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石原 量*; 浅井 志保; 山城 康平*; 梅野 太輔*; 斎藤 恭一*; 須郷 高信*
no journal, ,
溶媒抽出法で利用される抽出試薬をビーズ状多孔性樹脂に担持した抽出クロマトグラフィー樹脂は、有機溶媒を使用することなく抽出試薬の高い選択性を利用できるため、放射性核種の分析現場で利用されている。しかしながら抽出クロマトグラフィー樹脂は、ビーズ内部での拡散物質移動過程が律速となり、試料溶液を高速で処理できない。本研究では、グラフト鎖を付与した多孔性シート(空孔率70%,細孔径1.2m,シート厚3mm)を抽出試薬の担体とし、試料溶液の処理速度の向上を試みた。担持する抽出試薬は、希土類元素の抽出に利用されているBis(2-ethylhexyl)phosphate(HDEHP)を選んだ。HDEHPの担持量は2.0mol/kg-HDEHPシートとなり、市販の抽出クロマトグラフィー樹脂に比べて高い値を示した。これは、グラフト鎖がHDEHPを高密度に保持できる環境を提供したためである。HDEHP多孔性シートをディスク状に切断し、市販の固相抽出用カートリッジに充填した。モデル金属イオンをYとし、HDEHPディスクカートリッジへ透過させた。Yの吸着容量は0.37kg-Y/HDEHP担持シートとなり、また、抽出クロマトグラフィー樹脂に比べて30倍以上の処理速度を実現できた。
浅井 志保; 間柄 正明; 桜井 聡; 篠原 伸夫; 山城 康平*; 斎藤 恭一*; 須郷 高信*
no journal, ,
イオン交換基を持つグラフト鎖を付与した多孔性中空糸膜へ溶液を透過させると、金属イオンがグラフト鎖の近くまで輸送されるため高速処理時も高い回収率を期待できる。しかしながら、多孔性中空糸膜は物理的強度が弱いという欠点がある。そこで本研究では、高い液体浸透性を持ち、加工性に優れた多孔性ポリエチレンシート(シート厚2mm,空孔率75%,細孔径1.0m)を基材として選択し、その細孔表面にジエチルアミノ基を持つグラフト鎖を付与した多孔性シートを作製した。さらに、得られたシートをディスク状(13mm)に裁断して、固相抽出ディスクカートリッジとし、U(VI), Pu(IV)、及びAm(III)の分離に適用した。本材料では市販のイオン交換樹脂の2-3倍のイオン交換容量を示し、かつイオン交換樹脂カラムによる分離の約1/5の時間でU(VI), Pu(IV)、及びAm(III)を相互分離できることが実証できた。
池田 航平*; 鈴木 剛*; 山城 秀之*; 澤井 圭*; 武村 史朗*; 川端 邦明
no journal, ,
本講演では、センサネットワークノードを用いた長期的な水中観測で課題になる、藻類の付着による視界不良の課題のためのワイパ機能について提案する。試作したセンサノード搭載型ワイパユニットを用いた基礎実験について報告する。
池田 航平*; 鈴木 剛*; 山城 秀之*; 武村 史朗*; 川端 邦明
no journal, ,
本稿では、カメラ画像により海中観測を行うセンサノードのための付着藻類除去用ワイパの研究開発に関するものである。海中環境で長期に視覚的なモニタリングを行う場合、観察装置への藻類の付着が大きな問題になる。本報告では、これを除去するワイパ装置とそれを用いた実験結果について報告する。