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論文

イオンビーム照射によるスプレーギクの花色変異の育種

田之頭 優樹*; 永吉 実孝*; 遠嶋 太志*; 長谷 純宏

JAEA-Review 2014-050, JAEA Takasaki Annual Report 2013, P. 109, 2015/03

本研究は、スプレーギク品種へのイオンビーム照射による花色ファミリー品種の効率的な育成方法に関するものである。夏秋スプレーギク品種「サザンチェルシー(桃色)」の葉片培養物へイオンビームを照射して得た変異集団からは、アントシアニンが減少した薄桃色及び白色、アントシアニンが増加した濃桃色、カロテノイドが増加した赤樺色及び黄樺色が得られた。育種目標とした白色の花色変異率は0.6%、赤樺色は1.4%であったが、黄色は0%であった。黄色の変異体を得るためには、アントシアニンが消失する変異と、カロテノイドが増加する2つの変異が必要と考えられるが、この2つの変異が独立して生じると仮定すると、1回の変異誘発で黄色変異体が得られる頻度は0.0084%と極めて低い。この結果から、白色変異株への再照射によってカロテノイドが増加した変異を獲得することが黄色変異体を獲得する上で高効率であると考えられた。

論文

イオンビーム照射によるキクの段階的改良

田之頭 優樹*; 永吉 実孝*; 遠嶋 太志*; 長谷 純宏

JAEA-Review 2014-050, JAEA Takasaki Annual Report 2013, P. 110, 2015/03

白系秋輪ギクの主力品種「神馬」を材料として、無側枝性で茎葉や花のボリュームに優れる「新神」を育成し、さらに低温開花性を併せ持つ新系統「C90-i-3」の育成に成功した。しかしながら、「C90-i-3」では無側枝性が「新神」より強く、挿し穂による自家増殖が困難であることから、「C90-i-3」へのイオンビームの再々照射によって、採穂数が「新神」程度に回復した個体の作出を目的として試験を行った。「C90-i-3」由来の選抜系統から、DNA量の低下や生育特性の悪化がみられない材料を選定し、変異誘発した1092個体から、低温開花性があり花や茎葉のボリュームに優れる13個体を選抜した。これらを増殖し、採穂数を調査した結果、採穂数が20%以上改善した4系統を選定した。以上の結果から、生育特性やDNA量の減少がみられない個体へ低線量を照射することによって、通算3回のイオンビーム照射による変異誘発でも、不良変異を伴わずに段階的な特性改良が可能であることが示された。

論文

イオンビーム育種によるサトウキビ品種「Ni17」の特性改良

竹之下 佳久*; 遠嶋 太志*; 西 裕之*; 白尾 吏*; 長谷 健*; 大江 正和*; 長谷 純宏; 鳴海 一成

JAEA-Review 2008-055, JAEA Takasaki Annual Report 2007, P. 66, 2008/11

沖縄県久米島地域及び鹿児島県奄美地域を普及対象として育成されたサトウキビ品種「Ni17」は株出し適性が高く、耐風性も強い。しかし、葉鞘部に着生する毛群が粗剛であるため、収穫や栽苗等の作業に障害をきたしている。そこで、イオンビーム照射による突然変異誘発により毛群の少ない優良系統の育成を試みた。幼苗検定により初期選抜した188個体について、ほ場での毛群及び生育調査を行い、毛群が少なく生育の良好な有望個体30個体を選抜し、南西諸島の徳之島現地圃場の系統選抜試験に供試した。2年間の特性調査の結果、有望な系統「KB04-25」を選抜した。「KB04-25」は春植栽培において、毛群の発生が「Ni17」に比べて少なくなっており、収量面においては、茎径が細くなり1茎重は18%減少したものの、茎長が15cm長くなり、茎数が52%増加したために収量は19%増加した。茎の細茎化については風折抵抗性が低下することが想定されるため、今後検討が必要である。

論文

Extended steady-state and high-beta regimes of net-current free heliotron plasmas in the Large Helical Device

本島 修*; 山田 弘司*; 小森 彰夫*; 大藪 修義*; 武藤 敬*; 金子 修*; 川端 一男*; 三戸 利行*; 居田 克巳*; 今川 信作*; et al.

Nuclear Fusion, 47(10), p.S668 - S676, 2007/10

 被引用回数:34 パーセンタイル:73.71(Physics, Fluids & Plasmas)

大型ヘリカル装置(LHD)では、加熱パワーの増大及び粒子の排気/供給能力の向上に加え、革新的な運転シナリオの発見により、無電流ヘリオトロンプラズマの性能を改善することに成功した。その結果、特に、高密度,長時間運転,高ベータに関して運転領域を拡大することに成功した。LHDにおける多様な研究の結果、無電流ヘリオトロンプラズマの特長が明らかになった。特に、ローカルアイランドダイバータによる排気とペレット入射によるプラズマ中心部への粒子供給を組合せることにより内部拡散障壁(IDB)を形成し、5$$times$$10$$^{20}$$m$$^{-3}$$という超高密度のプラズマが得られた。4.5%の体積平均ベータ値や、54分間の放電時間(総入力エネルギー: 1.6GJ、平均入力パワー: 490kW)を達成することにも成功した。本論文では、IDB, 高ベータプラズマ, 長時間運転に関する最近2年間の成果を概括する。

論文

Extended steady-state and high-beta regimes of net-current free heliotron plasmas in the large helical device

本島 修*; 山田 弘司*; 小森 彰夫*; 大藪 修義*; 金子 修*; 川端 一男*; 三戸 利行*; 武藤 敬*; 居田 克巳*; 今川 信作*; et al.

