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安岡 由美*; 藤田 博喜; 辻 智也; 辻口 貴清*; 佐々木 道也*; 宮崎 寛之*; 橋間 俊*; 保田 浩志*; 嶋田 和真; 廣田 誠子*
保健物理(インターネット), 57(3), p.146 - 155, 2022/12
本報告は、2022年6月28日と29日の2日間にわたり開催された日本保健物理学会(JHPS)の2022年度企画シンポジウムの概要について報告するものである。なお、今回の企画シンポジウムはオンライン会場を主としつつも、希望者が集まって顔を合わせながら接続できる会場が設置されるハイブリッド開催の運びとなり、対面の良さとオンラインの手軽さの両方の利点を上手く活かせたシンポジウムであった。
山本 真吾*; 藤井 拓斗*; Luther, S.*; 安岡 弘志*; 酒井 宏典; Brtl, F.*; Ranjith, K. M.*; Rosner, H.*; Wosnitza, J.*; Strydom, A. M.*; et al.
Physical Review B, 106(11), p.115125_1 - 115125_5, 2022/09
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Materials Science, Multidisciplinary)Ga核四重極共鳴法によって、Ce
Rh
Gaにおける130Kの構造相転移と基底状態について調べた。構造相転移点で、NQR共鳴線の分裂を観測し、構造相転移転移点以下ではGaサイトが結晶学的に2つになることがわかった。NQR周波数は、電子状態計算による予測値を一致した。低温0.3Kまで、磁気秩序が起こらないことを明らかにした。また、構造相転移点以下2Kまでは、NQR緩和率
は一定であるが、2K以下でコリンハ則
の振る舞いにクロスオーバーする。2Kという特徴温度に加えて、
は、0.8Kという特徴温度も示しており、2つのCeサイトによる異なる近藤温度の可能性について議論した。
Dioguardi, A. P.*; 安岡 弘志*; Thomas, S. M.*; 酒井 宏典; Cary, S. K.*; Kozimor, S. A.*; Albrecht-Schmitt, T. E.*; Choi, H. C.*; Zhu, J.-X.*; Thompson, J. D.*; et al.
Physical Review B, 99(3), p.035104_1 - 035104_6, 2019/01
被引用回数:5 パーセンタイル:34.66(Materials Science, Multidisciplinary)正方晶プルトニウムボロン化合物PuBの単結晶、および粉末試料を用いて、
Pu核核磁気共鳴(NMR)実験を行なった。この化合物は、最近になって強相関電子系のトポロジカル絶縁体候補物質と考えられている。
Pu核NMRスペクトルは、結晶内Pu位置の局所対称性を反映したものとなっており、NMRシフトとNMR緩和率の温度依存性は、エネルギーギャップをもつ非磁性状態にあることが示唆された。これは、密度汎関数理論計算結果とも矛盾しない。実際に観測された巨視的なギャップ状態は、本化合物がトポロジカル絶縁体候補であることを支持している。
安岡 弘志; 久保 徹郎*; 岸本 恭来*; Kasinathan, D.*; Schmidt, M.*; Yan, B.*; Zhang, Y.*; 籐 秀樹*; Felser, C.*; Mackenzie, A. P.*; et al.
