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松山 大樹*; 岩元 大樹; 田儀 和浩*; Yudhitya, K.*; 上坂 充*; 藤原 健*
no journal, ,
感度解析及び不確かさ解析の手法を用いて、評価済み核データライブラリENDF/B-VII.1とJENDL-4.0によるADS炉物理パラメータの評価値及びその核データに起因する不確かさを求め、これらの差異の原因を調査した。解析には汎用炉心解析システムMARBLEを用い、核データにはENDF/B-VII.1及びJENDL-4.0の70群炉定数セット及び共分散データセットを使用した。対象とする炉物理パラメータは、原子力機構が提案している鉛ビスマス冷却ADSの臨界性及び冷却材ボイド反応度とした。解析の結果、ADSの臨界性に対して核データライブラリ間で1300pcmの差異があることがわかった。様々な核種・反応が臨界性の差異に寄与するなかで、N-15の弾性散乱断面積が最も大きく寄与し、800keV1MeVの第1共鳴ピーク近傍における評価値の差異が影響していることがわかった。不確かさ解析の結果、トータルの臨界性の不確かさ(1)は、JENDL-4.0では1033pcmに対し、ENDF-B/VII.1では1066pcmと近い値であったが、不確かさに寄与する反応はライブラリ間で大きく異なっていることがわかった。