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瀬川 優佳里; 堀田 拓摩; 北辻 章浩; 熊谷 友多; 青柳 登; 中田 正美; 音部 治幹; 田村 行人*; 岡本 久人; 大友 隆; et al.
JAEA-Technology 2016-039, 64 Pages, 2017/03
本報告書は、プルトニウム研究1棟の廃止措置に関して施設利用者である研究グループが主体的に取り組んだ準備作業についてまとめたものである。プルトニウム研究1棟は、平成25年度から推進された原子力機構改革において、廃止措置対象施設の一つに選定された。廃止措置の決定により、それまで施設を利用してきた研究グループは、実験器具及び測定機器を撤去し、核燃料物質の一部及び放射性同位元素を他施設へ運搬する必要が生じた。放射化学研究グループでは、廃止措置準備を円滑に実施するため平成27年4月に「プルトニウム研究1棟使用機器撤去作業チーム」を立ち上げ、使用機器の撤去、薬品の処分、放射能汚染した可能性がある水銀の安定化処理、核燃料物質の安定化処理、核燃料物質・放射性同位元素の他施設への運搬グローブボックス汚染状況の調査について計画を立案し実施した。核燃料物質の使用の許可に関わる作業を除き、作業は平成27年12月に完了した。本報告書では、今後の老朽化施設廃止の際に役立てられるように、これらの作業について細目立てし、詳細に報告する。
稲垣 滋*; 竹永 秀信; 居田 克巳*; 諫山 明彦; 田村 直樹*; 滝塚 知典; 下妻 隆*; 鎌田 裕; 久保 伸*; 三浦 幸俊; et al.
Nuclear Fusion, 46(1), p.133 - 141, 2006/01
被引用回数:56 パーセンタイル:84.99(Physics, Fluids & Plasmas)JT-60UとLHDの内部輸送障壁有り、及び無しプラズマでの過渡輸送特性を調べた。非線形熱輸送モデルを用いて、電子系の熱拡散係数の電子温度T
、及び電子温度勾配
T
依存性を明らかにした。内部輸送障壁無しプラズマでは、LHDでは
はT
におもに依存するのに対して、JT-60Uでは
はT
と
T
の両方に依存した。また、LHDでは周辺にコールドパルスを与えた場合に中心の温度が上昇する現象が観測された。JT-60Uでは、周辺部に与えられたコールドパルスに対して、パワーバランスから求めた
では説明できない非常に速い伝搬を観測した。これらは、熱輸送の非局所性を示していると思われる。ITB有りプラズマでは、LHD, JT-60UともにITB領域でコールドパルスによる温度減少が大きくなることを観測するとともに、
のT
に対する負の依存性を明らかにした。
稲垣 滋*; 竹永 秀信; 居田 克巳*; 諫山 明彦; 田村 直樹*; 滝塚 知典; 下妻 隆*; 鎌田 裕; 久保 伸*; 三浦 幸俊; et al.
