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関根 俊明; J.Cerny*; R.Kirchner*; O.Klepper*; V.T.Koslowsky*; A.Plochocki*; E.Roeckl*; D.Schardt*; B.Sherrill*
Nuclear Physics A, 467, p.93 - 114, 1987/00
被引用回数:31 パーセンタイル:82.58(Physics, Nuclear)重イオン核反応C(Ca,p3n)の生成物をオンライン質量分離することによって新しいアイソトープMnを見出し、その崩壊を研究した。このアイソトープの半減期は15010msと決定され、遅発陽子ならびに線スペクトルが得られた。遅発陽子放出の分岐比は(2.71.2)10、遅発放出のそれは最大610と結論した。シングルスとコインシデンス測定からMn崩壊図式を組立てた。これから得られたガモフーテラー強度関数を殻模型計算の結果と比較することによって、Mn崩壊におけるガモフーテラー強度消失ファクター0.530.17を得た。この結果を他の核種の崩壊研究、特にfp殻の鏡映遷移のデータ、と比較して論じた。
関根 俊明; J.Cerny*; R.Kirchner*; O.Klepper*; V.T.Koslowsky*; A.Plochocki*; E.Roeckl*; D.Schardt*; B.Sherrill*
GSI-86-1, P. 41, 1986/00
不安定核MnはGSIオンライン質量分離器を用いた実験により初めて確認され、その予備的な結果を昨年報告した。本報告ではより詳細な実験によるMnの合成と崩壊の研究について述べる。Mnは582MeVのCaビームをCターゲットに照射することによって生成され、FEBIAD-F型イオン源を取付けた質量分離器によって分離された。得られたMn放射能について、シングルス,及びコインシデンス,並びに遅発陽子の測定を行った。これらの結果を崩壊図にまとめ、shell modelによる理論計算と比較した。