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國分 陽子; 松原 章浩; 三宅 正恭*; 西澤 章光*; 大脇 好夫*; 西尾 智博*; 眞田 勝樹*; 花木 達美
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 361, p.48 - 53, 2015/10
被引用回数:15 パーセンタイル:74.67(Instruments & Instrumentation)日本原子力研究開発機構東濃地科学センターでは、1997年に加速器質量分析施設であるJAEA-AMS-TONOを設置し、C及び
Be測定を行っている。現在さらに測定核種を増やすため、
Al-AMSの構築を試みている。本発表では、施設の現状とともに現在取り組んでいる多核種AMSへの試みについて報告する。本施設は、高レベル放射性廃棄物の地層処分に関わる地質環境の長期安定性研究における
C及び
Be年代測定を行うため、
C及び
Be測定を行っている。現在さらに
Al年代測定を可能にすべく、
Al測定のための測定条件の検討及び試験測定を実施している。
松原 章浩; 三宅 正恭*; 西澤 章光*; 國分 陽子
no journal, ,
同重体分別性能のさらなる改善に向け、Be-AMSにおける
Eカウンターを用いてパルストレースに及ぼす同重体(
B)干渉の影響を調べた。
Bの負荷を強めるために
Eカウンターの前段に取り付けられているガスセルのガス圧
を62 Torrから32Torrまで低下させた。
を54Torr未満にすると
Beパルストレースのベースライン揺らぎの幅
が数倍増加する。この増加は、シミュレーションコードSRIMによって得られる
Bのエネルギー損失の
依存性とよく合う。ベースラインの揺らぎは
Bの多重入射による正電荷の蓄積に起因する。正電荷の蓄積は
Eカウンターのフリッシュグリッドの遮蔽不完全性により陽極の電位を下げる作用を持つ。仮に蓄積あるいは損失の系に不安定性が存在すれば、陽極電位はその平衡電位を中心に揺らぎ得る。不安定性をもたらす機構の候補としてイオンと電子の体積再結合が挙げられる。
鈴木 崇史; 乙坂 重嘉
no journal, ,
2011年3月に起きた福島第一原子力発電所事故は現在でも汚染水の漏えい問題が指摘されている。そこで汚染水の影響評価と、海洋環境における事故起因の放射性物質の動態解明を行うために、海水中のI濃度の時系列観測を行った。海水試料は福島第一原子力発電所から南方の茨城沖で2012年7月、2013年2月と8月、2014年2月に表層海水を採取した。塩分の測定結果から、この調査海域の海水は、夏期では親潮起源海水で、冬期では黒潮起源海水で占められていると考えられる。また
I濃度の測定結果は、夏期ではバックグラウンドより約一桁高く、冬期ではバックグランドとほぼ同じレベルであった。この結果から汚染水は夏期に親潮の流れと伴に南方へ移動していたと考えられる。
奥野 充*; 和田 恵治*; 鳥井 真之*; 檀原 徹*; 中村 俊夫*; 國分 陽子; Gualtieri, L.*; Brenn, S.*
no journal, ,
アラスカ、アリューシャン列島のアンドレアノフ諸島に属するアダック島は、完新世の土壌-テフラ層に覆われている。テフラ層序はこの島の年代学的枠組みを構築するうえで有効であり、ブラック(1976)は、顕著な3枚のテフラ堆積物(下位よりMain, Intermediate, Sandwich)があると報告している。本研究では、年代学的枠組みを再検討するため、ヘブン湖の近くで採取した泥炭堆積物コアについてAMSによる放射性炭素年代測定及び岩石組織分析を行った。また、スリーアーム湾周辺で採取した木炭も年代測定した。Main, Intermediate, Sandwich, YBO及びForty Yearテフラの噴火年代は、およそ9.5, 7.2, 4.7, 3.6及び0.4cal ka BPであった。
南 雅代*; 高橋 浩*; 荒巻 能史*; 國分 陽子; 伊藤 茂*; 和田 秀樹*; 中村 俊夫*
no journal, ,
水試料中の溶存無機炭素(DIC)の放射性炭素分析のための前処理手法として、沈殿法やバブリング法,ヘッドスペース抽出法がある。これらの前処理手法にはそれぞれ利点欠点がある。そこで、我々は、水中DICの二酸化炭素抽出の過程で炭素同位体分別や汚染があるかどうか確かめるため、水試料の前処理手法の違いによる放射性炭素濃度の相互比較を実施することとした。4種類(表層海水,地下水,温泉水,重炭酸ナトリウム溶液)の8つの水試料を準備し、6つの日本のAMS施設にて相互比較を実施している。本発表では、その結果について報告する。