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天本 一平; 三田村 直樹*; 都築 達也*; 高崎 康志*; 柴山 敦*; 矢野 哲司*; 中田 正美; 岡本 芳浩
Proceedings of 13th International Conference on Environmental Remediation and Radioactive Waste Management (ICEM 2010) (CD-ROM), p.503 - 508, 2010/10
乾式再処理法を実現可能なプロセスとするためには、同プロセスから発生する使用済み電解質の再生利用を図り、高レベル放射性廃棄物(HLW)の発生容量を抑制する必要がある。この取組みの一環として、原子力機構では、使用済み電解質中の核分裂生成物(FP)をリン酸塩に転換して媒質とFPを分離する技術開発を行っている。今回、固化体原料である鉄リン酸塩ガラス(IPG)をFP収着材として利用すべくその収着機構について検討したところ、ガラス製造条件で変化するIPGの鉄の価数及びガラスの結晶化が収着の要因になっていることが判明した。
天本 一平; 小藤 博英; 明珍 宗孝; 高崎 康志*; 矢野 哲司*; 寺井 隆幸*
Nuclear Technology, 171(3), p.316 - 324, 2010/09
被引用回数:11 パーセンタイル:57.83(Nuclear Science & Technology)RIARで廃塩処理技術として検討されているリン酸塩転換法について、金属電解法から発生する使用済み電解質再生への適用性を評価すべく、FPのリン酸塩沈澱にかかる熱力学的考察と基礎試験を行い、得られた結果から電解質中のFP分離の可能性を述べ、かつFP回収法を提案している。
天本 一平; 小藤 博英; 明珍 宗孝; 都築 達也*; 高崎 康志*; 矢野 哲司*; 寺井 隆幸*
Proceedings of 12th International Conference on Environmental Remediation and Radioactive Waste Management (ICEM '09/DECOM '09) (CD-ROM), 9 Pages, 2009/10
金属電解法による乾式再処理プロセスは、高速増殖炉サイクル実用化研究開発(FaCT)において副概念として採用されている。同プロセスから発生する使用済み電解質の再生利用を図るべく、電解質中の核分裂生成物(FP)をリン酸塩に転換して沈殿分離させる技術について検討した結果、ランタノイド(Ln)系塩化物は、容易にオルトリン酸塩沈殿物を生成することがわかった。さらに、本研究では沈殿物と媒質を分離するためにリン酸塩系ガラスを材料とするろ過フィルタを作製し、沈殿物のろ過試験を行った。今回の試験の結果、ろ過フィルタで沈殿物はほぼ完全に分離できることが判明した。
小藤 博英; 天本 一平; 佐々木 一哉*; 安本 勝*; 高崎 康志*; 明珍 宗孝; 寺井 隆幸*
電気化学および工業物理化学, 77(8), p.597 - 600, 2009/08
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Electrochemistry)金属電解法から生成する高レベル廃棄物削減のため、リン酸塩転換プロセスを開発している。本研究では、熱力学計算におけるリン酸塩転換反応を基礎実験により確認した。希土類塩化物は容易にリン酸塩に転換することがわかった。さらに、転換反応の添加剤であるリン酸リチウムに関して、熱力学特性を解明するために高温での挙動を評価した。
天本 一平; 小藤 博英; 明珍 宗孝; 高崎 康志*; 寺井 隆幸*
Journal of Nuclear Materials, 389(1), p.142 - 148, 2009/05
被引用回数:15 パーセンタイル:68.01(Materials Science, Multidisciplinary)金属電解法の運転で生じる廃塩(LiCl-KCl)は、各種高レベル放射性のFP塩化物を蓄積しているため、高レベル放射性廃棄物発生容量を抑制するには、廃塩からFPを分離する必要がある。この取組みの一環として、報告者らは、リン酸塩転換法の適用性にかかる検討を行っており、同手法の可能性を評価すべく、これまで理論解析と実験を行ってきた。ここでは、廃塩中のFP塩化物のリン酸塩転換について予察試験を行った結果を報告する。すなわち、リン酸塩に転換する対象塩化物のうち、Liを除くアルカリ金属,アルカリ土類金属はほとんど沈殿物を形成しないが、LiやLa(希土類元素を代表して選択)は、リン酸塩として沈殿すること、これらの挙動は、従来の理論解析が妥当であることを裏付けていること、LiPO
の粒子は比較的大きいが、LaPO