Physical Review Letters, 118(23), p.236403_1 - 236403_6, 2017/07
被引用回数:26 パーセンタイル:84.09(Physics, Multidisciplinary)Ta四重極共鳴(NQR)法を用いてワイル半金属TaPの微視的磁気特性を調べた。核スピン
=7/2のTa核におけるエネルギー準位の四極子分裂間の遷移に基づく3つのゼロ磁場NQR信号を見出した。四重極結合定数
= 19.250MHz、および電場勾配の非対称パラメータ
= 0.423は理論計算とよく一致する。磁気励起を調べるために、
線(
遷移)のスピン格子緩和率(
)の温度依存性を測定した。異なる緩和プロセスを有する2つの領域が存在することを見出した。
*
30K以上においては、温度に依存する軌道超微細結合とワイルノードによる磁気励起に起因する(
の振る舞いが見出された。
*の下では、緩和は、(
)=定数のKorringaプロセスによって主に支配されるが、我々の実験データを再現するためには
の依存性を含まなければならない。我々は、Ta-NQRがバルクワイルlフェルミオンとそれらの励起のための新規プローブであることを示す。
酒井 宏典; Ronning, F.*; 服部 高典; 徳永 陽; 神戸 振作; Zhu, J.-X.*; Wakeham, N.*; 安岡 弘志; Bauer, E. D.*; Thompson, J. D.*
Journal of Physics; Conference Series, 807(3), p.032001_1 - 032001_6, 2017/04
被引用回数:2 パーセンタイル:58.1量子臨界金属CeCoInのInを少量のCdで置換した時の電子状態を核四重極共鳴(NQR)を用いて調べた。およそ半分のCd置換子周りで局所的にCeの局在モーメントが発生することを、縦緩和率
のサイト依存性から明らかにした。横緩和率
の測定も行い、局在スピン周りでは、
が温度
に比例し、一方、置換子から離れたところでは、
となっており、純CeCoIn
の
に近く、バルクの電子状態は量子臨界状態のままである。
安岡 弘志; 元屋 清一郎*; Majumder, M.*; Witt, S.*; Kerllner, C.*; Baenitz, M.*
Journal of the Physical Society of Japan, 85(7), p.073701_1 - 073701_4, 2016/07
被引用回数:3 パーセンタイル:29.89(Physics, Multidisciplinary)The microscopic magnetism in the helical, the conical and the ferromagnetically polarized phases in an itinerant helical magnet, MnSi, has been studied by an ex-tended Si NMR at zero field and under external magnetic fields. The temperature dependence of staggered moment,
), determined by the
Si NMR frequency,
, and nuclear relaxation rate, 1/
(
) is in general accord with the SCR theory for weak itinerant ferromagnetic metals and its extension. The external field dependence of resonance frequency,
), follows a vector sum of the contributions from atomic hyperfine and macroscopic fields with a field induced moment characteristic to the itinerant magnets. A discontinuous jump of the resonance frequency at the critical field,
, between the conical and the polarized phases has also been found that suggests a first order like change of the electronic states at
.
酒井 宏典; Ronning, F.*; Zhu, J.-X.*; Wakeham, N.*; 安岡 弘志; 徳永 陽; 神戸 振作; Bauer, E. D.*; Thompson, J. D.*
Physical Review B, 92(12), p.121105_1 - 121105_5, 2015/09
被引用回数:18 パーセンタイル:63.37(Materials Science, Multidisciplinary)核四重極共鳴(NQR)法を用いて、SnやCdを置換した量子臨界金属CeCoInについて微視的研究を行った。その結果、両置換子によって誘起される局所的電子状態は、かなり異なっていることが分かった。この知見は、一般的に置換系で見られる系毎に異なる非フェルミ液体的挙動を統一的に説明することに役立つかも知れない。
中堂 博之; 小野 正雄; 針井 一哉; 松尾 衛; 家田 淳一; 春木 理恵*; 岡安 悟; 前川 禎通; 安岡 弘志; 齊藤 英治
Applied Physics Express, 7(6), p.063004_1 - 063004_4, 2014/06
被引用回数:43 パーセンタイル:84.64(Physics, Applied)電気的に中性な物体であっても、回転する物体中の粒子には磁場が生じることが予言されている。この磁場をバーネット磁場という。我々は核磁気共鳴法が固体中に生じたバーネット磁場を測定できることを示す。我々は試料とNMR検出コイルを同じ早さで回転させると核磁気モーメントの符号を反映したNMRシフトが生じることを見いだした。この結果はバーネット磁場の直接的証拠である。NMRを用いたバーネット磁場の測定は未知の核磁気モーメントの符号を決定できる。
Koutroulakis, G.*; 安岡 弘志; 中堂 博之; Tobash, P. H.*; Mitchell, J. N.*; Bauer, E. D.*; Thompson, J. D.*
