検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 4 件中 1件目~4件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

報告書

Establishment of a database for Japan Sea parameters on marine environment and radioactivity (JASPER), 1; Anthropogenic radionuclides (Contract research)

伊藤 集通; 乙坂 重嘉; 鈴木 崇史; 田中 孝幸; 常山 鉄平; 外川 織彦

JAEA-Data/Code 2007-008, 41 Pages, 2007/03

JAEA-Data-Code-2007-008.pdf:3.11MB

日本海の海洋環境パラメータと放射性核種に関するデータベース(JASPER)が、日本とロシアの排他的経済水域にまたがって行われた日本海海洋調査(第1期)の最終成果物の一つとして構築された。そして今、他の核種,化学トレーサー,海洋学的データの一連の分冊の最初の巻として、人工放射性核種のデータが一般に公開された。現時点では、データベースには、この分類で252データレコードの登録があり、その内訳は、$$^{90}$$Srと$$^{137}$$Csが193データ、$$^{238}$$Puが163データ、$$^{239+240}$$Puが236データとなっている。そしてこれらは、海水,海底堆積物,ろ過粒子から得られたものである。データベースの構築により、近年の日本海環境が可能な限りのパラメータを用いて記録された。われわれは、このデータベースが、人工放射性核種による日本海の汚染の監視,日本海内の物質輸送の研究,数値シミュレーションモデルの開発検証の各分野において強力なツールとなることを信じている。さらに、海洋における人工放射性核種の世界規模での研究,監視に貢献するためデータベースをIAEA-MELとリンクする準備を遂行中である。

論文

Balance of anthropogenic radionuclides in the Japan Sea

常山 鉄平; 伊藤 集通; 乙坂 重嘉

Proceedings of International Symposium on Environmental Modeling and Radioecology, p.236 - 239, 2007/03

本研究の目的は、日本海における人工放射性核種($$^{90}mbox{Sr}$$, $$^{137}mbox{Cs}$$, $$^{239+240}mbox{Pu}$$)の収支を見積もることである。このために、これまでに蓄積された対象核種の濃度データを解析した。日本海の海水における対象核種の収支は、総量と流入量,流出量についての時間変化を評価することで見積もられる。対馬海峡を通る供給量と降下量の和が流入量となり、津軽・宗谷の両海峡を通る排出量と海底土への沈降量の和が流出量となる。総量はインベントリーを日本海の表面積で積分することにより見積もられる。それゆえ、総量の時間変化を見積もるために、インベントリーの時間変化がわかっている必要がある。現在までの、解析の結果、インベントリーと表層の核種濃度の相関に時間変化があることがわかった。これらの結果から、ゆっくりとした深層への沈降と急速な深層への沈降の二つがあることがわかった。講演時には、日本海海水における収支の見積もりまでを発表する予定である。そして、その次のステップとして、本結果に海底堆積物に対する解析結果を加味する予定である。

口頭

The Balance of anthropogenic radionuclides in the Japan Sea

常山 鉄平; 伊藤 集通; 乙坂 重嘉

no journal, , 

本研究の目的は、日本海における人工放射性核種($$^{90}mbox{Sr}$$,$$^{137}mbox{Cs}$$,$$^{239+240}mbox{Pu}$$)の収支を見積もることである。このために、これまでに蓄積された対象核種の濃度データを解析した。日本海の海水における対象核種の収支は、総量と流入量,流出量についての時間変化を評価することで見積もられる。対馬海峡を通る供給量と降下量の和が流入量となり、津軽・宗谷の両海峡を通る排出量と海底土への沈降量の和が流出量となる。総量はインベントリーを日本海の表面積で積分することにより見積もられる。それゆえ、総量の時間変化を見積もるために、インベントリーの時間変化がわかっている必要がある。現在までの、解析の結果、インベントリーと表層の核種濃度の相関に時間変化があることがわかった。これらの結果から、ゆっくりとした深層への沈降と急速な深層への沈降の二つがあることがわかった。講演時には、日本海海水における収支の見積もりまでを発表する予定である。そして、その次のステップとして、本結果に海底堆積物に対する解析結果を加味する予定である。

口頭

日本海における人工放射性核種存在量の時間変化

伊藤 集通; 常山 鉄平; 乙坂 重嘉

no journal, , 

本研究では、地球環境への供給開始時期及び供給量が比較的明らかになっている人工放射性核種($$^{90}$$Sr, $$^{137}$$Cs, $$^{239+240}$$Pu)に着目し、日本海における存在量とその時間変化を見積もることを試みた。使用したデータは、気象研究所のHAMデータベース,原子力機構のJASPERデータベース及びIAEA-MELのMARISから抽出した。解析の結果、(1)日本海では、大気からの降下量と同等かそれ以上の人工放射性核種が約30年間で蓄積されている,(2)特に、粒子状物質によって海水中から除去されやすいPuはその傾向が強い,(3)太平洋亜熱帯域からの比較的高濃度な人工放射性核種を含む海水の流入や、粒子による表層から深層への除去などにより、日本海深層に各核種が蓄積される、といったことが示唆された。また、本研究の成果は他の化学種についても適応できるもので、日本海における物質循環解明の一助になるものと考える。

4 件中 1件目~4件目を表示
  • 1