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論文

Quadrupole moment of $$^{37}$$K

南園 啓*; Mantica, P. F.*; Crawford, H. L.*; Pinter, J. S.*; Stoker, J. B.*; 宇都野 穣; Weerasiri, R. R.*

Physics Letters B, 662(5), p.389 - 395, 2008/05

 被引用回数:4 パーセンタイル:33.97(Astronomy & Astrophysics)

ミシガン州立大学サイクロトロンにて$$^{37}$$Kの電気的四重極モーメントを測定し、10.6$$pm$$0.4$$e^2$$fm$$^4$$と従来の測定値よりも精度の良い値を得た。このモーメントを標準的な殻模型である、USD相互作用を用いた$$sd$$殻模型計算と比較したところ、実験値は理論の予言値よりも30%程度大きく、同位体である$$^{39}$$Kのモーメントよりもかなり大きな値となった。$$^{39}$$Kと比較して$$^{37}$$Kの四重極モーメントが大きくなるメカニズムについて、波動関数を解析することによって以下のように提唱した。$$^{37}$$Kの基底状態は、陽子の$$d_{3/2}$$空孔状態が主であるが、陽子の$$1/2^+$$に中性子の$$2^+$$が結合した状態も15%ほど混ざっている。この波動関数の混合は、陽子しか有効電荷を持たないと仮定すると$$^{37}$$Kのモーメントを小さくするように働くが、中性子の有効電荷がモーメントを増大させる。すなわち、この実験結果は、従来考えられてきたよりも大きな中性子の有効電荷が必要であることを示唆している。

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