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右近 誠一*; 石田 克義*; 高野 一彦*; 古郡 永喜*; 草野 譲一*
フジクラ技報, 3(115), p.26 - 30, 2008/12
一般的に原子力関連の施設の放射線環境下で使用されるケーブルは放射線によるケーブル被覆材料の劣化が起こり、被覆材料の欠落による絶縁効果をはじめとするケーブル保護機能の低下や難燃性の低下による火災時の延焼等の恐れがある。そのため放射線環境に晒されるケーブルは、定期的に交換し機能を維持・管理する必要がある。著者ら開発グループは、日本原子力研究開発機構殿と共同研究契約を締結して原子力関連施設で用いるケーブルの長寿命化の検討を行った。その結果、光安定剤と紫外線吸収剤を組合せて照射後の機械特性及び難燃性を改善した耐放射線性に優れた材料を開発した。現用のノンハロゲン難燃シースは積算吸収線量0.5MGyの照射により著しい機械特性の低下が生じた。これに対して、開発した耐放射線性シースではその5倍以上の2.5MGy照射後においても自己径曲げに相当する破断伸び50%以上を維持した。さらにこのシースを被覆したケーブルは2.5MGy照射後の4倍径曲げ試験及びJIS C 3521垂直トレイ燃焼試験に合格しすべての開発目標を達成した。
柏木 啓次; 福田 光宏; 岡村 昌宏*; Jameson, R. A.*; 服部 俊幸*; 林崎 規託*; 榊原 和彦*; 高野 淳平*; 山本 和男*; 岩田 佳之*; et al.
Review of Scientific Instruments, 77(3), p.03B305_1 - 03B305_4, 2006/03
被引用回数:12 パーセンタイル:52.29(Instruments & Instrumentation)Direct injection schemeは空間電荷効果によるビーム損失を回避するために、低エネルギービーム輸送部を介さないでレーザーイオン源で生成したイオンをRFQ線形加速器に入射する新しい方法である。Cビームの大電流化を実現することによりシンクロトロンへのシングルターン入射が可能となり、その結果マルチターン入射に比べて電磁石の大きさを小さくすることができる。Nd-YAGレーザーで生成した大電流CビームをDirect injection schemeによってRFQ線形加速器に入射し、加速実験を行った。その結果17mAのCビームを加速することに成功し、大電流のフルストリップ炭素イオンビームをDirect injection schemeによって加速できることを実験的に証明した。
岡村 昌宏*; 柏木 啓次; 榊原 和彦*; 高野 淳平*; 服部 俊幸*; 林崎 規託*; Jameson, R. A.*; 山本 和男*
Review of Scientific Instruments, 77(3), p.03B303_1 - 03B303_3, 2006/03
被引用回数:10 パーセンタイル:47.11(Instruments & Instrumentation)われわれは、プラズマ直接入射法(DPIS)という新しい重イオンビーム生成技術の研究を2000年より行っている。DPIS用に設計された高周波四重極線形加速器が運転を開始し、60mAの大電流炭素ビームの加速に成功した。その加速ビームに含まれる大部分のイオンは炭素4価であることが分析によって明らかになった。
柏木 啓次; 岡村 昌宏*; Jameson, R. A.*; 服部 俊幸*; 林崎 規託*; 榊原 和彦*; 高野 淳平*; 山本 和男*; 岩田 佳之*; 藤本 哲也*
Proceedings of 2nd Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 30th Linear Accelerator Meeting in Japan, p.182 - 184, 2005/07
RFQ Linacとレーザーイオン源を組合せた手法"Direct injection scheme"によってレーザーイオン源からの高強度ビームをRFQ電場で捕獲し加速する研究を行っている。この方法によりNd-YAGレーザーイオン源からの高価数炭素イオンの加速実験を100MHz RFQ Linacで行った。
杉本 誠; 高野 克敏*; 辻 博史; 阿部 和彦*; 長山 俊毅*; 奥 隆司*
低温工学, 33(11), p.716 - 723, 1998/00
室温では優れた電気絶縁性能を有するアルミナ・セラミックスの極低温機器への応用を目指して、その機械的特性を測定した。セラミックス絶縁継手は、その構造から金属との接合部を有する。これは通常、銀ろう付けされている。この強度を測定するとともに、アルミナ・セラミックスの強度を測定した。強度測定の温度は4.2K,77K,室温である。測定の結果、4.2Kでのアルミナ・セラミックスの引張強さは、室温のそれに比べ若干増加した。また、4.2Kでのアルミナ・セラミックス(純度95%)と銅のろう付け強度が、最も良好な値(270MPa)を示した。銀ろう部に発生する応力を評価するために、有限要素法による解析を併せて行った。試験した結果をもとに、アルミナ・セラミックスを用いた電気絶縁継手を試作した。試作の結果、この電気絶縁継手は極低温への適用に十分な機械・電気的性質を有することを示した。
高野 仁*; 桜本 勇治*; 岡崎 和彦*
JNC TJ1400 2005-013, 132 Pages, 1987/06
高レベル放射性廃棄物地層処分研究の一環として、国内産天然ガラス、特に玄武岩質ガラスの風化特性を把握する上での基礎資料を得るために文献調査と現地調査を行った。文献調査では、地質学,土壌学,考古学等の分野を対象に火山ガラスや黒曜石の風化に関する記載を抽出し、風化環境と風化生成鉱物との関係についてまとめた。
右近 誠一*; 竹田 修; 森下 憲雄; 出崎 亮; 高野 一彦*; 石田 克義*
no journal, ,
J-PARCの加速器トンネルでは、ノンハロゲン高難燃ケーブルの使用を原則としている。一般にケーブルが放射線にさらされると、絶縁体やシースなどに使用している高分子材料が損傷を受け、機械特性や難燃性が低下する。汎用のポリオレフィン難燃シース材料では、0.5MGyの照射でシースが著しく劣化し使用に耐えなかったため、より高い耐放射線特性を持つケーブルの開発を行った。汎用のポリオレフィン難燃シース材料をベースに耐放射線処方を施した結果、2.5MGy照射後においても機械特性試験、及びJISC3521垂直トレイ燃焼試験に合格する難燃性を有する材料(RH-2.5M)を得ることができた。さらなる高耐性化及び難燃ポリオレフィン系材料の限界見極めについて検討を行った結果、本研究で使用した難燃ポリオレフィン系の材料では3MGy程度の照射線量が限界であることがわかった。