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越川 博; 臼井 博明*; 前川 康成
Journal of Membrane Science, 327(1-2), p.182 - 187, 2009/02
被引用回数:3 パーセンタイル:17.12(Engineering, Chemical)導電性細線が埋め込まれた絶縁性高分子膜から成る複合膜を、耐熱性,耐候性に優れたポリイミド(PI)イオントラック膜のエッチングされた穿孔に銅を電気メッキすることによって作製した。膜厚12mのPI膜にフルエンス310310ions/cmのXeイオン3.5MeV/nを照射し、次亜塩素酸ナトリウム溶液でエッチングして、直径0.22.9mの穿孔を作製した。電気メッキによって穿孔内に銅線を析出させ、膜厚方向のみに導電性を持ち、熱に安定な複合膜を作製した。4端子測定による銅細線一本あたりの電気伝導率は計算値と大きな差はなかった。また、抵抗及び複合膜の構造が少なくとも400Cの熱処理に対して安定した状態を保持していた。このような高い耐熱性を持つ異方導電性膜は、電子機器への幅広い応用が期待される。
越川 博; 前川 康成; 臼井 博明*
Radiation Physics and Chemistry, 77(4), p.453 - 455, 2008/04
被引用回数:3 パーセンタイル:23.55(Chemistry, Physical)イオン穿孔と電気メッキの組合せにより、膜面に傾斜した銅細線を含む高分子複合膜を形成し、その赤外偏光特性を評価した。ポリエチレンテレフタレート(PET)膜に45の角度で450MeV, 310ion/cmのXeイオンを照射し、水酸化ナトリウム水溶液によるエッチングで孔径1mの穿孔を作製した。この微細孔中に硫酸銅水溶液を用いた電気メッキ法により銅細線を析出させ、膜面に対して傾斜した銅細線-PET複合膜を作製した。得られた複合膜の赤外吸収特性は面内で異方性を示し、イオン照射方向と直交方向に透過軸を持つことが見いだされた。
玉田 正男; 越川 博; 諏訪 武; 吉岡 照文*; 臼井 博明*; 佐藤 壽彌*
Polymer, 41(15), p.5661 - 5667, 2000/07
被引用回数:17 パーセンタイル:52.1(Polymer Science)N,N'-diphenyl-N,N'-bis(4-methylphenyl)-[I,I'-biphenyl]-4,4'-diamine(TPD)を有する新規アクリルモノマーを合成し、エレクトロルミネッセンス(EL)素子のホール輸送層に応用した。まず、モノマー薄膜を真空蒸着により作製し、その後、真空中で紫外線を照射して予備的に重合させてから、真空を保ったまま400Kまで加熱した。得られた厚さが60nmの薄膜の重合率は96%で薄膜表面は非常に平坦であった。この表面平坦性は420Kの加熱まで維持された。これらの真空蒸着及び重合のプロセスについては反射赤外スペクトルによりその場観察した。この手法で重合した薄膜を用いることにより、モノマー薄膜の場合と比較して約3倍の効率を有するEL素子を作製することができた。
越川 博; 前川 康成; 臼井 博明*
no journal, ,
重イオン照射とエッチングにより高分子膜にナノスケールの穿孔を形成させ、電気めっきと組合せて銅細線-PET複合膜を作製した。膜厚25mのPET膜に45の角度で、450MeVのXeイオン310ion/cmを照射し、水酸化ナトリウム水溶液でのエッチングにより微細孔を形成させた。金蒸着と銅めっきによって電極を構築し、イオン穿孔内に銅めっきにより銅を析出させた。銅電極は塩化第二鉄水溶液により除去した。銅細線-PET複合膜に水酸化ナトリウム水溶液でPETの一部を溶解させ、内部に析出した銅細線を電子顕微鏡により観察し、孔径と同じ直径であることを確認した。面内の赤外偏光特性を評価し、ワイヤグリッド型の赤外偏光板としての可能性が示された。
越川 博; 臼井 博明*; 前川 康成
no journal, ,
導電性細線が埋め込まれた絶縁性高分子膜から成る複合膜を、耐熱性,耐候性に優れたポリイミド(PI)イオントラック膜のエッチングされた穿孔に銅を電気メッキすることによって作製した。膜厚12mのPI膜にフルエンス310-310ions/cmのXeイオン3.5MeV/nを照射し、次亜塩素酸ナトリウム溶液でエッチングして、直径0.22.9mの穿孔を作製した。電気メッキによって穿孔内に銅線を析出させ、膜厚方向のみに導電性を持ち、熱に安定な複合膜を作製した。4端子測定による銅細線一本あたりの電気伝導率は計算値と大きな差はなかった。また、抵抗及び複合膜の構造が少なくとも400Cの熱処理に対して安定した状態を保持していた。このような高い耐熱性を持つ異方導電性膜は、電子機器への幅広い応用が期待される。