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森田 浩介*; 森本 幸司*; 加治 大哉*; 羽場 宏光*; 大関 和貴*; 工藤 祐生*; 住田 貴之*; 若林 泰生*; 米田 晃*; 田中 謙伍*; et al.
Journal of the Physical Society of Japan, 81(10), p.103201_1 - 103201_4, 2012/10
被引用回数:178 パーセンタイル:97.27(Physics, Multidisciplinary)113番元素である113を
Bi標的に
Znビームを照射する実験により合成した。観測したのは6連鎖の
崩壊で、そのうち連鎖の5番目と6番目は既知である
Db及び
Lrの崩壊エネルギーと崩壊時間と非常によく一致した。この意味するところは、その連鎖を構成する核種が
113,
Rg (Z=111),
Mt (Z=109),
Bh (Z=107),
Db (Z=105)及び
Lr (Z=103)であることを示している。本結果と2004年, 2007年に報告した結果と併せて、113番元素である
113を曖昧さなく生成・同定したことを強く結論付ける結果となった。
森田 浩介*; 森本 幸司*; 加治 大哉*; 羽場 宏光*; 大関 和貴*; 工藤 祐生*; 佐藤 望*; 住田 貴之*; 米田 晃*; 市川 隆敏*; et al.
Journal of the Physical Society of Japan, 78(6), p.064201_1 - 064201_6, 2009/06
被引用回数:30 パーセンタイル:77.51(Physics, Multidisciplinary)Cm(
Na,5
)反応で合成した
Bh及びその娘核種である
Dbの崩壊特性の研究を、気体充填型反跳分離装置(GARIS)と位置感度半導体検出器(PSD)とを組合せた装置を用いて行った。既知核種である
Dbとの相関を調べ、
Bhの同定を十分な確度で行った。今回合成・測定を行った
Bh及び
Dbの崩壊特性は以前(理化学研究所、2004年,2007年)に合成・測定を行った
113の崩壊特性と一致しており、これは新元素(原子番号113)とされる
113の発見の成果を強く補強するものと言える。
遠藤 章; 山口 恭弘; 住田 健二*
Journal of Nuclear Science and Technology, 40(8), p.628 - 630, 2003/08
被引用回数:4 パーセンタイル:31.13(Nuclear Science & Technology)JCO臨界事故による被ばく線量の評価は、JCOの線モニタ,原研那珂研の中性子モニタ及び現場周辺で測定されたモニタリングデータに基づいて行われた。臨界継続中、事故現場から約1km離れた三菱原子燃料において、高感度の燃料集合体非破壊測定システム(UNCL)を用いた中性子計測が行われていたことがわかった。日本原子力学会JCO事故調査委員会はこのデータを入手し、委員会メンバーである著者らは、その解析から臨界に伴い発生した中性子強度の推移を評価した。その結果、事故発生から約1時間半後から臨界状態終息までの中性子強度の変化は、
線モニタ,中性子モニタの記録と一致することが明らかとなった。本解析結果は、線量評価に用いられた線量率の時間推移に関するモデルが適切なものであったことを示している。
沢 和弘; 飛田 勉*; 植田 祥平; 鈴木 修一*; 角田 淳弥; 関田 健司; 青木 和則*; 大内 弘
JAERI-Research 2001-002, 33 Pages, 2001/02
高温工学試験研究炉(HTTR)の燃料に対する設計方針では、「初期破損率は0.2%以下」、「運転中の追加破損は十分許容しうる小さな値に制限する」と定めている。そのため、HTTRの運転中に破損率を定量的に評価する必要があり、1次冷却材中の放射能を測定する、原子炉保護設備の1次冷却材放射能計装、燃料破損検出装置(FFD)、1次ヘリウムサンプリング設備を設けている。HTTRの出力上昇試験のうち15MWまでに取得したデータを用いて、燃料及び1次元冷却材中の核分裂生成物挙動の評価を行った。まず、1次冷却材中の核分裂生成物ガス濃度はすべて10Bq/cm
以下であった。また、1次冷却材中の
Kr濃度とFFD計数率はほぼ比例関係にあること、事前解析とサンプリングによる
Kr濃度の出力に対する傾向が合っていることがわかった。
