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口頭

強磁性Co$$_2$$MnGa薄膜におけるスピン偏極ワイル分散と巨大異常ネルンスト効果の観測

角田 一樹; 桜庭 裕弥*; 増田 啓介*; 河野 嵩*; 鹿子木 将明*; 後藤 一希*; Zhou, W.*; 宮本 幸治*; 三浦 良雄*; 奥田 太一*; et al.

no journal, , 

異常ネルンスト効果は強磁性体に熱流を流した際に、温度勾配と磁化の外積方向に電場が生じる現象である。これまで、異常ネルンスト効果による熱電能は磁化の大きさに比例すると考えられてきたが、近年、反強磁性体を含むいくつかの磁性材料でこの経験則が破綻していることが明らかになってきた。特に強磁性ホイスラー合金Co$$_2$$MnGaの室温における熱電能は約6.0$$mu$$V/Kに達しており、Feなどの典型的な強磁性体の約10倍の大きさに匹敵する。このような巨異常ネルンスト効果には、フェルミ準位近傍のトポロジカルに非自明な電子構造が重要な役割を果たしていると考えられている。本研究では、組成比を緻密に制御したCo$$_2$$MnGa薄膜に着目し、スピン・角度分解子電子分光,熱輸送測定,第一原理計算を行うことで異常ネルンスト効果による熱電能と電子構造の対応関係を解明した。

口頭

原子力機構専用ビームライン(BL22XU, BL23SU)の研究

西畑 保雄

no journal, , 

原子力機構は、原子力の基礎基盤研究と先端原子力科学研究並びに人材育成のため、SPring-8の放射光を活用した研究を推進している。放射光エネルギー材料研究ディビジョンの研究を、(1)アクチノイド基礎科学、(2)環境・エネルギー材料科学、(3)福島事故回復に資する研究(廃炉研究を含む)の3本柱に集約し、RI実験棟及び2本のビームライン(BL22XU, BL23SU)の運用により展開している。特に、福島環境回復に資する高度分析技術の開発と集約化に取り組んでいるところである。福島第一原子力発電所(1F)からの燃料デブリの分析に備え、許認可取得の準備を進めており、最終的には、幅広い放射性物質を取扱うことができる放射光施設として、原子力基礎研究のCOEになることを目指している。2019年、将来ビジョンJAEA2050+が公表されており、原子力科学技術を通じて持続可能な社会の実現に貢献していく。2016年の原子力機構と量子科学技術研究開発機構(QST)の分離以来、BL11XU,BL14B1に分散している装置をRI実験棟に集約し、RI実験棟の強みを生かした研究体制を強化してきた。2019年度は特に、BL22XUの実験ハッチ3については、大幅なレイアウト変更を行った。マイクロビーム利用のためのKBミラーを導入し、硬X線光電子分光装置(HAXPES)及びBL11XUより搬入したXAFS装置を常設とした。応力測定装置はそのまま残留させ、BL14B1より$$kappa$$型多軸回折計を移設した。また、蓄積リング棟・実験ハッチ1ではQSTのHUBER回折計とDAC回折計が設置されているままである。一方、BL23SUには走査型透過X線顕微鏡(STXM)を設置し、現在調整中である。また、BL23SUの表面科学実験ステーションでは、機器配線と制御機器の改修・更新による安全対策の向上と業務効率化を実現した。ビームラインに設置されている装置は、文科省ナノテクノロジープラットフォーム事業にも供されており、2019年の外部利用率はBL22XUで24-30%、BL23SUで27-35%であった(JAEAとQST担当分を含む)。これらの整備された装置群により、$$mu$$-XAFS, $$mu$$-HAXPES, XCT, STXM等、総合的にRI実験棟のイメージング技術の高度化を実現し、都市鉱山からの資源回収、Cs汚染土壌の減容化、1F由来不溶性Cs粒子、デブリ、機能性材料等の研究を推進していく予定である。また、2022年に原子力機構の次期中長期計画がスタートするため、そのミッション達成に向けて、ビームラインの更なる効率的な運用を検討していく。

口頭

内殻共鳴励起の隣接元素への影響について

馬場 祐治*; 下山 巖

no journal, , 

SiO$$_{2}$$, Si$$_{3}$$N$$_{4}$$など簡単な二元系化合物について、Siの内殻電子を放射光X線により共鳴励起した時の隣接元素への影響を調べた。SiO$$_{2}$$微粉末とBN粉末を混合してペレット状にした試料では、Si 1s $$rightarrow$$ 3p$$^{*}$$共鳴エネルギーにおいて、O 1s強度は約15%減少したが、マトリックスのBNから出るB 1sおよびN 1s強度に変化は認められなかった。このことから、内殻共鳴励起は、その原子と直接結合した原子に対してのみ、光電子放出に変調を与えることが分かった。この現象を用いると、目的とした原子の周囲にある最近接原子種を特定できることから、既存のX線回折法やX線吸収分光法(EXAFS, XANES)などの構造解析法を補完する手法になると考えられる。

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