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加治 芳行; 近藤 啓悦
no journal, ,
オーステナイト系ステンレス鋼のき裂進展挙動に及ぼす照射速度の影響を調べるため、JMTRにおいて1E-81E-7dpa/sの照射速度範囲で照射したオーステナイト系ステンレス鋼(はじき出し損傷量約1dpa)を用いて高温水中のき裂進展試験を実施し、さらに進展き裂周辺のミクロ組織観察をEBSD法により実施した。き裂進展速度(CGR)に関しては、高照射速度材の方が若干高いCGRを示すものの、進展き裂周辺の平均塑性ひずみ量をgrain orientation spread (GOS)を使って評価するとひずみ量は約1%程度であり、照射速度による違いは見られなかった。さらに、照射量が約2倍である照射材のき裂周辺の塑性ひずみ量の評価等を行い、き裂進展挙動に及ぼす照射速度の影響について議論する。
知見 康弘; 笠原 茂樹; 端 邦樹; 西山 裕孝; 瀬戸 仁史*; 茶谷 一宏*; 橘内 裕寿*; 越石 正人*
no journal, ,
高照射材料に対する照射誘起応力腐食割れ(IASCC)進展挙動において、環境緩和効果及び放射化した材料からの線による水の放射線分解の影響を調べるため、JMTRで約12dpaまで中性子照射した316Lステンレス鋼試験片及びその焼鈍熱処理試験片を用いて、BWR模擬水質環境(約290
C高温水)中でき裂進展試験を実施した。試験水質について、腐食電位(ECP)を脱気及び水素注入で低下させることにより、高照射量, 高応力拡大係数(K値)の条件でも、き裂進展速度は1桁程度低下した。この結果は、材料・応力条件が厳しい場合でも環境緩和効果が見られることを示している。発表では、低K値条件や焼鈍熱処理材について破面補正前の暫定的なき裂進展速度データも示し、き裂進展速度への水の放射線分解の影響について議論する。