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酒井 宏典; 服部 泰佑; 徳永 陽; 神戸 振作; 下田 愛子*; 和氣 剛*; 田畑 吉計*; 中村 裕之*
no journal, ,
SrFeO
及び、La-Co共置換系Sr
La
Fe
Co
O
の粉末試料、フラックス法で育成された単結晶を用いて、ゼロ磁場NMR実験を行った。低周波側50-100MHzと高周波側300-400MHzに
Co核NMR信号を観測した。スペクトル強度は、低周波側の方が強い。従来、La
と電荷補償の結果、Coイオンは2価となっていると考えられており、
Co核NMRが低周波域と高周波域で同時に観測されていることは、(1)共置換試料でCo
の低スピン状態(
)と高スピン状態(
)とが共存、していることを示唆しているように思える。一方で、電荷状態に関して確定的な情報がないことから、(2)2価Co
(高スピン
)と3価Co
(低スピン
)との共存、というシナリオでの解釈も可能となる。現在、妥当な解釈を探るため、各Coイオン状態における超微細磁場の大きさの検討や、他の微視的実験手段における解釈妥当性、第一原理計算によるCoイオン状態安定性などを検討している。