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論文

Pulsed muon facility of J-PARC MUSE

下村 浩一郎*; 幸田 章宏*; Pant, A. D.*; 砂川 光*; 藤森 寛*; 梅垣 いづみ*; 中村 惇平*; 藤原 理賀; 反保 元伸*; 河村 成肇*; et al.

Interactions (Internet), 245(1), p.31_1 - 31_6, 2024/12

J-PARC Muon Facility: MUSE (Muon Science Establishment) is responsible for the inter-university user program and the operation, maintenance, and construction of the muon beamlines, namely D-line, S-line, U-line, and H-line, along with the muon source at J-PARC Materials and Life Science Facility (MLF). In this paper, recent developments are briefly presented.

論文

Present status of J-PARC MUSE

下村 浩一郎*; 幸田 章宏*; Pant, A. D.*; 名取 寛顕*; 藤森 寛*; 梅垣 いづみ*; 中村 惇平*; 反保 元伸*; 河村 成肇*; 手島 菜月*; et al.

Journal of Physics; Conference Series, 2462, p.012033_1 - 012033_5, 2023/03

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.2(Physics, Applied)

At J-PARC MUSE, since the $$mu$$SR2017 conference and up to FY2022, there have been several new developments at the facility, including the completion of a new experimental area S2 at the surface muon beamline S-line and the first muon beam extraction to the H1 area in the H-line, mainly to carry out high-statistics fundamental physics experiments. Several new studies are also underway, such as applying negative muon non-destructive elemental analysis to the analysis of samples returned from the asteroid Ryugu in the D2 area of the D-line. This paper reports on the latest status of MUSE.

論文

蒸気発生器伝熱管内蓄水量測定実験と蓄水量評価モデル

山路 達也*; 小泉 安郎; 山崎 康平*; 大竹 浩靖*; 長谷川 浩司*; 大貫 晃*; 金森 大輔*

混相流シンポジウム2015講演論文集(USB Flash Drive), 2 Pages, 2015/08

PWR小破断冷却材喪失事故時に、過渡的な炉心水位低下をもたらすことが懸念されている、蒸気発生器上昇流側U字管内冷却水滞留を調べることを目的として、凝縮を伴う垂直管内気液対向流の蓄水挙動を実験により調べた。実験は、内径18mm、長さ4mの垂直円管を試験流路として、蒸気と水を用いて圧力0.1MPaの下で行われた。透明管による可視化、及び、真鍮管を用いた蓄水量定量評価の2種の実験を行った。流路下端入口で液が流下できない条件であっても、蒸気は流路を上昇するにつれ凝縮されて流速を減じるため、管路上方で凝縮液流下の状態となり、管路内に二相混合水位が形成され、管路内に凝縮水滞留を生じることを実験的に把握した。さらに実験結果をもとに、蓄水量評価モデルを導出し、蓄水挙動を適切に表現できることを確認した。

論文

J-PARCリニアックの現状

小栗 英知; 長谷川 和男; 伊藤 崇; 千代 悦司; 平野 耕一郎; 森下 卓俊; 篠崎 信一; 青 寛幸; 大越 清紀; 近藤 恭弘; et al.

Proceedings of 11th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット), p.389 - 393, 2014/10

J-PARCリニアックでは現在、ビームユーザに対する利用運転を行うとともに、リニアック後段の3GeVシンクロトロンにて1MWビームを加速するためのビーム増強計画を進めている。リニアックのビーム増強計画では、加速エネルギー及びビーム電流をそれぞれ増強する。エネルギーについては、181MeVから400MeVに増強するためにACS空洞及びこれを駆動する972MHzクライストロンの開発を行ってきた。これら400MeV機器は平成24年までに量産を終了し、平成25年夏に設置工事を行った。平成26年1月に400MeV加速に成功し、現在、ビーム利用運転に供している。ビーム電流増強では、初段加速部(イオン源及びRFQ)を更新する。イオン源はセシウム添加高周波放電型、RFQは真空特性に優れる真空ロー付け接合タイプ空洞をそれぞれ採用し、平成25年春に製作が完了した。完成後は専用のテストスタンドにて性能確認試験を行っており、平成26年2月にRFQにて目標の50mAビーム加速に成功した。新初段加速部は、平成26年夏にビームラインに設置する予定である。

