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近藤 恵太郎; 村田 勲*; Klix, A.*; Seidel, K.*; Freiesleben, H.*
Fusion Engineering and Design, 84(7-11), p.1076 - 1086, 2009/06
被引用回数:3 パーセンタイル:24.8(Nuclear Science & Technology)EUなど幾つかのITER参加極は液体のトリチウム増殖材であるリチウム鉛を用いたテストブランケットモジュールを提案している。昨年、LiAl合金とPbからなるブランケット模擬体系の14MeV中性子照射実験をドイツのドレスデン工科大学で行った。NE213検出器を用いて測定した体系内中性子スペクトルとMCNPによる計算値の比較を行ったところ、評価済み核データライブラリJENDL-3.3を用いた計算値は10MeV以上の中性子束を30%程度、0.55MeVの中性子束を15%程度過小評価することが明らかとなった。一方、JEFF-3.1を用いた計算値はこれらのエネルギー領域での実験値との一致は良いが、5
10MeVの中性子束を20%程度過大評価した。今回、これらの不一致の原因を明らかにするため、鉛の評価済み核データの問題点について、詳細な検討を行った。その結果、JENDL-3.3では弾性散乱断面積が過小評価されており、本実験の解析で見られたような、高エネルギー中性子束の著しい過小評価をもたらすことがわかった。また、
Pbの非弾性散乱については、JENDL-3.3が過去の二重微分断面積の測定値を最もよく再現したが、ほかの鉛同位体については、JENDL-3.3の非弾性散乱の評価値には何らかの問題があり、0.5
5MeVの中性子束の大きな過小評価の原因となることがわかった。JEFF-3.1が5
10MeVの中性子束を過大評価する原因は依然として明らかになっていない。
Fischer, U.*; Batistoni, P.*; Forrest, R. A.*; 今野 力; Perel, R. L.*; Seidel, K.*; Simakov, S. P.*
Proceedings of International Conference on Nuclear Data for Science and Technology (ND 2007), Vol.2, p.973 - 978, 2008/05
国際熱核融合実験炉ITERや国際核融合材料照射施設IFMIFに関する核融合工学の核設計解析のために必要な核データの概要について述べる。要求される材料/核種,データの種類に関して、また、特に、微分実験データ,積分実験データとの比較によるデータの品質に関して、入手できる評価データやライブラリーの現状をレビューする。中性子,光子輸送シミュレーションのための核データ評価,放射化,核変換計算のための断面積データ,誤差解析のための共分散データ等、今後開発すべき核データについても紹介する。
Batistoni, P.*; Angelone, M.*; Bettinali, L.*; Carconi, P.*; Fischer, U.*; Kodeli, I.*; Leichtle, D.*; 落合 謙太郎; Perel, R.*; Pillon, M.*; et al.
Fusion Engineering and Design, 82(15-24), p.2095 - 2104, 2007/10
被引用回数:25 パーセンタイル:83.76(Nuclear Science & Technology)ヨーロッパ核融合技術プログラムにおいて、EUが提案している核融合テストブランケットモジュール模擬体系の核融合中性子工学実験をイタリアENEAの核融合中性子源FNGで実施した。ヘリウム冷却型ぺブルベッドタイプを模擬した体系内に生成するトリチウム量を炭酸リチウムペレットによる液体シンチレーションカウンター法でイタリア,ドイツ及び日本と共同して測定した。またモンテカルロ計算によるトリチウム生成量の評価も同時に実施し、計算値が誤差9%程度で一致することを確認した。
落合 謙太郎; Verzilov, Y. M.; 西谷 健夫; Batistoni, P.*; Seidel, K.*
Fusion Science and Technology, 48(1), p.378 - 381, 2005/07
被引用回数:7 パーセンタイル:45.32(Nuclear Science & Technology)トリチウム生成率の測定精度を推定するためにIEA核融合中性子工学サブタスクの一つとして国際トリチウムベンチマーク実験が2003年から開始された。JAERI,ENEA,ドレスデン工科大学がこのプログラムに参加している。このプログラムは標準トリチウム水(HTO)サンプルによる測定機器の較正,DT中性子照射で生成したLi-7及びLi-6濃縮ペレット中のトリチウム生成率をそれぞれの研究機関で測定するものであり、現在まで標準HTOの測定が完了している。それぞれの測定結果から、較正の分散程度は1.5%以内であることを確認した。