Proceedings of 20th IAEA Fusion Energy Conference (FEC 2004) (CD-ROM), 8 Pages, 2004/11
JT-60UとLHDの内部輸送障壁有り、及び無しプラズマでの過渡輸送特性を調べた。非線形熱輸送モデルを用いて、電子系の熱拡散係数の電子温度T
、及び電子温度勾配
T
依存性を明らかにした。内部輸送障壁無しプラズマでは、LHDでは
はT
におもに依存するのに対して、JT-60Uでは
はT
と
T
の両方に依存した。また、LHDでは周辺にコールドパルスを与えた場合に中心の温度が上昇する現象が観測された。JT-60Uでは、周辺部に与えられたコールドパルスに対して、パワーバランスから求めた
では説明できない非常に速い伝搬を観測した。これらは、熱輸送の非局所性を示していると思われる。ITB有りプラズマでは、LHD, JT-60UともにITB領域でコールドパルスによる温度減少が大きくなることを観測するとともに、
のT
に対する負の依存性を明らかにした。
北村 暁; 小原 幸利*
Radiochimica Acta, 92(9-11), p.583 - 588, 2004/00
被引用回数:12 パーセンタイル:60.66(Chemistry, Inorganic & Nuclear)炭酸共存下・高アルカリ水溶液中におけるNp(IV)の溶解度を測定した。得られた溶解度の水素イオン濃度指数および全炭酸濃度の依存性より,支配的な溶存化学種がNp(CO/2/(OH)/
4-/であると推定された。既存の報告にあるNp(CO/
2/(OH)/
2-/との2種のヒドロキソ炭酸錯体について,熱力学データの決定を行った。
北村 暁; 小原 幸利*
第9回地質環境におけるアクチニドおよび核分裂生成物の化学および移行挙動に関する国際学会, 0 Pages, 2003/00
アルカリ性水溶液中、炭酸共存下におけるネプツニウム(IV)の溶解度を測定した。得られた溶解度曲線の水素イオン濃度および全炭酸濃度依存性より、支配的な溶存化学種を推定し、その見かけの平衡定数を決定した。さらに、見かけの平衡定数のイオン強度依存性を解析することにより、イオン強度0における平衡定数を決定した。本研究のデータの一部はすでに他の学会で発表しているが、本発表では強アルカリ性水溶液中における支配溶存化学種の再考察を中心に、新規に取得したデータおよび解析結果を報告する。
北村 暁; 小原 幸利*
JNC TN8400 2001-006, 35 Pages, 2001/01
炭酸共存下におけるNp(IV)の溶解度を測定した。過飽和法を用い、イオン強度を0.5M(Mmol-dm-3)および1.0Mに、水素イオン濃度指数(pHc=-log[H+])を8.5
13に、全炭酸濃度を0.005
0.1Mに調整した水溶液中のNp(IV)溶解成分の濃度を測定した。還元剤には、亜二チオン酸ナトリウムを用いた。得られたNp(IV)の溶解度は、pHcの増加により減少し、また全炭酸濃度およびイオン強度の増加により増大することが明らかになった。得られた溶解度曲線のpHcおよび全炭酸濃度依存性を考慮することにより、本実験条件においてはNp(CO3)2(OH)22-およびNp(CO3)2(OH)44-の2種の溶存種の存在が予想された。また、各イオン強度におけるこれらのヒドロキソ炭酸錯体の見かけの平衡定数を取得した。さらに、見かけの平衡定数のイオン強度依存性を特別なイオン相互作用が考慮されたモデル(SIT)を用いて解析することにより、標準状態すなわちイオン強度0 mol-kg-1における熱力学的な平衡定数値を取得した。得られた熱力学データを既報の文献値と比較することにより、その妥当性を論じた。
馬場 恒孝; 萩谷 弘通*; 田村 行人; 妹尾 宗明*; 米澤 仲四郎; Carter, P.*
Analytical Sciences, 14, p.389 - 394, 1998/04