New Journal of Physics (Internet), 16, p.053019_1 - 053019_12, 2014/05
被引用回数:6 パーセンタイル:46.62(Physics, Multidisciplinary)重い電子系超伝導体PuCoInにおいて、0.29K
75Kの温度領域で
In核四重極共鳴(NQR)測定を行ったので報告する。結晶学的に異なるInサイトのNQRパラメーターを決定し、その温度依存性を調べた。超伝導転移温度以下においてNQR周波数が温度に比例してシフトすることを明らかにし、これは複合対形成模型からの予想と一致する。核スピン格子緩和率
は
2.3Kで超伝導転移を示し、
近傍においてab面内の異方的揺らぎが大きな強結合系超伝導であることを示している。
の解析はPuCoIn
は強結合系d波超伝導体であることを示している。
中堂 博之; Koutroulakis, G.*; 安岡 弘志; Bauer, E. D.*; Tobash, P. H.*; Mitchell, J. N.*; Thompson, J. D.*
Journal of Physics; Condensed Matter, 26(3), p.036001_1 - 036001_5, 2014/01
被引用回数:5 パーセンタイル:25.36(Physics, Condensed Matter)PuInにおける
In NQR測定の結果について報告する。
Inの核スピン
=9/2に期待される4本のNQR共鳴線のうちの3本の共鳴線を観測した。20Kにおいて、それらの共鳴線は等間隔であり、そこからNQR周波数
MHzと電場勾配の非対称パラメータの
が導かれた。14Kにおいて、NQR共鳴線の形状と核スピン緩和率1/
は反強磁性転移により変化を生じる。14K以下において、NQRスペクトルより見積もられた内部交番磁化
と1/
の温度依存性はスピン揺らぎのSCR理論によりよく説明される。さらに、
と
はSCR理論から予言される通りに比例している。これらの結果はPuIn
が弱い反強磁性体、すなわち有限温度において反強磁性波数近傍のスピン揺らぎが物性を支配している証拠である。
安岡 弘志; Koutroulakis, G.*; 中堂 博之; Richmond, S.*; Veirs, D. K.*; Smith, A. I.*; Bauer, E. D.*; Thompson, J. D.*; Jarvinen, G. D.*; Clark, D. L.*
Science, 336(6083), p.901 - 904, 2012/05
被引用回数:45 パーセンタイル:86.05(Multidisciplinary Sciences)The spin-1/2 plutonium-239 (Pu) nucleus should in principle be active in nuclear magnetic resonance spectroscopy. However, its signal has eluded detection for the past fifty years. Here, we report observation of a
Pu resonance from a solid sample of plutonium dioxide, PuO
, subjected to a wide scan of external magnetic field values (
to 8T) at a temperature of 4 Kelvin. By mapping the external field dependence of the measured resonance frequency, we determined the nuclear gyromagnetic ratio
(PuO
)/2
to be 2.856
0.001 MHz/T. Assuming a free-ion value for the Pu
hyperfine coupling constant, we estimated a bare
/2
value of approximately 2.29 MHz/T, corresponding to a nuclear magnetic moment of
0.15
(where
is the nuclear magneton).
Raumbach, R. E.*; 中堂 博之; 安岡 弘志; Ronning, F.*; Bauer, E. D.*; Thompson, J. D.*
Physical Review B, 85(9), p.094422_1 - 094422_7, 2012/03
被引用回数:29 パーセンタイル:75.39(Materials Science, Multidisciplinary)The temperature-magnetic field (-
) phase diagram for the tetragonal compound CeRu
Al
B, determined from magnetization, specific heat, nuclear magnetic resonance (NMR), and electrical resistivity is reported. This system exhibits localized 4
magnetic ordering at high temperatures where antiferromagnetism is observed at a N
el temperature
= 14.2 K and a first-order ferromagnetic transition is observed at a Curie temperature
= 12.8 K. The application of a magnetic field
results in a rich phase diagram that includes three magnetically ordered phase: (1) antiferromagnetic, (2) canted antiferromagnetic, and (3) ferromagnetic, indicating that there are several finely tuned exchange interaction.
