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小池 雅人; 今園 孝志; 長野 哲也*; 小枝 勝*; 笹井 浩行*; 大上 裕紀*; 米澤 善央*; 倉本 智史*; 寺内 正己*; 高橋 秀之*; et al.
no journal, ,
材料の特性を導く配合電子の状態密度の知識は、軟X線発光スペクトルによって提供される。特に、ホウ素(B-K: 183.3eV)は、鋼材中の微量元素として重要な材料であり、産業界から微量検出が強く求められている。本研究では、新たな2層型回折格子を設計し、理論的評価を行った。従来のAu蒸着された回折格子の表面上に炭素系層によるオーバーコートを行う。基板になる回折格子として1200本/mmの刻線密度、0.3のデューティ比、16nmの溝深さ、及び30nmのAuを蒸着した回折格子を想定した。入射角とスペクトル次数が87.0と1次において、炭素系層でコートした回折格子はAu蒸着の格子と比較して約1.4-2倍も高い回折効率を示した。
今園 孝志; 小池 雅人; 河内 哲哉; 長谷川 登; 小枝 勝*; 長野 哲也*; 笹井 浩行*; 大上 裕紀*; 米澤 善央*; 倉本 智史*; et al.
no journal, ,
汎用電子顕微鏡に搭載される従来の回折格子を用いた波長分散型分光器の分析エネルギー範囲(2002000eV)を拡張し、50
4000eV領域の発光スペクトルを高効率・高分解能計測できる平面結像型回折格子分光器を実用化し、リチウムイオン二次電池や太陽電池材料等の機能性物質におけるナノスケール空間での構造評価とその化学状態分析を実現する分光システムを開発した。本研究では、当該領域を四分割((1)50
200eV、(2)155
350eV、(3)300
2200eV、(4)2000
4000eVし、それぞれの領域に最適化したラミナー型不等間隔溝ホログラフィック回折格子を一つの共通する分光器にシームレスに搭載できるように設計した。特に、(4)2
4keV領域用として、一定入射角でも全エネルギー領域で一様に高い回折効率を示す新型のワイドバンド多層膜回折格子を開発した。
加道 雅孝; 岸本 牧; 保 智己*; 安田 恵子*; 青山 雅人*; 篠原 邦夫*
no journal, ,
高輝度レーザープラズマ軟X線源と密着型軟X線顕微鏡を組み合わせたレーザープラズマ軟X線顕微鏡を開発し、生きている細胞の細胞内小器官の詳細な構造の観察に成功した。レーザープラズマ軟X線源は、非常に高輝度で短パルスという特徴を持つことから、細胞への放射線影響や細胞の運動による解像度の低下を招くことなく生きている細胞の観察を可能とする。また、細胞をX線感光材上に直接培養することにより、培養中の細胞をその場で観察することを可能とした。さらに、軟X線顕微鏡と蛍光顕微鏡を組み合わせたハイブリッド顕微鏡を考案することにより軟X線顕微鏡による細胞内小器官を正確に特定することを実現した。ネズミの精巣ライディッヒ細胞を観察した結果、生きている細胞中の個々のミトコンドリアの撮像に初めて成功し、さらにその詳細な構造の観察に成功した。