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佐藤 和義; 大森 順次; 海老沢 克之*; 矢葺 隆*; 川崎 弘光*; 草間 義紀; 閨谷 譲
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ITERにおいては高い中性子束のため、計測装置のプラズマへの近接性は既存の装置と大きく異なる。日本は、上部計測ポートに計測装置を組み込む中性子遮蔽体を備えた構造体(ポートプラグ:長さ約6m,重量約22トン)2体を調達する見込みである。ポートプラグ内の機器配置と構造検討及び中性子遮蔽・核発熱,電磁力等を評価するためのモデル作成等の検討を進めており、設計の現状と今後の計画について報告する。
小澤 麻由美; 矢吹 光史; 島田 亜佐子; 上野 隆
no journal, ,
福島第一原子力発電所の事故進展の解明においては、Csの移行挙動や溶融炉心とコンクリートとの反応(MCCI)の解析評価が必要となる。Csの移行挙動に関して、Csと結合すると予想される元素(B, Mo等)を分析することにより、より詳細な事故進展の解明に資することが期待できる。これまでに原子力機構が行ってきた福島第一原子力発電所原子炉建屋のコアボーリング試料に対する分析から、放射性Csは原子炉建屋内において床面等に塗布された樹脂層内に留まっていることがわかっている。炉内で生成したMoの同位体比は天然のMoとは異なるため、同位体比を調べることにより炉内から放出されたMoを検知することができる。このため、樹脂層中に含まれるB及びMoに対する分析法を検討するとともに、MCCI反応の解析に資する基礎データとして、コンクリート部分の主要成分について分析を実施した。本検討により、事故進展の解明に役立つB存在量及びMo同位体比を分析できる見通しが得られた。また、MCCI反応の解析において参考となるコンクリートの主要成分値を得ることができた。