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明珍 宗孝; 和田 幸男; 綾部 統夫*
Proceedings of International Symposiumu on Global Environmental and Nuclear Energy System, 0 Pages, 1994/00
不溶解残渣中には白金族元素(Ru, Rh, Pd)が多く含まれている。鉛抽出法により粗分離回収した白金族元素より比放射能の高いRuを選択的に分離回収するためにオゾンによる酸化揮発分離法を試みた。コールドでの鉛抽出試験を行い、この鉛相を硝酸に溶解し、このとき生じるRuを主成分とするスラッジをオゾン酸化することによりRuの98%を回収できることを明らかにした。また硝酸溶解液についてもオゾン酸化処理によりRu移行率を10-4%まで低減できることを明らかにした。最終的なRuの回収率は99.8%以上の値を得ることができることを明らかにした。
荒 弘重*; 福光 健二*; 飯塚 友之助*; 石井 卓*; 泉谷 泰志*; 今津 雅紀*; 櫨田 吉造*; 長谷川 誠*; 前田 政也*; 矢部 幸男*; et al.
PNC TJ199 84-04VOL1, 20 Pages, 1984/03
地層処分場の処分ピットの間隔は小さいことが経済性や施設規模の面から望ましいが,固化体は発熱体なので許容上限岩盤温度に見合う間隔を設けなければならない。冷却貯蔵期間・埋設密度・岩盤熱物性が異なる場合について軸対象熱伝導解析と3次元熱伝導解析を行なって,許容上限岩盤温度を100とした場合の処分ピット間隔を次のように得た。・固化後30年貯蔵した後に埋設する場合:ピット間隔84m・固化後100年以上貯蔵した後に埋設する場合:ピット間隔2mさらに,施設のスケールファクター(1万本,2万本,4万本),岩盤の種類(硬岩,軟岩),冷却貯蔵期間(30年,100年,500年)を変えた中から6案の処分しせつ設計し,コストを概算した結果,固体化1本当りの処分コストは3600万本/本(貯蔵期間100年以上,硬岩の場合)から8000万円/本(貯蔵期間30年以上,軟岩の場合)と推定された。また,岩盤内空洞の地震時の被災例,観測例および安定性に対する解析的研究例について文献調査した結果,良好な岩盤に堀削した空洞の耐震性の高さが明らかとなった。なお,昭和55年58年度の研究開発成果について総括し,報告書は2分冊に分けて作成した。