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口頭

Model experiments for gas-phase chemical studies of element 106, seaborgium, using isothermal gas chromatography

名取 日菜; 佐藤 哲也; 浅井 雅人; 伊藤 由太; 内馬場 優太; Gong, G.; 塚田 和明; 宮地 優太; 永目 諭一郎*; 大谷 怜; et al.

no journal, , 

106番元素シーボーギウム(Sg)のモデル実験として、気相化学的手法により、6族元素化合物の揮発性を調べた。本研究では、Sgの同族元素であるモリブデン(Mo)とタングステン(W)の揮発性オキシ塩化物のオフラインおよびオンライン気相研究に等温ガスクロマトグラフ法を用いた。MoとWの揮発性オキシ塩化物の形成を、それらの短寿命同位体を使用して種々の条件下で調べたところ、それぞれの揮発性化合物の等温ガスクロマトグラムが得られた。得られた-$$Delta H_{rm ads}$$は、それぞれMoO$$_2$$Cl$$_2$$とWO$$_2$$Cl$$_2$$の推定値とよく一致した。これらのことから、本実験条件下ではMO$$_2$$Cl$$_2$$ (M=Mo, W)のみが生成され、さらにMoO$$_2$$Cl$$_2$$とWO$$_2$$Cl$$_2$$の吸着エンタルピーの測定に成功したと結論した。

口頭

Development of functional surface for novel alpha particle detector towards superheavy element liquid phase chemistry

佐藤 哲也; Gong, G.*; 本多 真紀; 山口 央*; 宮地 優太; 名取 日菜; 内馬場 優太; 青木 涼太; 大谷 怜; 塚田 和明; et al.

no journal, , 

超重元素の化学的性質を明らかにするため、フロー型液相化学分離装置の開発を進めている。本研究では、本システムの$$alpha$$粒子検出器に適用可能なイオン交換表面の開発をおこなった。機能性表面の形成には、官能基チオールによるAu表面への自己組織化単分子膜(SAM)を採用した。形成されたSAMs表面が硝酸中で長時間の耐久性を有することを確かめるとともに、短寿命Hf同位体を用いてイオン交換能を持つことを確認した。

口頭

Development of HCl-free analytical methods for $$^{79}$$Se in concrete rubble by ICP-MS/MS

Do, V. K.; Banjarnahor, I. M.; 太田 祐貴; 田中 康之; 古瀬 貴広; 田中 康介

no journal, , 

本報告は、コンクリートガレキ試料中の$$^{79}$$Seを対象としたHClフリーの誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS/MS)を用いた分析手法の開発結果を報告する。従来の$$^{79}$$Seの放射能測定は、液体シンチレーションカウンタ(LSC)測定にて行われる。しかしながら、LSC測定は、時間がかかることに加え、試料中に多く共存する放射性核種($$^{90}$$Sr, $$^{137}$$Cs等)からの干渉を受けやすい。この点に関して、ICP-MS/MS測定はその干渉を効果的に除去することができる。本研究では、装置への腐食の高い塩酸を使用せず、コンクリート試料からのSeの回収及び$$^{79}$$Seの同重体である$$^{79}$$Brを除去可能な前処理方法を開発した。前処理によるSeの回収率は約90%であり、ICP-MS/MSによる$$^{79}$$Se測定の最適な条件についても調べた。本手法の方法検出下限値は0.1Bq/gであり、開発した手法は、福島第一原子力発電所で回収されたコンクリートガレキ試料の$$^{79}$$Se分析で求められている検出下限値を満たせることを実証した。

口頭

Development of temperature swing extraction apparatus for uranium waste treatment

甲斐 正雄; 佐藤 隆宣*; 岩本 敏広; 齋藤 まどか*; 中原 将海; 高畠 容子; 渡部 創; 中村 雅弘; 成瀬 惇喜*; 井戸田 直和*; et al.

no journal, , 

燃料加工施設においてウランを含むスラッジ廃棄物が発生している。このスラッジ廃棄物を硝酸に浸出させて溶液中のウランの選択的回収を行う。ウランの選択的回収にはゲル化抽出法を選択した。本研究では、ゲル化抽出技術の実用化のために小型の試験装置を開発し、撹拌性能やゲルを含む溶液の移送、ゲルの分離を実験的に調べた。ウランの模擬物質としてセリウム(IV)を使用してゲル化抽出を行い、ゲル溶液を効率的に撹拌し、回収しやすい撹拌翼を選定した。また、ゲル溶液は自給式のポンプを使用することで移送可能であること、遠心脱水機でゲルと溶液を分離できることを確認した。

口頭

Hydrogen gas generation with gamma-ray irradiation from titanium modified porous silica adsorbent

高畠 容子; 橋本 淳*; 久保 要*; 中村 雅弘; 駒 義和

no journal, , 

富士産業株式会社及び日本原子力研究開発機構で開発した多孔質シリカチタン酸塩吸着材について、吸着材-水系のG値を評価するための$$gamma$$線照射試験を実施した。G値は線量率とともに減少し、吸収線量には依存しなかった。その結果、G値は線量率の影響を受けることが明らかとなった。

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