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今野 力; 多田 健一
no journal, ,
SCALE6.2.1は2016年に公開され、世界中で使われている。SCALE6.2.1にはENDF/B-VII.0とENDF/B-VII.1から作られた新しい形式のAMPXライブラリ(多群ライブラリ, 連続エネルギーライブラリ、ORIGENライブラリ等)が付属している。今回、SCALE6.2.1システム付属のENDF/B-VII.1から作られた新しい形式の遮蔽用AMPX多群ライブラリ(scale.rev12.xn200g47v7.1, 中性子200群, 線47群)で以前指摘した分離共鳴領域の自己遮蔽補正の問題が解決しているかどうかを調べるとともに非分離共鳴の自己遮蔽補正も調べた。そのため、中心に20MeVの中性子源のある半径1mの鉄あるいはヒ素の球内の中性子,
線スペクトルをANISNコードで計算した。その結果、scale.rev12.xn200g47v7.1の分離共鳴領域の自己遮蔽補正が十分でないことがわかった。一方、非分離共鳴領域の自己遮蔽補正はNJOYよりもFRENDYに近い結果を示した。
須山 賢也; 秋江 拓志; 片岡 理治*; 山本 健土*
no journal, ,
軽水炉使用済燃料直接処分等の地層処分代替技術に関する資源エネルギー庁公募事業の一部として、直接処分燃料の臨界安全性にかかわる検討を実施している。その検討に資するためSiOの反射体効果に関する国際ベンチマークを実施してきたので、結果の概要を報告する。
森 愛理; 眞田 幸尚; 瀬口 栄作; 河端 智樹; 宗像 雅広
no journal, ,
航空機モニタリングでは放射線の計数率と同時に位置情報(緯度、経度、高度)を取得している。地上1mにおける空間線量率は、上空で取得した計数率に高度補正を行うことで計算している。よって位置情報の精度は地上1mにおける空間線量率の計算結果に影響を及ぼす。本研究では既存のGPS機器に加えて新たに3種類のGPS機器をヘリコプターに搭載し、位置情報の精度を比較した。これにより各機器の性能の相互評価および地上1mでの空間線量率の計算結果に与える影響の調査を行い、航空機モニタリングに最適なGPS機器を選定した。
秋江 拓志; 片岡 理治*; 須山 賢也
no journal, ,
軽水炉使用済燃料直接処分等の代替処分技術に関する検討の一部として、臨界安全ベンチマーク実験のデータベースであるICSBEPに収録された実験からPWR燃料処分体系と類似性が高い134体系を選び臨界計算を実施することにより、未臨界判定の基準増倍率を0.98と推定した。また、処分後の使用済燃料が臨界に最適な条件で再配置する仮想的な状況において未臨界を確保できる中性子毒物の必要量を評価した。
古立 直也; 湊 太志; 岩本 修
no journal, ,
長寿命核分裂生成物(LLFP)の合理的な核変換技術を確立するには、核変換シミュレーションに必要となる核データを高精度化することが重要となる。準位密度は統計模型を用いた核反応の計算に必要不可欠な核構造データであり、核データ評価の精度に大きく影響する。核データ評価では通常Fermi Gas模型などの現象論的模型が準位密度計算に用いられるが、実験データの乏しい不安定核に対しては予言性に優れる微視的理論を適用することが核データの精度向上につながると考えられる。本研究では、長寿命核分裂生成物(LLFP)核種及びその周辺核種の核データを高精度化するため、それらの核データ評価に必要となる準位密度を微視的核構造計算に基づいて導出した。この際、原子核の励起に伴う変形変化の効果を精密化する計算手法の改良を行った。得られた準位密度を用いた核反応計算の精度について分析するため、様々な反応チャネルの断面積について安定核実験データとの系統的な比較を行った。