住田 健二*; 山岡 仁史*; 角田 恒巳; 庄野 吉彦*; 中村 哲男*; 中瀬 吉昭; 吉田 純一郎*
日本原子力学会誌, 30(10), p.870 - 875, 1988/10
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Nuclear Science & Technology)耐放射線性機器・材料の開発に資するため、(社)大阪ニュークリアサイエンス協会では、耐放射線機器・材料データベース研究委員会を設置し、官学界、業界の学識経験者の指導のもとに、当該データベースの構策に向けて活動を続けている。昭和62年度は、通産省「重要データベース開発計画調査」のテーマに指定されるとともに、業界9社の支援を受けて、プロトタイプデータベースの開発調査を行い、約600件の入力のもとで動作の確認を行った。
中瀬 吉昭; 住田 健二*; 山岡 仁史*; 庄野 吉彦*; 角田 恒巳; 中村 哲男*; 古田 純一郎*
EIM-87-143, p.55 - 62, 1987/00
大阪ニュクレアサイエンス協会「耐放射線性機器・材料データベース研究委員会」における活動を紹介するものである。本研究委員会の委員は、大学、公的及び公益研究機関、企業関連部門の学識経験者であり、構築すべきデータベースの構造、収録すべきデータの項目、属性に関するフォーマット、利用、収録可能なデータのニーズ、シーズ調査等を行った。
井上 和彦; 飯泉 仁; 小林 節雄*; 住田 健二
JAERI 1032, 23 Pages, 1962/06
黒鉛減速濃縮ウラン熱中性子原子炉の炉物理に関する理解を増すために、理論及び実験の両面からの研究が行われた。この目的のために臨界集合体が組立てられ、臨界データの測定が行われた。臨界計算の近似の組合せ方が検討され、その結果から小型の黒鉛減速濃縮ウラン熱中性子炉に対してはその方法が適していることが示された。臨界量に関する理論と実験の一致は良い。なお、黒鉛の化学結合が熱中性子炉に及ぼす効果について調べたが、その結果の一部を併せて述べる。
JRR-2臨界実験グループ; 神原 豊三; 荘田 勝彦; 平田 穣; 庄司 務; 小早川 透; 両角 実; 上林 有一郎; 蔀 肇; 小金澤 卓; et al.
JAERI 1025, 62 Pages, 1962/03
第2号研究用原子炉JRR-2は、20%濃縮ウランのMTR型燃料を用いた重水減速・冷却の熱中性子研究炉である。この炉の最大熱出力は10MW,平均熱中性子束密度は110
n/cm
secである。この論文は昭和35年10月1日、臨界に到達し、翌36年1月末まで実施した各種の特性試験についての報告書である。内容はJRR-2の臨界試験,制御棒の校正,重水上部反射体効果,燃料要素の反応度効果,温度係数等の特性試験,熱中性子束分布の測定と出力の校正について述べてある。これらの実験は、JRR-2管理課並びに技術研究室より特別に編成されたJRR-2臨界実験グループによって実施されたものである。
住田 貴之*; 森本 幸司*; 加治 大哉*; 大関 和貴*; 鹿取 謙二*; 酒井 隆太郎*; 長谷部 裕雄*; 羽場 宏光*; 米田 晃*; 吉田 敦*; et al.
no journal, ,
核融合反応による超重元素合成実験では、目的とする核反応が起こるエネルギー領域が狭いため、入射粒子のエネルギー設定が重要な課題となっている。本研究では、Pb(
Zn,
)反応による112番元素
Cn合成の励起関数を測定し、壊変特性の研究を行った。実験には、理化学研究所重イオン加速器施設RILACに設置された気体充填型反跳分離装置GARISを用いた。加速器で得られたエネルギー347.5, 351.5, 355.5MeVの
Znビームを厚さ約630
g/cm
の
Pb標的に照射し、核反応生成物をGARISによってSi検出器システムへと導いた。
Znビームエネルギー351.5MeVの条件で、
Cn起因の
崩壊連鎖
Cn(
1)
Ds(
2)
Hs(
3)
Sg(
4)
Rf(SF:自発核分裂)が1事象観測されたが、他のエネルギーでは観測されなかった。
Cnの
粒子エネルギーは
MeV、寿命は0.370msであった。われわれが2004年に行った研究の成果も含めると、このエネルギーでの
Cn生成断面積として
pbが得られた。
森本 幸司*; 森田 浩介*; 加治 大哉*; 羽場 宏光*; 大関 和貴*; 工藤 祐生*; 佐藤 望; 住田 貴之*; 米田 晃*; 市川 隆敏*; et al.