の粒子にはサブミクロンの大きさのものが見られること、粒子の成長に転換温度が寄与していること等を結果として得ている。
天本 一平; 小藤 博英; 明珍 宗孝; 高崎 康志*; 矢野 哲司*; 寺井 隆幸*
no journal, ,
高速増殖炉サイクル実用化調査研究(FaCT)の副概念である金属電解法による乾式再処理プロセス(以下、金属電解法)から発生する使用済み電解質の再生利用を図るべく、塩中の核分裂生成物(FP)をリン酸塩として沈殿分離させる技術について、FP塩化物のリン酸塩への転換挙動を考察した結果、ランタノイド(Ln)系塩化物は、容易にオルトリン酸塩を生成し、ろ過フィルタで分離できる可能性があることが判明した。
小藤 博英; 天本 一平; 佐々木 一哉*; 安本 勝*; 高崎 康志*; 明珍 宗孝; 寺井 隆幸*
no journal, ,
金属電解法による乾式再処理プロセスから発生する使用済み電解質の再生利用を図るためのリン酸塩転換法の適用性を検討している。電解質中でのリン酸塩転換反応を評価するための基礎実験及び平衡計算のための熱力学的挙動の評価を行った。
天本 一平; 小藤 博英; 明珍 宗孝; 都築 達也*; 三田村 直樹*; 高崎 康志*; 矢野 哲司*; 寺井 隆幸*
no journal, ,
高速増殖炉サイクル実用化調査研究(FaCT)の副概念である金属電解法による乾式再処理プロセスを成立させるためには、同プロセスから発生する使用済み電解質の再生利用を図り、高レベル放射性廃棄物の発生容量を抑制する必要がある。この取組みの一環として、原子力機構では、使用済み電解質中の核分裂生成物(FP)をリン酸塩に転換して媒質とFPを分離する技術開発を行っている。今回、使用済み電解質に溶け込んだFPリン酸塩に対する収着機能が期待できる材料の開発を実施し、これを用いて可溶性FPを回収する試験を行ったところ、目標を達成することができた。
高崎 康志*; 天本 一平; 明珍 宗孝; 柴山 敦*
no journal, ,
乾式再処理工程から発生する使用済み電解質(廃塩)に含有されているFPの分離法の一方策として、リン酸塩転換法を用いた廃塩リサイクルプロセスが提案されている。リン酸塩転換法では、廃塩中のFP塩化物をリン酸リチウム(LiPO
)と接触させることにより、リン酸塩沈殿物を生じさせ、これをろ過フィルタで分離することにしている。本研究では、FP塩化物をリン酸塩転換法で沈殿分離するための基礎的なデータを取得すること、すなわち、各FP塩化物とLi
PO
との転換反応に着目した実験を行っている。なお、単体のFP塩化物に対するリン酸塩転換挙動の研究は既に行われていることから、ここでは塩化物を2種類混合した転換試験を行った。実験で取得するデータはリン酸塩への転換の有無,複数の塩化物に対するリン酸塩への転換挙動,リン酸塩複塩が生成する場合はその挙動,リン酸塩粒子の成長条件の4項目とし、リン酸塩転換により廃塩中の各種ランタノイド元素が沈殿し、適切な条件を設定することにより、沈殿物(結晶)粒径を成長させることができることが判明した。
天本 一平; 小藤 博英; 都築 達也*; 三田村 直樹*; 高崎 康志*; 柴山 敦*; 矢野 哲司*; 寺井 隆幸*
no journal, ,
高速増殖炉サイクル実用化研究開発(FaCT)の副概念である金属電解法による乾式再処理プロセスでは、同プロセスから発生する使用済電解質の再生利用を図り、高レベル放射性廃棄物(HLW)の発生容量を抑制することが重要である。この取組みの一環として、原子力機構では、使用済電解質中の核分裂生成物(FP)をリン酸塩に転換して媒質とFPを分離する技術開発を関係機関と共同で行っている。今回、これまでの成果を受け、固化体原料である鉄リン酸塩ガラスの持つFP収着機構について検討したところ、ガラス製造温度により変化するネットワークを構成する鉄の価数及びガラスの結晶化に起因していることが判明した。
小藤 博英; 天本 一平; 安本 勝*; 高崎 康志*; 佐々木 一哉*; 明珍 宗孝; 寺井 隆幸*
no journal, ,
金属電解法乾式再処理から発生する使用済電解質を再生利用し、高レベル廃棄物発生量を減らすために、リン酸塩転換処理プロセスを検討している。本報では、溶融塩中でFP塩化物のリン酸塩への転換反応を確認するため、リン酸塩転換反応の熱力学計算の結果を基礎的な転換実験により確認した。また、添加剤として適しているとされるリン酸リチウムの熱力学特性を評価するため、高温挙動に関する評価を行った。
天本 一平; 小藤 博英; 三田村 直樹*; 都築 達也*; 本橋 拓実*; 高崎 康志*; 柴山 敦*; 矢野 哲司*
no journal, ,
使用済電解質中のFPを分離すべく、成分や組成を変化させて試作した各種鉄リン酸塩ガラス系収着材について、化学的安定性やFP収着効果について検討したところ、アルミニウム鉄リン酸塩ガラス系に優れた性能が認められた。