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玉置 哲男*; 高橋 亮一*
Nuclear Engineering and Design, 136(3), p.389 - 399, 1992/08
被引用回数:2 パーセンタイル:27.22(Nuclear Science & Technology)炉雑音を利用したFBRプラントの早期診断技術の開発と検証に用いる目的で炉雑音シミュレ-タを開発した。このシミュレ-タは炉心部と制御系のモデルを含み、炉心部を健全な燃料チャンネルと炉心局冷却異常の模擬が可能な試験用燃料チャンネルとの2チャンネル・モデルで構成した点を特徴としている。本論文ではモデルへの入力雑音源を『常陽』マ-クIの炉雑音特性に関する知見を基に決定しており、そのために必要な決定の手順を示した。得られた雑音性は「常陽」マ-クIの特性を再現しいることを確認した。また、「もんじゅ」以降のプラントで炉出力/流量の比が一定という運転条件下で正常及びいくつかの異常状態での炉雑音特性の例を示した。
玉置 哲男*; 酒井 拓彦*; 遠藤 寛*; 羽賀 一男; 高橋 亮一*
Nuclear Technology, 99(1), p.58 - 69, 1992/07
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Nuclear Science & Technology)遅発中性子(DN)法燃料破損検出(FFD)系の計数率信号の処理により破損検出感度を向上させる技術の開発を目標に、東芝教育訓練用原子炉TTR-1に設置された炉内核分裂生成物挙動試験ループFPI-IIにおいてDN系計数率変動の測定解析を実施した。殊に、計数率雑音と他の運転パラメータの変動との相関に注目し、その雑音源を明らかにする目的で多変量自己回帰(AR)モデルを用いた時系列解析を行った。その結果、定状的な燃料破損状態で生じる計数率変動の周波数特性は白色であること、その振幅は高流量、高温になるほど増大すること、低温時には配管等の構造材表面へのFP沈着効果のために系統温度の変動が計数率変動の大きな要因となること、が示された。
玉置 哲男*; 山本 博樹*; 佐藤 増雄*; 吉田 恵*; 金子 知子*; 照沼 誠一; 高津戸 裕司; 森本 誠
日本原子力学会誌, 34(7), p.665 - 677, 1992/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Nuclear Science & Technology)知的警報処理手法を適用した「常陽」異常時運転支援システム(JOYCAT)は,プラント異常時に運転員の原因判断や状態監視を支援するもので,その診断手法は先ず設計知識を元に一律的な警報処理を行った後,その結果に対して経験的知識による例外的な処理を行う構成を採った点に特徴がある。このため診断処理の高速化と柔軟性を同時に実現できた。設計知識による警報処理は,発生警報間の各種関係を元にそれらの伝播経路を同定し,機器の自動シーケンス動作の監視,運転対応上の「重要警報」と,異常によって直接引き起こされた「原因警報」の判定,及び処置マニュアルを表示出力する。経験知識による処理では,運転経験に基づくヒューリスティクな判断や着眼点による特殊な警報処理等を行う。本システムは,運転訓練シミュレータと結合し各種異常事象のプラント情報を入力し検証試験を行った後,1990年9月に実稼働を開始した。
佐藤 増雄*; 府川 直弘*; 玉置 哲男*; 高橋 秀治*; 伊藤 篤*; 吉田 恵*; 園田 幸夫*; 山本 博樹*; 丸山 富美*
PNC TJ9164 89-003, 200 Pages, 1989/03
原子力プラントにおける運転・補修業務に伴うプラント管理業務は、特に作業の集中する定期検査時には、種々の作業許可審査や操作禁止札の発行および工程表作成・改定等に多大な労力を費やしており、業務のOA化の推進が必要になってきている。一方、エレクトロニクス技術の高度化により、軽水炉向けに種々のOAシステムの開発が行われている。このような背景を踏まえつつ、FBRプラントとしての特殊性を考慮したプラント管理システムを構築し、将来炉においてもこれを反映することを目的として本検討作業を行っている。プラント管理システムを具体化するために、プラント管理業務の省力化、信頼性、効率性の向上およびこれまでに高速実験炉「常陽」にて蓄積したプラント管理技術の有形化を目的として、高速実験炉「常陽」として最適なプラント管理システムを構築し、また、将来炉においてもこれを適用するために必要なソフトウェア手法およびハードウェアシステムについて幅広く検討する。
佐藤 増雄*; 府川 直弘*; 玉置 哲男*; 岩下 強*; 伊藤 篤*; 関口 峰生*; 山中 俊勝*; 吉田 恵*; 丸山 富美*; 山本 博樹*
PNC TJ9164 88-007, 96 Pages, 1988/11
本報告書は、「常陽」の制御棒操作を自動化することによって、運転員の負担を軽減すると共に、マンマシンインタフェイスの充実と運転操作性の向上を図り、さらに、運転操作面での信頼性、安全性の改善を図ることを目的とし、以下の項目について検討した結果をまとめたものである。尚、本検討は、現状プラント構成に基づくもの(制御棒操作自動化システム)と、蒸気発生器を設置した場合のプラント構成に基づくもの(プラント運転自動化システム)とに分け、検討を実施した。(1)制御棒操作自動化システム、及びプラント運転自動化システム構成の検討、(2)知識工学等新技術適用による制御手法の検討、(3)マンマシンインタフェイス手法、及び異常時処置方法の検討、(4)既設制御棒駆動機構、及び中央制御盤の改造範囲の検討 また、自動化システムを実現するにあたっての課題について検討した。以上の検討により、制御棒操作自動化システムとプラン運転自動化システムの基本構成を設定するとともに、既設制御棒駆動機構の改造を行わなくとも、制御棒操作自動実現に必要な制御棒位置制御が可能である見通しを得た。
亀田 晃之*; 佐藤 増雄*; 玉置 哲男*; 府川 直弘*; 佐野 健二*; 吉田 恵*
PNC TJ901 85-08, 110 Pages, 1985/02
近年,"オペレーショナルセーフティ"の観点から,原子力プラント運転に関する多くの分野で,マンマシンインタフェースの開発が進められている。そのマンマシンインタフェースのひとつとして,運転員の状況判断を支援する運転ガイドシステムの開発があげられる。これは,運転員が必要とする情報をプラント状態に応じ的確に提供することにより,人間と機械との接点において両者の強調を図ることを目的としたものである。そこで,本設計では,さらに人間と機械系との協調を深めるため,両者間の意思疎通を積極的に碓保することを目指し,高速実験炉「常陽」の運転操作性の向上を目的とした運転ガイドシステムに関する下記項目の予備設計を行なった。・プラント状態監視機能・知識データベースに基づくプラント状態診断機能・経験データベースに基づくプラント状態診断機能・情報表示機能・会話機能・ハードウェアシステム構成なお,本運転ガイドシステムは図終的には「常陽」実機への適用を目的としたものであるが,その前段階として「常陽」運転訓練シミュレータを利用して検証することを計画しており,シミュレータとのインタフェース及ひシミュレータ側に必要となる改造点についても検討した。