論文

Research on glass cells for $$^{3}$$He neutron spin filters

坂口 佳史; 吉良 弘; 奥 隆之; 篠原 武尚; 鈴木 淳市; 酒井 健二; 中村 充孝; 鈴谷 賢太郎; 相澤 一也; 新井 正敏; et al.

Physica B; Condensed Matter, 406(12), p.2443 - 2447, 2011/06

Polarized $$^{3}$$He neutron spin filters have attracted much attention because of their available wide energy range for polarizing neutrons and their large solid-angle. To use $$^{3}$$He neutron spin filters for the experiments, it is necessary to produce glass cells with good quality. For this purpose, we made research on the glass cells from several aspects. Firstly, we investigated on the microscopic structure for several glasses by means of X-ray diffraction measurement and tried to find a good measure of evaluating the quality of the cells in terms of their structure. Secondly, we investigated on the glass window, which the laser beam passes through for optical pumping. Thirdly, the cells should be optimized for the polarized neutron scattering experiments and the background from the cells needs to be evaluated. The scattered intensity from the cell in small-angle neutron scattering will also be presented.

論文

Research on glass cells for $$^{3}$$He neutron spin filters

坂口 佳史; 吉良 弘; 奥 隆之; 篠原 武尚; 鈴木 淳市; 酒井 健二; 中村 充孝; 鈴谷 賢太郎; 相澤 一也; 新井 正敏; et al.

Physica B; Condensed Matter, 406(12), p.2443 - 2447, 2011/06

 被引用回数:3 パーセンタイル:16.25(Physics, Condensed Matter)

Glass cells play an important role in polarized $$^{3}$$He neutron spin filters. To evaluate the scattering and absorption contribution from glass cells during neutron scattering experiments, we measured small-angle scattering and neutron transmission in GE180 and other glasses. To pursue the possibility of being a structural influence on $$^{3}$$He spin relaxation in GE180 glass cells, we performed precise X-ray diffraction measurement using synchrotron radiation at SPring-8. From these measurements, a structural difference was observed among GE180 glasses with different thermal treatments.

論文

Characterization of glasses for $$^{3}$$He neutron spin filter cells

坂口 佳史; 吉良 弘; 奥 隆之; 篠原 武尚; 鈴木 淳市; 酒井 健二; 中村 充孝; 鈴谷 賢太郎; 新井 正敏; 武田 全康; et al.

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 634(1, Suppl.), p.S122 - S125, 2011/04

Polarized $$^{3}$$He neutron spin filters are promising neutron polarizers in polarized neutron scattering experiments at facilities with two-dimensional detectors and pulsed neutron source. Although they are now operational at several institutions, it is still desired to be developed. Among required factors for the development, the study on the glasses in the filters is one of the important issues. In this paper, we report our recent investigation on the glass cells such as X-ray diffraction measurements and the measurements of the degree of circular polarization of the transmitted laser light through the glass window in the filter.

論文

Development of a dc 1MV power supply technology for NB injectors

渡邊 和弘; 柏木 美恵子; 川島 秀一*; 小野 要一*; 山下 泰郎*; 山崎 長治*; 花田 磨砂也; 井上 多加志; 谷口 正樹; 奥村 義和; et al.

