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荘司 渓汰
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東海再処理施設では、今後の廃止措置(機器の解体及び除染)を進めるため、工程内の一部の機器に残留していた核燃料物質(使用済燃料せん断粉末、低濃度のプルトニウム溶液、ウラン溶液等)を取り出す工程洗浄を2022年から実施している。今回、ウラン溶液の取出しとして、ウラン溶液の脱硝処理及び脱硝処理で得られたウラン粉末の貯蔵、機器の押出し洗浄を2023年12月4日から2024年2月5日にかけて実施したことから、作業実績等について報告する。
大内 雅之; 佐本 寛孝; 岸 義之; 磯部 洋康; 安田 猛; 矢田 祐士; 鈴木 翔平; 所 颯; 草加 翔太; 荘司 渓汰
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東海再処理施設は、運転再開を見越した状態で廃止措置段階に移行したため、工程内にはせん断粉末、Pu溶液、U溶液等の核燃料物質が残存しており、廃止措置(除染、解体)を進めていくためには、これら核燃料物質を順次取り出す工程洗浄を実施する必要があった。残存量が多いU溶液については、工程洗浄の最終段階として脱硝処理工程でUO粉末とし、ウラン貯蔵施設に貯蔵した。U溶液の取出しでは、今後の廃止措置を担う若手技術者への技術伝承を兼ねた設備点検、操作訓練を行うと共に、工程洗浄特有の低濃度のU溶液の取扱いに対応し、脱硝塔の主な停止要因であるノズル閉塞を抑制するための運転条件を設定することにより、安全かつ安定な処理を達成した。また、脱硝塔への供給槽に残ったU溶液を希釈して脱硝処理を行うことにより、洗浄廃液の発生量を大幅に低減させ、U溶液の取出しを完了した。これにより東海再処理施設における工程洗浄を完遂した。
柳橋 太; 長岡 真一; 磯部 洋康; 安田 猛; 矢田 祐士; 鈴木 翔平; 所 颯; 草加 翔太; 荘司 渓汰; 佐本 寛孝
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東海再処理施設は、運転再開を見越した状態で廃止措置段階に移行したため、工程内には低濃度のPu溶液等の核燃料物質(低濃度Pu)が残存しており、廃止措置(除染、解体)を進めていくために、低濃度Puを処理する工程洗浄を実施する必要があった。低濃度Puは、設備稼働範囲、処理期間及び処理後の利活用を考慮し、蒸発濃縮やMOX粉末化を行わず高放射性廃液貯槽へ送液し、高放射性廃液として廃棄した。低濃度Puの高放射性廃液貯槽への移送では、移送経路上の送液装置による送液時の温度上昇、及び酸濃度の低下に伴いPuポリマーが生成するリスク(臨界)を否定できず、過去の溶解液の移送実績に基づき送液前にU溶液を混合するとともに、事前に送液先機器内の酸濃度を調製した。これにより、Puポリマーの生成を防止し、臨界安全上問題なくPuを処理する技術を確立するとともに、低濃度Puの処理を完遂した。