本岡 隆文; 山岸 功
no journal, ,
ゼオライトIE96と人工海水(ASW)の混合物を試験管に投入し、Co-60線を照射した。ゼオライトが人工海水に全浸水したケースでは、ゼオライト位置はわずかに上昇し(1.8%)、ゼオライト層上に人工海水層が形成された。線量増大とともに人工海水層の厚みは増大した。一方、排水後のゼオライト保管容器内を模擬したケースでは、ゼオライト層の位置変化はなかった(0.0%)。
岩月 輝希; 林田 一貴; 村上 裕晃; 渡辺 勇輔
no journal, ,
瑞浪超深地層研究所において、坑道閉鎖後の物質移動特性を理解することを目的として、花崗岩の深度500mに模擬実験坑道を建設・閉鎖し、地下水中の希土類元素の観測を行った。その結果、閉鎖坑道内部は、吹付コンクリートやコロイドとの相互作用により希土類元素が移動し難い環境になることが明らかになった。
堀田 拓摩; 浅井 志保; 今田 未来; 半澤 有希子; 斎藤 恭一*; 藤原 邦夫*; 北辻 章浩
no journal, ,
東京電力福島第一原子力発電所事故により発生した汚染水中のSrの迅速分析が求められている。しかしながら、従来の
Sr分析では、Sr分離, Y分離という2段階の
線測定前処理分離操作を要する。そのため、一連の
Sr分析におよそ1ヶ月かかる。そこで本研究では、前処理分離操作を効率化することを目的とし、Sr分離操作だけで前処理分離操作を完了できるSr吸着繊維の作製を目指した。作製したSr吸着繊維のSr吸着容量およびSr選択性について検討した。その結果、Sr Resinに比べ比表面積が1000倍小さいにも関わらず、Sr吸着繊維は同等のSr吸着容量を有した。このことは、Sr Resinより1000倍高い密度で繊維表面へSrを濃縮できたと考えられる。また、選択性については、共存するCs, YからSrを高い選択性で分離できた。このことは、18-crown 6-ether誘導体のSr選択性は、疎水性相互作用により担持しても性質が変化せず、安定し選択して分離できていると考えられる。これらのことから、Sr吸着繊維が
Srの直接
線測定に必要な吸着容量と選択性を有することを確認した。
西 剛史*; 太田 弘道*; 山野 秀将
no journal, ,
炭化ホウ素(BC)とステンレス鋼(SS)の溶融混合物の粘度データはシビアアクシデント解析に必要不可欠である。本研究では、るつぼ回転粘度計による5mass%B
C-SS共晶溶融物の粘度測定に着手した。
東 英生*; 福山 博之*; 山野 秀将
no journal, ,
ナトリウム冷却高速炉の炉心損傷事故における制御棒材(炭化ホウ素: B)と原子炉構造材(ステンレス鋼: SS)の共晶反応挙動を模擬するのに必要な熱物性モデル構築のため、超高温熱物性計測システム(PROSPECT)を用いたレーザーイメージング密度測定法および液滴振動法により、5mass%B
C-SS系融体の密度および表面張力の測定を行った結果について報告する。
遠藤 貴志*; 石寺 孝充; 寺島 元基; 舘 幸男
no journal, ,
圧縮ベントナイトのコロイドのろ過性能を評価するため、樹状高分子であるデンドリマーの高塩濃度条件での安定性確認試験と透過拡散試験を実施した。試験の結果より、デンドリマーを用いることで、従来困難であった高塩濃度条件での圧縮ベントナイトのコロイドろ過性能の評価が可能であることを確認した。
伊藤 剛志*; 舘 幸男; 根本 一昭*; 佐藤 智文*; 武田 匡樹; 大野 宏和
no journal, ,
堆積岩中の物質移行モデルの確証に資するため、幌延URLの350m調査坑道において岩石マトリクス中の原位置トレーサー試験及び解析を行い、室内と原位置とのデータの整合性やモデルの適用性を評価した。