Proceedings of 21st IAEA Fusion Energy Conference (FEC 2006) (CD-ROM), 12 Pages, 2007/03

大型ヘリカル装置(LHD)では、加熱パワーの増大及び粒子の排気/供給能力の向上と併せ、無電流ヘリオトロンプラズマの革新的な運転シナリオの開発を行った。その結果、高密度,長時間運転,高ベータに関して運転領域を拡大することに成功した。LHDにおける多様な研究の結果、無電流ヘリオトロンプラズマの特長が明らかになった。特に、ローカルアイランドダイバータによる排気とペレット入射によるプラズマ中心部への粒子供給を組合せることにより内部拡散障壁(IDB)を形成し、$$5times10^{20}$$m$$^{-3}$$という超高密度のプラズマが得られた。この結果は魅力的な超高密度核融合炉へ道を開くものである。また、4.5%の体積平均ベータ値や、54分間(総入力エネルギー: 1.6GJ,平均パワー: 490kW)の放電維持時間を得ることにも成功した。本論文では、IDB,高ベータプラズマ,長時間運転に関する最近2年間の成果を概括する。

論文

Suppression of hydrogen absorption to V-4Cr-4Ti alloy by TiO$$_{2}$$/TiC coating

廣畑 優子*; 元嶋 大*; 日野 友明*; 仙石 盛夫

Journal of Nuclear Materials, 313-316(1-3), p.172 - 176, 2003/03

 被引用回数:13 パーセンタイル:64.66(Materials Science, Multidisciplinary)

核融合炉材料候補材の一つである低放射化バナジウム合金(V-4Cr-4Ti)の、降温時における水素吸収を低減させるために酸化チタン層コーティングを試みた。この層の組成はTiO$$_{2}$$とTiCであり、そのうちTiO$$_{2}$$は80%である。コーティング層の厚さを増大させるに従いバナジウム合金の水素吸収率は大幅に低減され、厚さ0.5$$mu$$m,温度 573Kではコーティングしない場合の1/50までとなった。

口頭

イオンビーム育種によるサトウキビ品種「Ni17」の特性改良

竹之下 佳久*; 遠嶋 太志*; 西 裕之*; 吉原 亮平; 長谷 純宏; 白尾 吏*; 長谷 健*; 大江 正和*

no journal, , 

サトウキビ品種「Ni17」は株出し適性が高く、耐風性も強い。しかし、葉鞘部に着生する毛群が粗剛であるため、収穫や栽苗等の作業に障害をきたしている。そこで、イオンビーム照射による突然変異誘発により毛群の少ない優良系統の育成を試みた。幼苗検定により初期選抜した188個体について、ほ場での毛群及び生育調査を行い、毛群が少なく生育の良好な有望個体30個体を選抜し、系統選抜試験に供試した。2年間の特性調査の結果、有望な系統「KB04-25」を選抜した。「KB04-25」は、茎径が細くなり1茎重は減少する傾向であったが、茎長及び茎数の増加が大きく、その結果収量が増加した。一方、今回の選抜過程において、イオンビームの照射は行わず培養系を経由した無照射区の個体の中にも、茎長及び茎数が増加する変異体が見いだされており、培養変異も増収効果の一因と考えられた。しかしながら、無照射区では毛群が減少した変異体は見つかっておらず、毛群が減少する系統を作出するにはイオンビーム照射による変異誘発が重要であると考えられた。

口頭

イオンビーム照射による白系秋輪ギク「新神」の段階的な特性改良

田之頭 優樹*; 遠嶋 太志*; 永吉 実孝*; 長谷 純宏; 鳴海 一成*

no journal, , 

白系秋輪ギクの主力品種「神馬」を材料として、イオンビーム照射によるワンポイント改良によって無側枝性、低温開花性、切り花のボリュームを併せ持つ品種の育成を進めている。現在までに無側枝性で茎葉や花のボリュームの優れる「新神」を育成し、さらに「新神」へのイオンビーム再照射によって低温開花性を併せ持つ「C09-i-3」等の新系統を育成した。しかしながらこれらの系統は無側枝性が「新神」より更に強く、高温期での母株栽培による挿し穂の確保が困難であり、自家増殖が可能である「新神」並の無側枝程度に回復させる必要がある。これまでの知見から、DNA量と生育特性が減少していない変異体を照射材料とすることや、再照射線量は不定芽再生率等から推定する照射線量より低線量とすることで不良変異を伴わずに複数の特性を段階的に改良できることが示されている。そこで、「新神」の再改良により作出した低温開花性系統へのイオンビーム再々照射を行い、母株採穂性が「新神」並に回復した個体の作出を図った。

