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渡辺 兼秀
PNC TN9600 89-004, 57 Pages, 1989/05
ファジィ理論を利用した原子炉異常診断手法の開発成果をOECD/NEA主催の原子力プラント運転データのトレンド/パターン解析に関する専門家会議(平成元年4月3日4月6日ENEA本部、ローマ)で発表するとともにENEA-CASACCIA、西ドイツGimemens・KWU,ノルウェーOECDHaldenReactorProjectを訪問し、知識ベース、システム構築法等に関する討議を行った。専門家会議には13ヶ国と4機関(CEC, IAEA, OECD, WANO)から約100名が参加した。会議はInvited Papers, OECD調査報告書、テクニカル・セッションの3つからなっている。発表はテクニカル・セッションで行い、動燃の情報処理に関する研究成果を紹介した。ENEA-CASACCIAでは、SEL/GOULD計算機に記憶したウェスチング社製シミュレータを用い知識導出し、日本原子力研究所(ハルデン・プロジェクト)で開発したエキスパートシステムDISKETの知識ベースに用いてきた。 KWUでは、通常運転時だけでなく故障/事故時にも運転支援する硬度計装システムPrins(ProcessInformationSystem)を開発している。状態量を棒グラフ等で示すだけでなく、保護機器作動レベルと合わせて冷却材温度/主蒸気圧力を炉出力の関数として表示する等して、プラント状態の評価を容易にしている。 Haldenでは、(1)炉心状態監視・予測支援システムSCORPIO、(2)過渡状態時の警報数を減らすHALO(HandlingAlarmsusingLOgic)、(3)DISKETを用いた診断システム等を統合するシステムISACS(Integrated Surveillance And Control System)を開発している。これらの訪問先で、数値計算シミュレータと知識情報処理計算機を結合した開発環境等が参考になった。