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西谷 健夫; 谷川 博康; 野澤 貴史; 實川 資朗; 中道 勝; 星野 毅; 山西 敏彦; Baluc, N.*; Mslang, A.*; Lindou, R.*; et al.
Journal of Nuclear Materials, 417(1-3), p.1331 - 1335, 2011/10
被引用回数:14 パーセンタイル:72.14(Materials Science, Multidisciplinary)幅広いアプローチ活動ではブランケット材料開発を中心としてR&Dを進めている。ブランケット構造材料開発では、低放射化フェライト鋼F82Hの5t溶解を実施し、2次溶解として電気スラグ溶解を用いることにより不純物制御ができることを確認した。欧州でもEUROFERの溶解を実施し348mm厚の鋼板を製作した。SiC/SiC複合材の開発では、NITE-SiC/SiC複合材に対してダブルノッチ引っ張り試験を実施し、破壊強度がノッチサイズにあまり異存しないことを明らかにした。欧州では、SiCとLiPbの共存性試験の準備を実施した。先進中性子増倍材の開発では、BeとTiの粉末から直接Be-T金属間化合物を焼結することを試みた。また欧州では、30mm径のBe-T金属間化合物母材の製造に成功した。先進トリチウム増殖材の開発では、再処理法の確立を目指して、トリチウム増殖材微小球の溶解試験を行い、硝酸と過酸化水素水により90%以上溶解できることがわかった。
林 君夫; 荒木 政則; Baluc, N.*; 山西 敏彦; 西谷 健夫; Hernandez, T.*; Morono, A.*; Moriani, A.*; Tosti, S.*; 野澤 貴史; et al.
no journal, ,
幅広いアプローチ(BA)は2007年半ばに開始され、原型炉R&D活動は核融合へ原型炉の設計のための活動を支えることを意図したものである。本講演では、原型炉R&D活動におけるこれまでの進捗について発表する。原型炉に向けた日欧の共通の関心に基づいて、現状の活動は5つの分野(1)SiC/SiC複合材料,(2)トリチウム工学,(3)原型炉ブランケットのための材料工学(特に低放射化鋼),(4)先進中性子増倍材料の開発,(5)先進トリチウム増殖材料の開発において順調に進捗している。2010年からは、実験設備や施設の準備が完了した後、R&D活動が本格化される。
林 君夫; 中島 徳嘉*; Clement Lorenzo, S.*; Baluc, N.*; 西谷 健夫; 山西 敏彦; Morono, A.*; Hernandez, T.*; Moriani, A.*; Tosti, S.*; et al.
no journal, ,
原型炉研究開発活動は、幅広いアプローチ(BA)における核融合原型炉設計活動を支えることを意図したものである。本講演では、原型炉研究開発活動におけるこれまでの進捗、特に日欧共同活動について発表する。リチウム鉛(Pb-Li)中におけるSiC/SiC複合材料の侵食腐食挙動を研究するための装置は、六ヶ所に設置して実験を行うため、現在欧州で製作中である。低放射化フェライト/マルテンサイト鋼(EUROFER及びF82H)のベルギーの原子炉(BR2)による照射試験が準備中である。また、日欧間で、低放射化フェライト/マルテンサイト鋼,中性子増倍材及びトリチウム増殖材試料を交換して、特性評価を行うことが計画されている。このように、研究開発活動が強化されつつある。