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大島 真澄; 藤 暢輔; 初川 雄一; 小泉 光生; 木村 敦; 原賀 智子; 海老原 充*; 須志田 一義*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 278(2), p.257 - 262, 2008/11
被引用回数:24 パーセンタイル:81.47(Chemistry, Analytical)放射化分析分野で世界最大の「放射化分析における最近の動向(MTAA-12)」国際会議において、基調講演を行う。多重線検出法は核構造研究のために開発してきた手法であるが、筆者らはこれを核種定量に応用することにより、高分解能,高感度の分析が可能になることを明らかにした。この手法の原理を明らかにするとともに、核種の適用性を考察する。次に、核廃棄物中の長寿命放射性核種の定量,中性子放射化分析及び即発線分析に広く用いられている現状を紹介する。中性子放射化分析ではタンデム加速器施設に置かれた既存の多重線検出装置GEMINI-IIを用いているが、即発線分析では最近研究用原子炉JRR-3Mにおいて、多重即発線検出装置STELLAを整備し、その利用が始まった。また、所内・所外の核データ測定グループ,宇宙核物理研究グループと共同で提案したJ-PARC実験装置・ビームラインは来年度完成し、近い将来即発線分析への利用が期待されている。これらの将来計画を紹介する。
大島 真澄; 藤 暢輔; 小泉 光生; 金 政浩; 原 かおる; 木村 敦; 古高 和禎; 中村 詔司; 村上 幸弘*; 須志田 一義*; et al.
no journal, ,
国民健康被害を予防するためには、土壌や農産物など環境物質中の、多元素を、迅速に分析する必要がある。このためにわれわれは原子炉から外部へ取り出した中性子ビームを利用する即発線分析に、原子力機構が原理開発した「多重線検出法」を組合せて、迅速・非破壊・高感度の多重即発線分析法を開発した。当該分析法において感度の高い元素(ホウ素, Cl, Brなどのハロゲン元素、Ir, Pt, Rhなどの貴金属元素)に着目した分析は注目度も高い。現在連携重点研究(産学官連携9機関、平成2123年度)において主として、宇宙化学,地球化学,環境化学,材料科学,農産物分析などの学術研究を実施している。講演においてはこれまでの成果を中心に紹介する。