口頭

ポリアクリルアミドゲルにおける水の構造変化

関根 由莉奈; 東島 優*; 深澤 倫子*; 深澤 裕

no journal, , 

ハイドロゲルは、ポリマーから成る三次元編目に多量の水を安定に含む物質である。ゲル中の水の性質はゲル材料の特性に大きく関与する。ゲル中に存在する水は、その空間的制限やポリマーとの相互作用やからバルク水とは異なる構造や物理化学的性質を示す。例えば、ゲル中の水の凍結融解挙動が普通の水とは異なることが知られている。現在までに、ゲル内部の水は融点の異なる大きく分けて3種類の水(自由水,中間水,束縛水)が存在することが明らかになっている。3種類の水の存在比や構造は、ゲルの含水率やゲルを構成する高分子の荷電や官能基が関与する。しかしながら、それらの水の詳しい性質は未だ不明な点が多い。本研究では高分子種の違いがゲル中の水に及ぼす影響明らかにすることを目的として、ラマン散乱法を用いて含水率の異なるポリアクリルアミド(PAA)ゲル及びポリN,N-ジメチルアクリルアミド(PDMAA)ゲルの振動エネルギーの変化を調べた。この2つのポリマーは側鎖以外はほぼ同様の化学構造を有する。本発表では、振動エネルギーの変化より、ゲル中に存在する水の構造変化のメカニズムを議論する。

口頭

スプレーギクへのイオンビーム照射による効率的な花色変異体の作出

田之頭 優樹*; 永吉 実孝*; 遠嶋 太志*; 長谷 純宏

no journal, , 

本研究は、スプレーギク品種へのイオンビーム照射による花色ファミリー品種の効率的な育成方法に関するものである。夏秋スプレーギク品種「サザンチェルシー(桃色)」の葉片培養物へイオンビームを照射して得た変異集団からは、アントシアニンが減少した薄桃色及び白色、アントシアニンが増加した濃桃色、カロテノイドが増加した赤樺色及び黄樺色が得られた。育種目標とした白色の花色変異率は0.6%、赤樺色は1.4%であったが、黄色は0%であった。黄色の変異体を得るためには、アントシアニンが消失する変異と、カロテノイドが増加する2つの変異が必要と考えられるが、この2つの変異が独立して生じると仮定すると、1回の変異誘発で黄色変異体が得られる頻度は0.0084%と極めて低い。この結果から、白色変異株への再照射によってカロテノイドが増加した変異を獲得することが黄色変異体を獲得する上で高効率であると考えられた。

口頭

中性子回折法によるハイドロゲル中に形成する氷の構造評価

関根 由莉奈; 東島 優*; 深澤 倫子*; 深澤 裕

no journal, , 

ハイドロゲル中に存在する水は、自由水, 中間水, 束縛水の3種類に区別することができ、通常の水とは異なる性質や構造を有することが知られている。本研究では、ゲル中の水の性質や構造を明らかにすることを目的として、オークリッジ国立研究所の中性子回折装置(WAND)を用いて含水率の異なるポリN,N-ジメチルアクリルアミド(PDMAA)ゲルの中性子回折パターンを10-300Kの温度範囲において測定した。高含水率のPDMAAゲルでは10-300Kの範囲で六方晶氷の回折パターンを観察した。一方、低含水率のゲルでは230K以下でアモルファス氷の回折パターンを観察した。これは昇温に伴い立方晶氷及び六方晶氷のパターンへと変化した。この結果はゲルの含水率変化に伴い水の構造が大きく変化することを示すものである。本研究成果は新規ゲル材料の開発において重要な知見となる。

口頭

テッポウユリ「クリスタルホルン」のイオンビーム照射による小球形成率や無花粉化への影響

玉利 光男*; 田之頭 優樹*; 遠嶋 太志*; 永吉 実孝*; 長谷 純宏

no journal, , 

イオンビーム照射によるユリの無花粉個体作出を目指し、照射した培養鱗片からの小球形成率ならびに開花個体での無花粉化への影響を検討した。テッポウユリ「クリスタルホルン」の培養鱗片に炭素イオンビームを照射し、MS培地上で小球形成状況を調査した結果、非照射では100%であった小球形成率は線量に応じて低下し、1Gy照射区では32%であった。鱗片あたりの小球の数は0.6Gy以上で顕著に低下した。これらの小球を育成して開花させた個体では、草丈, 花色, 花型及び葉型には変異は認められなかった。花の雄ずいが退化した無花粉個体は全ての線量区で得られ、線量反応は明確ではないが、照射により花粉の着生状況の変化が拡大した。無花粉個体のうち、花数などの形質に優れる2個体を選抜し、今後、特性評価を行う。

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