Kim, M.; 塩谷 仁*; 佐久間 一幸; Malins, A.; 町田 昌彦; 北村 哲浩
no journal, ,
原子力機構・システム計算科学センター及び福島研究開発部門は、森林火災に伴う放射性セシウムの動態とその環境影響を評価するため、森林火災解析コード及び火災により発生した灰塵輸送の解析コードの開発・整備を行ってきた。上記のコード群を利用しテストを行ったので、その結果について報告する。
長田 正信; 赤堀 邦晃*; 北村 暁; 舘 幸男; 近沢 孝弘*
no journal, ,
処分容器の閉じ込め機能喪失後に生じる使用済燃料から地下環境への放射性核種の瞬時放出挙動について、その評価指標のひとつである国内使用済燃料の核分裂生成ガス放出割合の導出手法を検討した。
岩田 孟; 関根 伸行*; 三ツ井 誠一郎
no journal, ,
MgCl溶液及び脱イオン水を用い、90
C, 大気雰囲気下で、模擬ガラス固化体の静的浸出試験を実施した。その結果、脱イオン水条件では溶解速度が経時的に減少する一般的な傾向を示すのに対し、MgCl
溶液条件では、長期(91日
)の試験期間において溶解速度の増加が観察された。このようなMgCl
溶液条件溶液条件での特異な溶解挙動は、ガラス表面に析出するMg含有鉱物種の変化に関係している可能性が考えられる。
福山 博之*; 東 英生*; 山野 秀将
no journal, ,
ナトリウム冷却高速炉の炉心損傷事故における制御棒材(炭化ホウ素: BC)と原子炉構造材(ステンレス鋼:SS)の共晶反応挙動を模擬するのに必要な熱物性モデル構築のため、超高温熱物性計測システム(PROSPECT)を用いたレーザーイメージング密度測定法および液滴振動法により、5mass%B
C-SS系融体の密度および表面張力の測定を行った結果について報告する。
山根 祐一
no journal, ,
核燃料施設においては核燃料溶液の臨界管理されていない容器への流入、原子炉では燃料の装荷や制御棒引き抜き、福島第一原子力発電所では燃料デブリ取出しや準備のための水張りなどを想定し、未臨界の核燃料の反応度が変化した後に生じる出力の漸近挙動を反応度の関数として表す方程式を、一点炉動特性方程式に基づいて導出した。この出力漸近挙動を表す方程式を利用して反応度を評価する手法を開発し、実験データに適用してドル単位の反応度を誤差程度以下で評価できる見通しを得た。
佐藤 博之; 本多 友貴; 大橋 弘史
no journal, ,
高温ガス炉の確率論的リスク評価手法確立に向けて、構築物及び静的機器損傷時のソースターム評価手法開発を進めている。本検討では、黒鉛構造物の損傷形態に対応した評価モデルを構築するとともに、スタンドパイプと二重管破損に炉心黒鉛構造物の損傷が重畳した事象のソースターム評価を行い、損傷形態がソースターム評価結果に与える影響を明らかにした。
諸橋 裕子; 樋口 哲夫*; 石井 啓介*; 北村 明弘*
no journal, ,
高速増殖炉原型炉もんじゅのタギング法破損燃料検出装置(FFDL)の性能確認結果を踏まえたタギング法FFDLを提案する。
岩本 修; 湊 太志; 古立 直也; 岩本 信之; 国枝 賢
no journal, ,
核変換に関わるImPACTの研究開発プログラムにおいて、代表的なLLFP4核種(Se,
Zr,
Pd,
Cs)および周辺核種に対する核データライブラリを開発中である。測定データが乏しい不安定核に対する核データの精度を向上させるため、微視的核構造理論により得られた原子核の準位密度や
線強度関数を取り入れ、CCONEコードにより200MeVまでの中性子・陽子入射の断面積の評価計算を実施した。評価手法及び結果等、ライブラリ開発の状況を報告する。