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森井 幸生; 小池 良浩; 五十嵐 武*; 久保田 実*; 鰭崎 有*; 谷田 広士*
Physica B; Condensed Matter, 284-288(Part2), p.2014 - 2015, 2000/07
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Condensed Matter)中性子散乱研究用液体ヘリウムフリー希釈冷凍機「mKクライオクーラー」を開発した。この冷凍機は4Kステージにパルス管冷凍機を、mKステージにジュールトムソン型稀釈冷凍機を採用して構成されている。中性子散乱実験で得られた最低温度は41mKであった。自動冷却操作が開発されつつある。この希釈冷凍機により、移動性良く、簡単な操作で、経費も低く、運転が安定して、中性子ビームロスのない中性子散乱実験が誰にでも可能になると期待される。
小池 良浩; 森井 幸生; 五十嵐 武*; 久保田 実*; 鰭崎 有*; 谷田 広士*
Cryogenics, 39(7), p.579 - 583, 1999/00
被引用回数:21 パーセンタイル:66.65(Thermodynamics)超低温での実験には通常希釈冷凍機が用いられるが、これを作動させるのにはかなりの経験が必要であり、作動させる低温雰囲気を作るのに大量の液体ヘリウム寒剤を必要とするため、中性子散乱実験に対しては、導入はあまり進んでいなかった。そこで誰もが簡単に行えるようにするため、パルス管・GMハイブリッド型冷凍機とジュールトムソン型希釈冷凍機を組み合わせた、液体ヘリウム寒剤を使用とせず、取り扱いも比較的簡単な超低温用冷凍機''mK Cryocooler''の開発を行った。その結果、試作機が完成し中性子ビーム中で約40mKの温度が得られた。この成功により、実験操作の簡便化、コスト低減化、中性子ビーム利用効率化を達成する見込みをつけた。冷却テストでは、室温から4.2Kまで希釈冷凍機部分を予冷するために約一日、その後、希釈冷凍機運転により、約50mKに8時間程度で到達した。この冷却テスト時のcooling powerは100mKで約42Wであった。
岡本 芳三; 秋野 詔夫; 江森 恒一; 谷田 稔
PNC TJ250 71-02, 80 Pages, 1971/09
本報告書は、高速実験炉「常陽」の第ニ次試作燃料体の水ループによる流動特性試験の結果について記したものである。試験を行なった燃料体は、ワイヤ・スペーサーを有する炉心およびブランケット燃料体各一種である。圧力降下・流速分布・燃料ピンの振動変形及び混合効果に関する諸特性が測定された。