Nuclear Fusion, 46(6), p.S332 - S339, 2006/06

 被引用回数:33 パーセンタイル:72.61(Physics, Fluids & Plasmas)

1MeV級の中性粒子入射装置用電源における重要な技術は、超高電圧の高速制御,直流1MVの電送,イオン源で放電破壊の際のサージの抑制である。超高電圧の制御については、これまでのパワー半導体の進歩を反映させ、従来のGTOインバータをIEGT素子に変えたインバータについて検討した。その結果、インバータでの損失を従来の1/3に低減でき、大きさとしてもGTO方式の6割に小型化できることを示した。さらに、1MV電送については、重要な要素である超高圧のブッシングについての試作試験で十分な耐電圧を確認した。また、サージの抑制については、高磁束密度で周波応答の良いファインメットコアを用いることで、サージの吸収が可能である。これらの技術のこれまでの進展について述べる。

論文

大洗研究開発センターにおける放射性廃棄物管理

前多 厚; 木幡 幸一; 山崎 保夫; 高橋 孝三; 大久保 利行; 宮崎 仁

デコミッショニング技報, (33), p.58 - 66, 2006/03

原子力機構では、自らの原子力施設の廃止措置及び放射性廃棄物の処理・処分を、原子力施設の設置者及び放射性廃棄物の発生者としての責任において計画的かつ効率的に進めていく。研究開発拠点の一つである大洗研究開発センターにおける放射性廃棄物管理について現状を報告する。大洗研究開発センターの廃棄物管理施設では、安全確保を大前提に、契約により大洗地区の原子力事業者から受け入れたものも含め、低レベル放射性廃棄物の廃棄物管理を実施している。固体廃棄物の焼却,圧縮,液体廃棄物の固化等の減容,安定化,廃棄物の保管管理を着実に進め、将来処分まで適切に保管管理している。

報告書

酸化トリウムスラリーの沈降速度について

山崎 彌三郎; 吉田 健三; 圷 康雄

JAERI 1033, 12 Pages, 1962/06

JAERI-1033.pdf:0.86MB

水性均質炉臨界集合体のブランケットに酸化トリウムスラリーを使用するための試験の一環として、内外7種類の市販酸化トリウムについてそれらの懸濁液の沈降速度を求めた。また乾燥粉末についても密度・粒径分布・粒子形状及び数種の方法を用いた平均粒径・比表面積などを測定した。その結果、粒径や粒径分布は各サンプルによって相当差があっても、懸濁液にした場合は沈降速度にはそれほどの差を生じないことが明らかになった。それは添加物のない水の場合でも粒子はある程度凝集を起こしているためである。またスラリー濃度と沈降速度との関係について詳しく実験した結果、それは分散系の場合と非常に異なった傾向を示すことがわかった。濃度約7%の付近において沈降速度は著しく減少する。アルカリを加えると凝集の程度が大きくなり沈降速度の変化はさらに著しくなる。またこれら凝集スラリーのフロックの大きさなどについて検討を行った。

口頭

偏極$${}^{3}$$He中性子スピンフィルターの開発,3

坂口 佳史; 吉良 弘; 奥 隆之; 鈴木 淳市; 中村 充孝; 新井 正敏; 遠藤 康夫; 加倉井 和久; 武田 全康; 脇本 秀一; et al.

no journal, , 

偏極中性子散乱実験は物質の磁気構造を明らかにするうえで極めて有効な手段である。JRR-3においても偏極中性子散乱実験はこれまで盛んに行われてきているが、100meV以上の高エネルギーの中性子の偏極については対応しきれず、これを可能にする$$^{3}$$Heスピンフィルターの適応が待ち望まれていた。一方、強力なパルス中性子線源を有するJ-PARCでは、高エネルギー領域を含む広いエネルギー領域の中性子を一度に偏極させることが望まれる。このとき、$$^{3}$$Heスピンフィルターを用いればこれが可能となる。また、セルを大型化すれば、大きい立体角での検極が可能となるという利点がある。以上のような観点から、われわれは、開発中の$$^{3}$$Heスピンフィルター(講演番号27pYK-8, 9)を実際の偏極中性子散乱実験に適応させるテスト実験を計画中である。本講演では、その計画と準備の詳細について報告する。

