、微量元素を含む方解石を用い、方解石平衡液内での微量元素浸出試験を行い、微量元素の溶出量を測定した。この実験値に対して、固溶体式を用いた計算を行い、固溶体式の適用性の確認を行った。実験の結果、沈殿速度の遅い領域において、元素分配比は2.6e-3から7.9e-3となった。また、この溶液/固相中のBa/Ca存在量より固溶体式を導出した。方解石平衡水中での方解石結晶は、表面より約25の単位格子分が反応に寄与していることが報告されており、この領域を考慮し、固溶体式でBa濃度を計算した結果、実験値と整合した結果となった。

口頭

Co-precipitation reaction for Ba and Ra into calcite

吉田 泰*; 吉川 英樹; 中澤 俊之*; 佐藤 智文*

no journal, , 

Caよりイオン半径の大きい2価の陽イオンについて方解石に対する共沈反応の傾向性を調べるために実験を行った。共沈反応は一般的に元素分配比で評価され、また、元素分配比は方解石の沈殿速度の影響を受けることが知られているため、幅広い沈殿速度の領域で元素分配比を測定する実験を行った。トレーサにはRa及びBaを用いた。実験の結果、Ra及びBaの元素分配比は、既往の報告値と同様に、沈殿速度の減少に伴い小さい値となった。RaとBaの元素分配比はともに小さく、結晶格子のひずみなどにより結晶内に取り込まれることが予想された。また、BaとRaでイオン半径が異なるにもかかわらず、元素分配比は同程度の値となり、RaとBaの共沈反応においては、イオン半径の大きさの違いは共沈反応に顕著な影響を与えないことが示された。

口頭

バイオフィルム特性データ取得

吉川 英樹; 三浦 雅彦*; 佐藤 智文*; 松原 正明*

no journal, , 

硫酸還元菌を用いてバイオフィルムを形成させ特性評価とCs収着試験を実施した結果を報告する。

口頭

シンチレーションファイバーによるJ-PARCリニアックのビームロス測定

佐甲 博之; 菊澤 信宏; 三浦 昭彦; 丸田 朋史; 足立 智; 今井 憲一; 佐藤 進; 杉村 仁志

no journal, , 

J-PARCリニアックでは現在200kWでの定常運転が行われている。リニアックのACS(環状結合型線形加速器)では、高い残留放射能とビームロスが観測された。このビームロスはビームダクトの残留ガス圧に比例するため、観測されたビームロスはリニアックのH$$^{-}$$ビームが残留ガスにより電離してH$$^{0}$$になり、これがビームダクトと反応して発生したH$$^{+}$$が原因であると考えられている。本研究は、ビームロス量の正確な評価のためにビームダクト外に放出された陽子数を計測するものである。粒子の飛跡計測と、空間分布測定のために、4mm$$times$$4mm$$times$$64mmの大きさのプラスティックシンチレーションファイバーを16本並べた有効領域64mm$$times$$64mmのホドスコープ面を開発した。シンチレーション光はマルチアノード光電子増倍管で計測される。ホドスコープは全部で4面あり、2面ずつそれぞれ1本の光電子増倍管で計測する。本発表では、このホドスコープを用いたACSでのビームロス計測について報告する。

口頭

Study of deep subsurface microbial community under changing redox conditions using quantitative method

佐々木 祥人; 浅野 貴博*; 天野 由記; 佐藤 智文; 岩月 輝希; 吉川 英樹

no journal, , 

微生物活動は、地下における地球化学環境を形成する一つの要因である。地下施設建設時の掘削から埋め戻しにおいては、微生物活動が酸化還元状態に影響を与えることが考えられる。そこで、北海道幌延地下研究施設の深度140mに位置するボーリング孔を利用し、酸化還元状態及び微生物相の変化を定量的な手法により調査した。ボーリング孔にパッカーを設置し大気を遮断し、孔内を還元状態に変化させ2か月間に渡り微生物相の変化を調査した。地下水状態は、パッカー設置後、10日間で還元状態(ORPobs約-480mV)に戻った。全菌数の分析から地下水中の微生物数は、減少した。微生物相の変化を16S rRNAと機能遺伝子を対象としたリアルタイムPCR法により定量的に調査した結果、ドメイン・バクテリア(16S rRNA)金属還元菌(Geobacteracea 16S rRNA),硝酸還元(nirS),脱膣菌(nosZ),メタン酸化菌(pmoA)還元環境になった後に減少した。一方、ドメインアーキア(16s rRNA),硝酸還元菌(nirS),硫酸還元菌(dsr),メタン生成菌(mcrA)が5日目で増加が見られた後に減少する結果となった。それぞれの群は微生物生態学的に密接に関係しているものと考えられる。本調査により、深地層における微生物相の変化は、酸化還元状態の変化に伴い速やかに起こることが明らかになった。

口頭

Planktonic and attached microbes in deep subsurface

佐々木 祥人; 浅野 貴博*; 伊勢 孝太郎; 佐藤 智文; 村上 裕晃; 雨宮 浩樹; 天野 由記; 岩月 輝希; 吉川 英樹

no journal, , 

これまでにさまざまな地域で深部地下の微生物についての研究が進められ、微生物相や微生物活動に関する情報が蓄積されつつある。微生物は、地下水水中の化学状態に影響するひとつの因子である。岩石表面は地下水中に比べ、鉱物や有機物が多く存在しており微生物反応の場としては好適環境であると考えられる。しかしながら、これまでの多くの研究は帯水相における水中の微生物相に関する報告であり、亀裂表面における付着微生物に関する報告は少ない。われわれは岩石表面と地下水中の微生物相を調べ、堆積岩表面に付着する微生物と浮遊している微生物相の違いを明らかにした。

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