中堂 博之; 徳永 陽; 神戸 振作; 酒井 宏典; 芳賀 芳範; 松田 達磨; 大貫 惇睦; 安岡 弘志; 青木 大*; 本間 佳哉*; et al.
Physical Review B, 84(9), p.094402_1 - 094402_5, 2011/09
被引用回数:6 パーセンタイル:30.2(Materials Science, Multidisciplinary)Al nuclear spin-lattice relaxation rate 1/
has been measured in heavy fermion superconductor NpPd
Al
for a wide range of external fields between 0.7 and 11 T. We found that 1/
exhibits a strong, field-dependent behavior at low fields below
3 T, which is attributed to unlike-spin cross relaxation between
Np and
Al. An analysis based on the cross relaxation process allows us to make the first quantitative estimates of the Np nuclear relaxation rate 1/
in an itinerant 5
electron system. The estimated values of 1/
6
10
s
, with a weak temperature variation, are below the resolution of NMR relaxation times, indicating that a direct observation of the
Np NMR signal would be very difficult, at least in the paramagnetic state. It is proposed that a direct observation of
Np NMR might be possible in the superconducting state at
1K.
中堂 博之; 安藤 和也*; 斉藤 今朝美*; 岡安 悟; 春木 理恵; 桜庭 裕弥*; 安岡 弘志; 高梨 弘毅; 齊藤 英治
Journal of Applied Physics, 109(7), p.073915_1 - 073915_4, 2011/04
被引用回数:19 パーセンタイル:62.82(Physics, Applied)スピン流の生成及び制御は、スピントロニクス研究分野の基本技術として重要である。近年、強磁性共鳴(FMR)を利用したスピンポンピングがスピン流を生成する手段としてスピントロニクスの基礎,応用研究に広く用いられるようになってきた。本研究では、強磁性材料として高スピン偏極CoMnSi(CMS)に着目し、スピンポンピング実験を行った。測定に用いた試料は単結晶CMS/Ptヘテロ構造薄膜である。CMS層で生成されたスピン流はPt層の逆スピンホール効果によって電流に変換されるので、電極間に生じた起電力を測定しCMSのスピン変換効率を見積もる。測定の結果、FMR共鳴磁場で起電力が最大になっており、磁場方向を反転させると起電力の符号は反転する。このことは逆スピンホール効果の幾何的要因を反映しており、CMSのスピンポンピングで生成されたスピン流がPt層に注入されたことを示唆している。見積もられたスピン変換効率はパーマロイより小さいことがわかった。このことから、スピン変換効率はバルクの分極率ではなく、界面の分極率が重要であると考えられる。
茂筑 高士*; 畑 慶明*; Wuernisha, T.*; 井川 直樹; 星川 晃範*; 石垣 徹*; 安岡 宏*; 平田 和人*
Physica C, 470(Suppl.1), p.S158 - S159, 2010/12
被引用回数:2 パーセンタイル:12.49(Physics, Applied)FeSrYCu
O
系超伝導体における結晶構造と超伝導物性との相関を明らかにするため、超伝導体FeSr
YCu
O
とCuサイトの一部をZnで置換することで超伝導を発現しない試料FeSr
Y(Cu
Zn
)
O
について中性子回折実験を行った。その結果、本超伝導体中では磁気超格子に起因する反射は観察されず、磁気秩序は長距離秩序を持たないことが明らかになった。この超伝導体では30K付近で非超伝導体では観測されないCuに関連する特異点が見られたことから、この温度で電荷分布変化が生じている可能性がある。