口頭

偏極$$^{3}$$He中性子スピンフィルターのガラスセルの開発

坂口 佳史; 吉良 弘; 奥 隆之; 鈴木 淳市; 中村 充孝; 新井 正敏; 遠藤 康夫; 加倉井 和久; 武田 全康; 脇本 秀一; et al.

no journal, , 

偏極$$^{3}$$He中性子スピンフィルターは、100meV以上の高エネルギーにまで渡る白色中性子を偏極させることができること,大立体角をカバーできることから、偏極素子として偏極中性子散乱実験で用いられることが期待されている。ILLやNIST等では既に実用化されている段階にあるが、より高い$$^{3}$$He偏極率とより長い緩和時間を得、散乱実験の現場での要求に答えるためには、未だ多くの開発的要素を抱えている。ガラスセルの開発もその一つである。本講演では、(1)セルの大型化,(2)レーザー光の効率的なセル内への導入,(3)フィルターの性能とガラス物性の関係、といった観点からガラスセル開発について最近われわれが行ってきた取り組みを詳しく報告する。

口頭

Effectiveness of a combination of ML-EM and STIM-CT in PIXE-CT for biological specimens

佐藤 隆博; 江夏 昌志; 香西 直文; 清水 泰生*; 土橋 邦生*; 加田 渉; 横山 彰人; 大久保 猛; 山崎 明義; 石井 保行; et al.

no journal, , 

PIXE-CTにおけるML-EMによる画像再構成においては、STIM-CTによって、入射粒子のエネルギー変化やX線の吸収を推定しなければならない。TIARAの3MeV, $$phi$$1$$mu$$mのプロトンマイクロビームを用い、試料を18$$^{circ}$$ずつ360$$^{circ}$$回転した場合に、その妥当性と期待される空間分解能を計算評価した。この計算においては、二次元の密度のSheppファントムを用いた。その結果、この方法がPIXE-CTの定量において、表面の強調を抑えるために有効であることがわかった。

口頭

Neutron beam fundamentals development in Japan; Utilization of steady state and pulsed neutrons

加倉井 和久; 奥 隆之; 林田 洋寿; 酒井 健二; 篠原 武尚; 中村 充孝; 脇本 秀一; 山崎 大; 坂佐井 馨; 曽山 和彦; et al.

no journal, , 

We report the development efforts in neutron beam techniques for both the steady state and pulsed neutron source instruments at JRR-3 research reactor and J-PARC/MLF spallation source, both located on the site of Japan Atomic Energy Agency (JAEA), Nuclear Science Research Institute in Tokai. Especially the recent developments of polarized neutron techniques, neutron focusing and detecting devices achieved within the "Neutron Beam Fundamentals Development" project supported by the Quantum Beam Technology Program of MEXT will be presented.

口頭

蒸気発生器伝熱管内蓄水量評価モデルの開発,3; 単管実験による流動観察

山路 達也*; 小泉 安郎; 山崎 康平*; 大竹 浩靖*; 長谷川 浩司*; 長谷部 吉昭*; 大貫 晃*; 西 弘昭*

no journal, , 

上昇蒸気流と凝縮液膜流下流の共存する管内気液対向二相流実験を行った。加圧水型軽水炉(PWR)の中小破断冷却材喪失事故時の蒸気発生器(SG)U字管内上昇流側の蓄水挙動の機構解明と蓄水量評価モデルの開発を目的とした一連の研究の報告である。本報では、内径18mm、長さ4mの垂直単管内凝縮共存気液対向流現象の観察実験を行った。流動状況観察を主目的としていたため、試験流路は透明ポリカーボネイト製であった。蒸気流速が低い状態では流下液膜状態で凝縮水は流路下端から流下し、排水されていたが、蒸気流速の上昇に伴い、長さ方向管中央付近でスラグ流状態が現れるようになり、凝縮水は上方へ運ばれるようになった。このとき、これより下部では凝縮液の上方への移動は起きず、下方に流れ流路下端から流出していた。このようなフラッディング状況は、これまでの水-空気系では観察されていないため、新たな現象の可能性を含めて検討中である。

