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長谷川 邦夫; 宇佐美 三郎*; Lacroix, V.*
Proceedings of 2019 ASME Pressure Vessels and Piping Conference (PVP 2019) (Internet), 6 Pages, 2019/07
維持規格等のいくつかのコードで疲労亀裂進展しきい値が用意されている。繰り返し荷重を受け、亀裂を含む機器を評価するとき、最大応力拡大係数と最小応力拡大係数が必要である。しかしながら、応力比が負のとき疲労亀裂進展しきい値の定義が明確でない。さらに、応力比が負のときこのしきい値は一定値として与えられている。本報では実験データから得られたしきい値を最大応力拡大係数に換算したところ一定値でないことを示す。さらに、応力比が負のときのしきい値について検討した。
鈴木 隆之*; 宇佐美 三郎*; 木村 孝江*; 小泉 興一; 中平 昌隆; 高橋 弘行*
Proceedings of 55th Annual Assembly of International Institute of Welding (IIW2002), 16 Pages, 2002/06
二重壁構造の核融合装置真空容器の外壁とリブ間を溶接するために新しい溶接継手を開発した。本継手は、外壁の外側より電子ビーム溶接を行う板厚貫通電子ビーム溶接(TW-EBW; Through-Wall Electron Beam Welding)で製造される。単軸負荷下の1本ビード試験片と曲げ負荷下の2本ビード試験片において静的及び疲労試験を行い、実験結果は有限要素法により解析的に検討した。本継手は不溶着部を有するけれども、溶着部の応力が3軸引張状態となる塑性拘束効果により継手の降伏応力が上昇する。この3軸引張状態が平均塑性相当応力を低下させ、継手母材断面あたりの強度を完全溶接継手の強度に近づける。本継手の低サイクル破断寿命における疲労強度減少係数は4より幾分大きい。また、継手部き裂の最大主応力拡大係数とASME Code XIで与えられている疲労き裂進展抵抗値より計算した継手部の疲労き裂進展速度は、実験結果を保守側に評価する。