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口頭

金属材種簡易判定用ゲルの開発

廣木 章博; 城谷 瑠美子*; 鈴木 昌資*; 玉田 正男

no journal, , 

透明なゲルを利用した金属材種簡易判定技術の開発を目指し、ゲル膜の作製及び金属含有量と発色の関係に関する研究を行った。本研究では、ポリビニルアルコール(PVA)の20%水溶液を調製し、電子線照射に伴う橋かけ反応により透明なPVAゲル膜を作製した。得られたゲル膜のゲル分率は、20kGyから増加し始め40kGyで約81%に達し、その後92%程度でほぼ一定となった。膨潤度は、線量増加に伴い低下し、約8に達した。合成したPVAゲル膜(40kGy照射膜)を発色試薬である1, 10-フェナントロリン,還元剤であるアスコルビン酸、及び酸(塩酸,硫酸)を含む酸性水溶液に浸漬することで、材種判定用ゲル膜を得た。鉄を含有する銅合金にゲル膜を10分間貼り付けた結果、酸により溶出した鉄成分とフェナントロリンの反応によりゲル膜は赤く発色し、銅合金中の鉄成分が多いほど高い吸光度(510nm)を示し、鉄4%の合金では吸光度は0.7に達することがわかった。したがって、銅合金中の鉄含有量を目視で判定できるゲル開発の見通しを得た。

口頭

銅合金の材種判定用ゲルの作製

城谷 瑠美子*; 廣木 章博; 玉田 正男; 地形 祐司*

no journal, , 

放射線橋かけ技術により作製したポリビニルアルコール(PVA)ゲルを利用し、金属材種簡易判定技術の開発に関する研究を行った。本研究では、20%PVA水溶液を調製し、冷却プレスにより1mm厚に成形後、電子線照射を行って橋かけし、透明なPVAゲル膜を作製した。得られたゲル膜のゲル分率は、40kGyで約81%に達し、50kGy以上でほぼ一定(約90%)となった。40kGy照射したPVAゲル膜を発色試薬(1, 10-フェナントロリン,5g/L),還元剤(アスコルビン酸,1g/L)、及び酸(塩酸と硝酸)を含むpH2の酸性水溶液に24時間浸漬することで、材種判定用ゲル膜を得た。銅合金にゲル膜を10分間貼り付けると、酸により溶出した合金中の鉄成分とフェナントロリンが反応し、ゲル膜は赤く発色した。銅合金中の鉄含有量が多いほど高い吸光度を示し、鉄4%の合金では吸光度は0.7に達することがわかった。また、発色を識別できなかった鉄1%以下の合金に対しては、貼付時間を10分から20分に延長することで、発色を確認できるようになった。したがって、ゲル中の発色試薬の量や貼付時間を制御することで、銅合金中の鉄含有量の判定用ゲルとして活用できる見通しを得た。

口頭

合金中のFe成分量を簡易判定するための発色ゲル

廣木 章博; 城谷 瑠美子*; 鈴木 昌資*; 田口 光正; 玉田 正男

no journal, , 

金属材種判定技術の開発を目指し、発色剤担持多糖類ゲルの作製、及びその発色性について研究した。本研究では、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)と水を混練し、20%のペースト状試料を調製し、厚さ1mmに成膜した後、電子線照射することで、透明なHPCゲル膜を作製した。得られたゲル膜のゲル分率は、10kGyで約80%に達し、その後92%程度でほぼ一定となった。膨潤度は、線量増加に伴い低下し、約8に達した。合成したHPCゲル膜(10kGy照射膜)を1, 10-フェナントロリン(発色剤)、アスコルビン酸(還元剤)、及び酸(塩酸と硝酸の混酸)を含む酸性水溶液に浸漬することで、金属材種判定用ゲル膜を得た。pH1.2$$sim$$3.9の酸性水溶液で調製したゲル膜を、最大4%の鉄を含有する銅合金に5分間貼り付けた結果、pHが低いほどゲル膜は赤く発色した。発色の度合いを510nmの吸光度測定から評価した結果、ゲルの発色は、合金中の鉄成分の増加に伴い増加し、4%の鉄を含む合金では、吸光度2.8に達した。したがって、銅合金中の鉄含有量を目視で判定できるゲル開発の見通しを得た。

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