口頭

蒸気発生器伝熱管内蓄水量評価モデルの開発,4; 単管実験によるデータ解析

山崎 康平*; 大竹 浩靖*; 長谷川 浩司*; 長谷部 吉昭*; 山路 達也*; 小泉 安郎; 大貫 晃*; 西 弘昭*

no journal, , 

上昇蒸気流と凝縮液膜流下流の共存する管内気液対向二相流実験を行った。加圧水型軽水炉(PWR)の中小破断冷却材喪失事故時の蒸気発生器(SG)U字管内上昇流側の蓄水挙動の機構解明と蓄水量評価モデルの開発を目的とした一連の研究の報告である。本報では、内径18mm、長さ4mの垂直単管内凝縮共存気液対向流現象の実験を行った。凝縮量を幅広くとれるよう、管壁伝熱抵抗の大きなポリカーボネート製試験流路から、伝熱抵抗の小さい真鍮管へ試験流路を変えた。今回の実験条件は比較的蒸気流速の速い条件が主であったため、凝縮液は全て上方へ流れる上向き環状二相流状態であった。測定された管路入口-出口間の圧力損失は、Lockhart-Martinelli二相流圧力損失計算法により求めた値とよく一致した。今後のパラメータ実験及び取得データ評価に向かって見通しを得ることができた。

口頭

蒸気発生器伝熱管内蓄水量評価モデルの開発,5; 単管及び複数管実験結果

山崎 康平*; 大竹 浩靖*; 長谷川 浩司*; 山路 達也*; 小泉 安郎; 大貫 晃*; 金森 大輔*

no journal, , 

PWR小破断冷却材喪失事故時に、過渡的な炉心水位低下をもたらすことが懸念されている、蒸気発生器上昇流側U字管内冷却水滞留を調べることを目的として、凝縮を伴う垂直管内気液対向流の蓄水挙動を実験により調べた。複数管の相互作用による影響を調べるため、単管実験と並列4本管実験の2種類の実験を行った。実験は、内径18mm、長さ4mの垂直円管を試験流路とし、蒸気と水を用いて圧力0.1MPaの下で行われた。並列4本管の実験の場合の管内蓄水量の方が単管の場合の蓄水量より多い結果となった。並列4本管実験では、上方に流れるにつれ蒸気凝縮量は減じる条件であったが、単管実験では流れ方向均一蒸気凝縮の条件であった。この実験条件の違いが、4本並列管実験で管路上方での蓄水量を少なくしたものと考えられる。

口頭

Study on coolant accumulation in sg U tube upflow side during natural circulation reflux cooling condition of small break loss-of-coolant accidents of pressurized water reactors

小泉 安郎; 山路 達也*; 山崎 康平*; 大竹 浩靖*; 長谷川 浩司*; 大貫 晃*; 金森 大輔*

no journal, , 

PWR小破断冷却材喪失事故時の還流冷却状態において、過渡的な炉心水位低下をもたらすことが懸念される、蒸気発生器上昇流側U字管内冷却水滞留を調べることを目的として、凝縮を伴う垂直管内気液対向流の蓄水挙動に対して熱流動実験を実施した。実験は、内径18mm、長さ4mの垂直円管を試験流路とし、作動流体として蒸気と水を用いて、圧力0.1MPaの条件で行った。実験では、可視化を主目的として透明管による試験体、及び、蓄水量の定量評価を目的とした真鍮管を用いた試験体を用いた。流路下端入口で液が流下できない条件であっても、流路内の上昇に従う凝縮により蒸気の流速が減少するため、管路上方で凝縮液流下の状態となる。これにより、管路内に二相混合水位が形成され、管路内に凝縮水滞留を生じる事を実験的に把握した。これらの現象把握や、蓄水量の定量評価結果をまとめ、蓄水量評価モデルを導出するとともに、実験結果との比較により蓄水挙動を適切に表現できることを確認した。

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