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口頭

重金属濃度と鉛同位体比からみた長崎湾底質コアにおける環境変遷史

高坂 由依子*; 加田平 賢史*; 森脇 洋*; 山崎 秀夫*; 國分 陽子; 吉川 周作*

no journal, , 

長崎湾底質試料中の重金属濃度や鉛同位体比を測定することにより、過去約100年間の重金属による環境汚染の変遷について検討した。結果、長崎湾周辺の重金属による環境汚染は1930年代半ば頃から始まったと考えられた。重金属濃度は、戦後の産業活動の活発化に伴い1960年代にピークを示した。鉛同位体比は1920年代初めまで日本の鉛鉱石の値に近く、大きな変化は見られなかったことから、周辺環境はそれほど汚染されていなかったことが推測できた。また、1930年代後半から1950年代にかけて、$$^{207}$$Pb/$$^{206}$$Pb, $$^{208}$$Pb/$$^{206}$$Pbの値に大きな変動がみられたことから、海外からの鉛の輸入量が増えたことが推測された。このように底質コアを分析することで、長崎湾周辺における産業の活発化を明瞭に読み取ることができた。また、1980年代以降、長崎湾コアの鉛同位体比は安定した値を示していたが、中国の産業活動が活発化する近年にはさらに変動があったことから、中国からの越境大気汚染の影響も示唆された。

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