no journal, ,
理研グループではこれまで、気体充填型反跳核分離装置(GARIS)を用いてBi(
Zn,
)反応による2例の新元素
113を合成している。その崩壊連鎖は既知核
Bhとその
崩壊娘核
Dbに到達しているが、
Bhの報告例は乏しい。そこで、
113の崩壊連鎖と既知核とのつながりをより確実にするために、
Cm(
Na,5
)反応による
Bhの生成を試みその崩壊特性の研究を行った。実験では、理研線型加速器RILACから供給される126, 130及び132MeVの
Naビームを、直径10cmの回転式
Cm標的に照射し、蒸発残留核をGARISで分離し、焦点面に設置したシリコン検出器箱に打ち込み観測を行った。観測された
Bhからの
線エネルギーは9.05から9.23MeVに分布しており、娘核
Dbは報告されている半減期と矛盾なく
崩壊及び自発核分裂することが確認された。これらの結果は、前述の新元素
113の崩壊連鎖中に観測されている
Bh及び
Dbの観測結果を確認するものとなった。
森本 幸司*; 森田 浩介*; 加治 大哉*; 羽場 宏光*; 大関 和貴*; 工藤 祐生*; 佐藤 望; 住田 貴之*; 米田 晃*; 市川 隆敏*; et al.
no journal, ,
これまでに、理化学研究所気体充填型反跳核分離装置(GARIS)を用いBi(
Zn,n)
113反応による2例の新元素
113の生成が報告されている。その崩壊連鎖は既知核である
Bhとその娘核である
Dbに到達しているが、
Bhの報告例は乏しい。
113の崩壊連鎖と既知核とのつながりをより確実にするために、GARISを用いて
Cm(
Na,5n)
Bh反応により
Bh及びその崩壊特性の探索を試みた。本講演では
Cm(
Na,5n)
Bh反応による
Bhの生成とその崩壊特性について詳しく述べる予定である。
森本 幸司*; 森田 浩介*; 加治 大哉*; 羽場 宏光*; 大関 和貴*; 工藤 祐生*; 佐藤 望; 住田 貴之*; 米田 晃*; 市川 隆敏*; et al.
no journal, ,
Bi(
Zn,n)
113反応による113番元素合成実験を、理化学研究所の気体充填型反跳分離装置GARISを用いて行った。その結果、
113からの
崩壊連鎖が2つ観測され、崩壊連鎖中の既知核
Bhと
Dbの性質が文献で報告されたものと一致していたことを、新たな原子核
113及び
崩壊娘核
Rgと
Mtの発見の根拠とした。しかし
Bhは既知核であるものの、崩壊特性は詳しく知られていなかったため、今回は
Cm(
Na,5n)反応で直接
Bhを合成し、その性質の調査を行った。本研究により、直接合成された
Bhは
113の崩壊連鎖中に観測された
Bhと同様の性質を持つことが明らかになり、
113の合成に成功したことをより強力に裏付けることができた。
白井 孝治*; 角田 嘉伸*; 福島 壽斗*; 深本 花菜; 木口 憲爾*
no journal, ,
エビガラスズメ緑色幼虫の体色は基本的に真皮細胞中に存在する青色色素を結合したインセクトシアニン(INS)と黄色色素を結合した真皮細胞カロチノイド結合タンパク質(eCBP)による。eCBPは一般的な分泌タンパク質によく認められるシグナルペプチドを有することから分泌タンパク質と考えられるが、これまでに特異抗体を用いた実験から体液中には分泌されないと考えられていた。しかしeCBPのN末端側6アミノ酸残基上流で切断されたheCBPが体液中に極微量存在することを発見した。そこでeCBPとheCBPの関係を明らかにすることを目的に研究を行った。まず、eCBPの合成後のプロセシングを調査した結果、真皮細胞では生合成直後はheCBPの形で検出され、約2時間後に急激にheCBPが消失し、代わりにeCBPが検出されることが明らかになった。また真皮細胞のミクロソームからheCBPが検出された。これらの結果から、真皮細胞中においてeCBPmRNAからタンパク質に翻訳された際、最初にシグナルペプチドが切断されheCBPの形となり、その後もう一度N末端の6アミノ酸残基が切断され、成熟したeCBPとなり蓄積されると判断される。すなわちheCBPはeCBPの前駆体である。