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左右田 稔*; 松本 正茂*; Mnsson, M.*; 河村 聖子; 中島 健次; 椎名 亮輔*; 益田 隆嗣*
Physical Review Letters, 112(12), p.127205_1 - 127205_5, 2014/03
被引用回数:43 パーセンタイル:85.16(Physics, Multidisciplinary)面内容易型の反強磁性体BaCoGe
O
について、磁気異方性と磁気揺動を調べることにより、スピンネマティック相互作用が実在することを示した。
金子 耕士; 目時 直人; 椎名 亮輔*; 松田 達磨; 神木 正史*; 桑原 慶太郎*; Bernhoeft, N.*
Physical Review B, 75(9), p.094408_1 - 094408_7, 2007/03
被引用回数:21 パーセンタイル:63.83(Materials Science, Multidisciplinary)Pr系重い電子系超伝導体PrOsSb
について、中性子散乱により磁場誘起反強四極子秩序の秩序変数を明らかにした。磁場の印加に伴い、秩序波数[1,0,0]の誘起反強磁性モーメントが現れることを、磁場方向[1,1,0], [0,0,1]の双方について観測した。
[1,1,0]の8,Tでは、0.16(10)
/Prの反強磁性モーメントが、実験精度の範囲内で磁場に平行に誘起されていることを明らかにした。この結果は、
[1,1,0]において、
型の電気四極子が秩序変数であることを証拠づけている。基底状態の
一重項及び励起
三重項と、
型の四極子相互作用による平均場計算は、誘起磁気モーメントの方向に加え、その磁場依存性についてもよく再現している。これらの結果は、PrOs
Sb
において
型の四極子相互作用が支配的であることを示している。
金子 耕士; 目時 直人; 松田 達磨; 桑原 慶太郎*; 神木 正史*; 椎名 亮輔*; Mignot, J.-M.*; Gukasov, A.*; Bernhoeft, N.*
Physica B; Condensed Matter, 378-380, p.189 - 191, 2006/05
被引用回数:1 パーセンタイル:6.19(Physics, Condensed Matter)PrOsSb
は、
=1.85,KのPr系初の重い電子系超伝導体である。基底状態が非磁性一重項であることに加え、
[1,0,0]磁場下で誘起される反強磁性成分が、磁場誘起反強四極子秩序の実現として理解できることから、この系では四極子相互作用が支配的であると考えられている。[1,0,0]に加え、[1,1,0], [1,1,1]方向についても磁場誘起秩序相の存在が報告されている。今回、
[1,1,0]磁場下での単結晶磁場中中性子回折実験を行い、磁場誘起秩序相について調べた結果、磁場の印加により、5T以上で
=(1,0,0)の反強磁性反射が出現することを見いだした。また反強磁性モーメントは磁場と並行に誘起されていることを明らかにした。この結果は磁気的な相互作用では説明することができず、反強四極子相互作用が支配的であること、さらにその秩序変数は
が主であることを示している。これらの結果から、PrOs
Sb
において、
型の反強四極子相互作用が主であることを明らかにした。
金子 耕士; Raymond, S.*; Ressouche, E.*; 椎名 亮輔*; 竹内 徹也*; 広瀬 雄介*; 本多 史憲*; 大貫 惇睦; Lapertot, G.*
no journal, ,
同一結晶構造のもとで現れる多様な物性は、系統的な理解を可能にする、魅力的な研究対象である。スクッテルダイトに続き、新たに1-2-20で表される立方晶において、超伝導や軌道秩序など多彩な物性の発現が明らかとなる中、Ybで構成される6つの化合物Yb
Zn
(
: Fe, Co, Ru, Rh, Os, Ir)は、全て重い電子状態を示す。中でもYbCo
Zn
は、電子比熱係数が8J/mol K
を超える、極めて重い電子状態を基底に持つことから、常圧で既に臨界点近傍に位置していると考えられる。実際、加圧により反強磁性秩序が現れる他、磁場では約0.6Tの弱磁場でのメタ磁性転移や、急激な有効質量の減少に加え、
方向に印加した場合にのみ、新たな秩序状態の実現が見出された。今回、大型単結晶を用いた磁場中中性子回折実験により、圧力誘起相の秩序波数とは異なる位置に、特徴的な磁気応答が現れることを見出した。本発表では、観測されたパターンと共に、考えられる磁場誘起秩序相の秩序変数について報告する。
金子 耕士; 目時 直人; 木村 宏之*; 野田 幸男*; 松田 達磨; 椎名 亮輔*; 桑原 慶太郎*; 岩佐 和晃*; 神木 正史*; Bernhoeft, N.*
no journal, ,
PrOsSb
における磁場誘起秩序相について、
[0 0 1]での中性子回折実験では、反強四極子とともに反強八極子の可能性が残されていた。そこで
[1 1 0]についても実験を行い、この物質においてOxy型の反強四極子相互作用が支配的であることを明らかにした。またラットリングについては、単結晶中性子回折及びMEM解析から、Prの分布の可視化を進めており、中性子から見たラットリングの描像を温度変化を含めて発表する。