被引用回数:12 パーセンタイル:41.08(Chemistry, Analytical)セラフィールドのウィンズケールガラス固化プラントで作製された、高レベル放射性廃棄物ガラス固化体の化学組成を誘導結合プラズマ発光分光分析法(ICP-AES)による定量分析によって決定した。化学分析は日本原子力研究所のホットセル及びグローブボックス内で実施した。ガラス固化体試料は、SiとBの定量のための過酸化ナトリウム融解法及びLi,Na,Mg,Al,P,Cr,Fe,Ni,Sr,Zr,Mo,La,Ce,Nd及びUの定量のためのフッ化水素酸一過塩素酸を用いた酸分解法によって、それぞれ溶液に調製された。並行して実施したガラス標準試料(NIST SRM-1412)及び非放射性模擬ガラス固化体の分析データによって、本分析法の信頼性を示すことができた。高レベル放射性廃棄物ガラス固化体の分析結果は、ガラス固化に用いた高レベル放射性廃液及びガラスフリットの分析データをもとに英国核燃料会社(BNFL)が推算した値と良く一致した。
上薗 裕史; 橋本 昌亮*; 田村 行人; 佐川 民雄; 松本 征一郎
Materials Research Society Symposium Proceedings, Vol.353, 0, p.71 - 78, 1995/00
地層処分後数百年経過しても、ガラス固化体はCs等によるガンマ線のため、周辺の地下水の液性に影響を及ぼす。この時期にガラス固化体が直接地下水と接触すると、ガラス固化体の浸出挙動はガンマ線による影響を受ける可能性がある。本研究では、玄武岩質合成地下水中で、多数の板状模擬ガラス固化体に、10
R/hのガンマ線を照射し、実環境に近い条件での浸出挙動について解析を進めた。その結果、1000ml/yの流量では、酸化還元電位(Eh(V))は、Eh=0.78-0.069pHのように変化し、pHとの相関が認められた。これは非照射の場合と比較すると、同一pHの値では約0.12Vの還元側シフトであった。この状態での多イオン価元素(Fe,Ce等)の浸出液中濃度は
0.05ppm以内の変動であり、非照射の場合と比較して有意の差は認められないことが分った。
馬場 恒孝; 萩谷 弘通*; 田村 行人; 米澤 仲四郎
分析化学, 42, p.317 - 323, 1993/00
模擬廃棄物ガラス固化体試料を使用し、高レベル放射性廃棄物ガラス固化体に適する定量分析法を決定した。Si及びBは粉末試料を過酸化ナトリウム融解法により分解後、ICP発光分析法(ICP-AES)により定量した。その他の元素(Li,Na,Al,P,Ca,Fe,Zn,Zr)は粉末試料をフッ化水素酸一過塩素酸により分解後、ICP-AESまたは原子吸光分析法(AAS)で定量した。本法によるNISTガラス標準試料の定量値は、NISTの保証値と7%以内での一致が得られ、また、定量値の再現精度は6%以下であった。
三田村 久吉; 松本 征一郎; K.P.Hart*; 宮崎 崇*; E.R.Vance*; 田村 行人; 冨樫 喜博; White, T. J.*
Journal of the American Ceramic Society, 75(2), p.392 - 400, 1992/02
被引用回数:26 パーセンタイル:76.45(Materials Science, Ceramics)Na入り高レベル廃棄物のチタン酸塩セラミック固化体にCmを添加した試料は、加速年数9千年以降、亀裂の発生により見かけの密度が大きくなり、加速年数10万年での密度減少は3.4%に達した。加速年数が進んだ試料に亀裂が発生すると、NaとCsの浸出率は粒界ガラス相の溶解によって支配されるようになり、同時にこの相に取り込まれていたSrの浸出率も増加した。亀裂による破壊面が浸出液に曝され、粒界ガラス相が溶出した後は、可溶性元素の浸出率はそれぞれの母相の溶解によって支配されていた。固化体の化学的耐久性は、亀裂に伴う有効表面積の増加と反跳核によるペロブスカイト相の放射線損傷によって劣化し、これらの合成効果により、加速年数3万1千年試料からのNa,Csの浸出率が~10倍、Sr,Caの浸出率が~100倍大きくなった。Cmの浸出率は、浸出液のpHが高くなったことにより、逆に減少した。
三田村 久吉; 冨樫 喜博; 松本 征一郎; 宮崎 崇*; 田村 行人; 田代 晋吾
Applied Radiation and Isotopes, 41(9), p.839 - 845, 1990/09
キュリウムを添加したシンロックの浸出液中のCmを、簡便に定量測定するために、井戸型NaI(Tl)シンチレーション検出器を利用した。この定量化のため、得られた
スペクトルの32.0から52.5keVの間のカウント数を積算することによって、
Cmの42.8keVピークの面積を求めた。