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海老原 健一; 関根 大貴*; 崎山 裕嗣*; 高橋 淳*; 高井 健一*; 大村 朋彦*
no journal, ,
高強度鋼や先進高強度鋼における水素脆化は、その予測予防のために理解すべき現象である。これらの鋼材に含まれるオーステナイト相(相)は母相より多くの水素を捕獲することから、その水素脆化への影響が懸念される。本研究では、高炭素
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二相鋼試料における水素をトラップする欠陥を明確にするため、既報の水素昇温脱離スペクトルを数値的に再現した。その結果、試料内部の水素量が少ない場合は炭化物表面に水素がトラップされるが、水素量が多くなるにつれて
相表面にトラップされる量が増加すること、また、
相内部にトラップされた水素は比較的低温で脱離することが分かった。さらに、水素侵入計算では適切な昇温前の初期水素分布を得ることができない場合があることも分かった。会議ではその点について言及する。
五十嵐 誉廣; 大谷 恭平; 青山 高士
no journal, ,
乾湿繰り返し試験を行った炭素鋼試験片の錆落とし前の外観写真表面画像に対して、画像処理手法として輪郭抽出法(Global, Adaptive mean (AM), Adaptive Gaussian (AG), Canny)および特徴点抽出法(KAZE, AKAZE, BRISK, ORB, AFD, FAST, MSER, SBD)による腐食箇所予測を行い、両手法ともに腐食の比較的激しい箇所をおおよそ抽出できることを確認した。特に特徴点抽出法を用いた場合に腐食箇所を集中的に抽出できることを確認した。
五十嵐 誉廣
no journal, ,
溶液中化学種を考慮することで鋼材への水素侵入を模擬する新たな計算モデルの構築を目的として、セルラーオートマタを用いて固液界面からの水素侵入を簡易的に模擬できるモデルの構築を行った。開発モデルを用いることで、溶液中の溶存酸素が吸着した面において水素が侵入する現象を再現できた。
山口 正剛; 海老原 健一; 板倉 充洋
no journal, ,
体心立方晶の鉄の空孔や対応粒界等における水素トラップエネルギーは、現在では第一原理計算から比較的容易に計算される。らせん転位芯においても同様の計算もなされているが、刃状転位芯についてはまだほとんどない。今回我々は、周期境界条件を満たすユニットセルを用いて代表的な鉄刃状転位芯構造を第一原理から計算し、水素トラップエネルギーの計算を試みた。同時にニューラルネットワークポテンシャルを用いた計算を行い、計算結果の比較やセルサイズ依存性の検討を行った。
伊東 達矢; 小川 祐平*; Gong, W.; Mao, W.; 川崎 卓郎; 岡田 和歩*; 柴田 曉伸*; Harjo, S.
no journal, ,
近年、高圧ガス環境中で均一に水素を固溶させたオーステナイト系ステンレス鋼SUS310Sにおいて、強度・延性が共に向上することが報告された。これは水素による固溶強化と双晶変形の促進によると説明されているが、転位密度や積層欠陥など、個々の因子に対する水素の影響の詳細は明らかとなっていない。本研究では、J-PARCの工学材料回折装置「匠」での引張試験中その場中性子回折により、変形メカニズムを明らかにすることを試みた。得られた中性子回折パターンから、水素による体積変化や固溶強化の存在を確認した。更に、転位密度、積層欠陥密度、双晶変形開始ひずみ・応力を評価した。これらの解析により、水素が変形メカニズムに与える影響を明らかにした。