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黒岩 壮吾*; 高際 實之*; 山澤 眞紀*; 富田 葉子*; 秋光 純*; 大石 一城; 幸田 章宏*; Saha, S. R.*; 門野 良典*; 髭本 亘
Physica B; Condensed Matter, 374-375, p.251 - 254, 2006/03
被引用回数:1 パーセンタイル:6.64(Physics, Condensed Matter)-Ca(AlSi)は既存の-Ca(AlSi)及び-Ca(AlSi)に比べて新しい結晶構造を有する。これらの物質はすべてAlB型結晶構造を有するが、既存の物質では軸方向に5倍周期もしくは6倍周期の超格子構造をとることが報告されている。今回新たに作成された-Ca(AlSi)はこのような超格子構造を持たない。本物質も既存の物質と同様超伝導を示すが、上部臨界磁場の値は既存の2種類の超伝導体に比べて及びともに非常に小さい値を示した。この新しい超伝導体の秩序変数を調べるためSR測定を行った結果、磁場侵入長の磁場依存性から-Ca(AlSi)超伝導の対称性は異方的であることを示唆した。
黒岩 壮吾*; 銭谷 勇磁*; 山澤 眞紀*; 富田 葉子*; 秋光 純*; 大石 一城; 幸田 章宏*; Saha, S. R.*; 門野 良典*; 渡邊 功雄*; et al.
Physica B; Condensed Matter, 374-375, p.75 - 78, 2006/03
被引用回数:1 パーセンタイル:6.64(Physics, Condensed Matter)CaNaCuOBrはで超伝導転移することが知られているが、それ以下の組成では磁化率が非常に小さいことから本物質の磁性に関しては未だ明らかにされていない。そこでわれわれは本系の磁気相図を明らかにするためSR測定を行った。その結果、のNaドープ量が少ない試料では零磁場スペクトルに明確な回転シグナルが観測され、反強磁性長距離磁気秩序が発達していることが判明した。一方で、0.040.15の組成では回転スペクトルは観測されず、低温でスピングラス様な振る舞いが観測された。得られた磁気相図は、LaSrCuO及びCaNaCuOClと定量的に同様であることを示した。
黒岩 壮吾*; 高際 實之*; 山澤 眞紀*; 秋光 純*; 幸田 章宏*; 門野 良典*; 大石 一城; 髭本 亘; 渡邊 功雄*
Science and Technology of Advanced Materials, 7(1), p.12 - 16, 2006/01
被引用回数:5 パーセンタイル:22.34(Materials Science, Multidisciplinary)CaBはキュリー温度Kの強磁性体である可能性を指摘した論文が発表されて以来、本物質の強磁性の起源に関する研究は理論及び実験の両側面から精力的に行われてきた。われわれはSR法を用いてMB(M=Ca, Ba)の磁性を調べることを目的に研究を行った。その結果、CaBでは130K,BaBでは110K以下でミュオン緩和率の増大を観測したが、磁気秩序の発達に伴うミュオンスピン回転スペクトルは観測されなかった。またCaBにおけるミュオン準位交差共鳴実験の結果から、炭素サイトでの電場勾配が110Kでステップ状に変化することが判明した。これらの結果から、ミュオン緩和率の増大は電場勾配の変化により微小な内部磁場が出現した可能性を示唆する。