Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
菅原 隆徳; 武井 早憲; 岩元 大樹; 大泉 昭人; 西原 健司; 辻本 和文
Progress in Nuclear Energy, 106, p.27 - 33, 2018/07
被引用回数:19 パーセンタイル:85.86(Nuclear Science & Technology)原子力機構では、高レベル放射性廃棄物から分離されるマイナーアクチノイドを核変換するため、加速器駆動未臨界システムの検討を行っている。ADSの研究開発には幾つもの固有の課題があり、本発表では実現性および信頼性が高いADS概念を実現するための2つの活動について紹介する。実現性については、加速器と未臨界炉の境界となるビーム窓の設計が大きな課題の一つである。このビーム窓の設計条件を緩和するため、未臨界度調整機構の導入を検討した。この炉心概念を対象として、粒子輸送, 熱流動, 構造解析の連成解析を行い、より実現性の高いビーム窓概念を提示した。信頼性に関しては、ビームトリップがADS固有かつ深刻な課題となっている。過去の検討では、既存の加速器の運転データをもとに、ADS用加速器のビームトリップ頻度を評価した。このビームトリップ頻度を改善するため、本検討では多重加速器概念を提案し、そのビームトリップ頻度を評価した。その結果、多重加速器概念は、より信頼性の高いADSプラントの運転を実現できることが示された。
佐々 敏信; 斎藤 滋; 大林 寛生; Wan, T.; 菅原 隆徳; 北 智士*; 八巻 賢一*; 吉元 秀光*
no journal, ,
原子力機構は高レベル放射性廃棄物に起因する環境負荷を低減するため、鉛ビスマス合金(LBE)を核破砕ターゲットと炉心冷却材とする加速器駆動システム(ADS)を用いた分離核変換技術を提唱している。ADSを実現するため、原子力機構はJ-PARC計画の中で核変換実験施設(TEF)の建設を計画している。TEFを用いることで、LBE冷却ADSを設計するためのデータを蓄積し、安全にLBEを利用するための技術課題の解決を目指している。250kWのLBE核破砕ターゲットをTEFに設置し、LBE冷却ADSの作動温度域での陽子及び中性子照射データの取得を目指す。TEF-Tのリファレンスとしてターゲットの設計と最適化やさまざまな要素技術開発を進めている。ターゲット模擬と材料腐食試験のための大型LBEループも整備した。250kW LBEターゲット設計の最新の動向を報告する。
二川 正敏
no journal, ,
原子力機構は鉛ビスマス合金(LBE)を核破砕ターゲット及び炉心冷却剤とする加速器駆動システム(ADS)によるマイナーアクチノイド(MA)の核変換を提案している。ADS設計のためのデータを取得するため、J-PARC計画の中でADSターゲット試験施設(TEF-T)及び核変換物理実験施設(TEF-P)から構成する核変換実験施設の建設を計画している。ADSの構造材候補のLBE流動下かつ酸素濃度制御下での照射データ整備のため、TEF-Tには250kWのLBE核破砕ターゲットを設置する。また、MA装荷炉心の核特性を検証するため、MAを装荷可能な臨界/未臨界集合体をTEF-Pに設置する。ADSの実用化を目指したロードマップとともに、TEF建設に向けた最新の研究状況を説明する。
上出 英樹
no journal, ,
高速炉開発の研究開発、設計研究の現状と進捗について、安全を中心に概要を報告する。また、2016年の高速炉開発にかかる閣僚会議、政府方針を受けた今後の開発戦略ロードマップの策定についても紹介する。