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口頭

高温多湿,高放射線環境下における放射線防護設備の適用にかかわる研究; 放射線作業における身体負荷量の調査

海野 基義; 江橋 勤; 川崎 位; 友常 祐介; 秋山 聖光; 江尻 英夫; 小林 博英

no journal, , 

本研究は、重装備の身体的負荷の緩和を目指して実施しているものである。本件は、最適な防護装備の選定や防護装備の性能評価を行ううえで、重要なパラメータの一つである身体負荷の定量的な指標として生理学的指標に着目し、東海再処理施設の放射線作業において、データの収集・調査を行い、まとめたものである。その結果、作業前後の体重の減少量が身体負荷の定量的な指標として有効であることが確認された。

口頭

東海再処理施設における眼の水晶体の被ばく低減対策

西野 紗樹; 根本 良*; 林 宏幸*; 小林 大輔; 磯前 日出海; 佐久間 修平; 滝本 美咲; 奥山 駿; 海野 基義; 北尾 貴彦

no journal, , 

東海再処理施設のプルトニウム転換技術開発施設(PCDF)は、使用済燃料を再処理し精製した硝酸プルトニウム溶液からMOX粉末を製造する施設であり、プルトニウムをグローブボックス越しに至近距離で取扱うため、厳しい放射線管理が要求される作業環境である。ICRPの声明を受け、令和3年4月に眼の水晶体の等価線量限度が引き下げられたことから、より厳格な被ばく管理の実施を目的として、PCDFの作業員の水晶体付近での被ばく線量測定及び被ばく低減対策の検討を実施した。現在PCDFを含む東海再処理施設は、廃止措置に移行しており、主な外部被ばくの要因である、PCDF工程内で発生した廃棄物のグローブボックス内での取扱作業を想定して、作業性及び遮へい能力を総合的に評価した結果、放射線防護メガネを防護具として選定し、令和3年度から作業内容に応じた着用を開始している。

口頭

中性子用固体飛跡個人線量計の高線量中性子に対する応答特性について

橋本 崇紀*; 佐久間 修平; 細見 健二; 渡邊 裕貴; 海野 基義; 高嶋 秀樹

no journal, , 

積算形中性子個人線量計の規格では、臨界事故等の高線量被ばくを対象外としていることから、中性子個人線量計の線量上限は20mSvとなっている。しかし、緊急作業時の線量限度は、東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所事故の際に250mSvに引き上げられたことから、中性子個人線量計に対しても線量限度である250mSvに対応できることが望まれる。本研究では、CR-39と呼ばれるPADC検出器を用いた中性子個人線量計に対して、5MeVの単色中性子を1mSvから300mSvまで照射する試験を実施し、緊急作業者に対する線量限度である250mSvを評価できることを確認した。

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