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Flavigny, F.*; Gillibert, A.*; Nalpas, L.*; Obertelli, A.*; Keeley, N.*; Barbieri, C.*; Beaumel, D.*; Boissinot, S.*; Burgunder, G.*; Cipollone, A.*; et al.
Physical Review Letters, 110(12), p.122503_1 - 122503_5, 2013/03
被引用回数:70 パーセンタイル:91.58(Physics, Multidisciplinary)陽子や中性子が過剰ないわゆるエキゾチック核の一粒子的性質などを調べるために、直接反応は有力な手法として知られている。入射エキゾチック核から陽子や中性子を1, 2個叩き出す、ノックアウト反応から導き出された分光学的因子は、殻模型によるものに比べて減少していることが知られ、また、その減少の因子は入射核の陽子/中性子比に強く依存するとされてきた。この研究では、フランスGANILでOの核子移行反応を行い、そこから分光学的因子を得た。その結果、減少因子は、ノックアウト反応ほどは陽子/中性子比に強く依存しないとがわかった。これまで、核構造の観点から減少因子を理解しようとされてきたが、この研究により、反応機構にも大きな不定性があることが示された。