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水井 宏之; 伊藤 英樹*; 久米 恭*; 小川 秀夫*; 金田 由久*
no journal, ,
「ふげん」の解体撤去工事等に伴い撤去する基礎架台コンクリート等の処理・処分に向けた事前検討の一環として、放射性物質等の浸透性を調査した。本調査では、非放射性コバルト溶液のコンクリート中への浸透範囲をPIXE等により観察し、ひび割れの深さは超音波法等により測定した。調査の結果、コンクリートのひび割れ箇所に接液すれば、ひび割れ深さ程度までは浸透する挙動を確認した。ただし、表面に塗膜がある場合には短期間では浸透しなかった。また、浸透範囲はひび割れ深さと概ね相関傾向にあることを確認した。今後、同様の評価を継続し、浸透汚染が必ずしも否定できない範囲を評価する手法の構築を目指す予定である。
佐藤 隆博; 江夏 昌志; 横山 彰人; 大久保 猛; 石井 保行; 神谷 富裕; 高畠 容子; 渡部 創; 駒 義和
no journal, ,
抽出クロマトグラフィは、吸着材を充填したカラムに溶液を通し、イオンを吸着後溶離させ分離する方法である。主に用いられる多孔質シリカ吸着材の溶離率(70%以下)が低いという問題がある。これを向上させるためには、まず多孔質シリカ吸着材中でイオンが溶離しにくい部分を特定する必要があるが、多孔質シリカ吸着材は脆いため非破壊分析が不可欠である。そこで本研究では、100m以下の微小な試料中の三次元微量元素分布を非破壊分析可能なPIXE(particle induced X-ray emission)-CT(computed tomography)を用い、Nd(ネオジム)を吸着後溶離させた直径約50
mの球形の多孔質シリカ吸着材中に残留したNdの分析を行った。その結果、多孔質シリカ吸着材中にNdは一様に残留しているのではなく、主に表面と中心の直径20
m程度の領域に残留していることが判明した。今後、この分析結果を多孔質シリカ吸着材の形状の改良に反映していく予定である。