徳永 陽; 酒井 宏典; 中堂 博之; 神戸 振作; 安岡 弘志; 鈴木 博之*; Walstedt, R. E.*; 本間 佳哉*; 青木 大*; 塩川 佳伸*
Physical Review B, 82(10), p.104401_1 - 104401_6, 2010/09
被引用回数:5 パーセンタイル:27.12(Materials Science, Multidisciplinary)PrPbにおける長周期構造を持った四極子秩序の発見は、これまでなかった伝導電子を介した長距離型の四極子間相互作用の存在を示唆しており極めて重要である。この四極子秩序はPrサイトへのわずかなLa置換により消失することが知られている。そこでわれわれはLaを3%ドープしたPrPb
において
La NMR測定を行い、La置換がPrPb
に与える局所的な影響を微視的に探った。その結果、Laを置換しても最隣接のPrサイトの結晶場は大きく乱されておらず、非磁性の基底状態は保存されていることが確認された。さらにスピン-格子緩和時間の測定から、低温での予期されない磁気揺らぎの発達を観測した。解析の結果、この揺らぎの発達はPr増強核スピンとLa核との強い結合に起因することを明らかにした。
中堂 博之; 酒井 宏典; 徳永 陽; 神戸 振作; 青木 大*; 本間 佳哉*; 芳賀 芳範; 松田 達磨; 大貫 惇睦; 安岡 弘志
Journal of the Physical Society of Japan, 79(5), p.053704_1 - 053704_4, 2010/05
被引用回数:12 パーセンタイル:60.66(Physics, Multidisciplinary)重い電子系超伝導体NpPdAl
のナイトシフトと核スピン格子緩和時間1/
を測定したので報告する。1/
は
と
において温度依存性が異なり、かつ大きな異方性を示す。
軸磁場方向において1/
は温度のベキ乗(
T
)に従う一方で、
軸磁場方向では上部臨界磁場より大きな磁場下において温度に比例する振る舞いを示す。1/
の解析から、20K以下で反強磁性的スピン揺らぎが
型の異方性を示すことがわかった。
神戸 振作; 酒井 宏典; 徳永 陽; 松田 達磨; 芳賀 芳範; 安岡 弘志; 中堂 博之; Walstedt, R. E.*
Journal of Physics; Conference Series, 200, p.012076_1 - 012076_4, 2010/02
被引用回数:1 パーセンタイル:47.74重い電子系の量子臨界挙動を解明するため、NMRスピン-スピン緩和におけるガウス型緩和率の利用を提案する。スピン-格子緩和率
は動的帯磁率と関係しているが、
は静的帯磁率と関係している。この2つの量を組合せた量である
が量子臨界の解明に有効であることがわかった。その例として重い電子系USn
での温度依存について議論する。
中堂 博之; 酒井 宏典; 徳永 陽; 神戸 振作; 青木 大*; 芳賀 芳範; 松田 達磨; 本間 佳哉*; 中野 泰典*; 本多 史憲*; et al.
Journal of Physics; Conference Series, 200, p.012020_1 - 012020_4, 2010/02
被引用回数:3 パーセンタイル:75.41NpPdAl
とCePd
Al
に対して行った
Pd NQR実験の結果を報告する。両物質の非秩序状態である6Kにおいて、4本の共鳴線から構成される
Pdの信号を観測した。それらの信号は、結晶学的に非等価な二つのPdサイトからの
と
の遷移に対応している。
Pd NQRスペクトルを解析し、核四重極周波数
,非対称変数
,電場勾配V
を見積もった。
神戸 振作; 酒井 宏典; 徳永 陽; 中堂 博之; 安岡 弘志; 松田 達磨; 芳賀 芳範; 池田 修悟; 中村 彰夫; 山本 悦嗣; et al.
Journal of Nuclear Materials, 385(1), p.1 - 3, 2009/03
被引用回数:1 パーセンタイル:10.52(Materials Science, Multidisciplinary)5f電子系では新奇な超伝導や磁性が電子相関や軌道縮退の効果で低温で見られる。例えば、われわれはNpPdAl
(
=5K)とPuRhGa
(
=9K)を各種測定手段で研究した。また、新奇超伝導と磁気揺らぎの関係についても考察する。それ以外には、二酸化アクチノイドAnO
(An; U, Np, Pu, Am)も大変興味深い。
O-NMRを用いて、UO
の双極子+四極子,NpO
の四極子+八極子を解明した。一方、PuO
は非磁性である。このように5f電子系は低温物理学の最後の未踏領域として、魅力ある分野であるのでその展望も述べる。